第454回人生カフェ・年間テーマ「感情」・1月のテーマ「喜び」・オンライン
・2025年1月23日(木)午前10時~12時30分
・参加16名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
・参加費:無料
2025年はいろいろな感情をテーマとして取り上げます。
喜び、悲しさ、怒りなどの基本的な感情もテーマにします。また、後悔、退屈、恥ずかしいなどの一見ネガティブに見られている感情も考えてみたいです。さらに、しみじみ、懐かしい、慈しむなどの微妙な感情も面白そうです。
感情は自らの体験やエピソードから話せるので、話しやすい面がありますが、その本質を見究めるとなると案外に難しいものです。それだけに挑戦しがいもあります。
過去に自らの心に生じた感情を改めて見直したり、再び味わい尽くしてみませんか?年を取ってきて干からびた感情を掘り起こし、豊かな感情を呼び起こすことができるかもしれませんよ。
一方で、感情はそれに流されたり、溺れたりして、思わぬ失敗をすることもあります。
このあたりまで考えると、感情とはとても人間らしい代物であることが分かります。感情を探究することによって、人間のことを少しは見えてくるかもしれませんね。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
1月のテーマ:喜び
感情を表す四文字熟語「喜怒哀楽」の最初にくる「喜び」をテーマにします。
トップバッターとして、年の始めの1月ということからしてもふさわしいテーマのように思います。明るく楽しいテーマです。
ポジティブの感情の代表格であり、あまりツッコミどころも無いようにも思われます。それだからこそ逆に、哲学対話的に様々な問いを出しまくってみましょう。
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたの最近の喜びの体験・エピソードを一つお話しください。
(例)今年の人生カフェが新しい年間テーマ「感情」でスタートできたこと
話をしたい人のみ、1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*年末年始に嬉しいことがあった。
*私の最近の喜びは、地域の子どもたちの自由遊び場作りの活動で楽しいつながりができたことです。
*日照時間が長くなっていくのが感じられて嬉しい。
*趣味ができた。
*相手と深く共感できた時
*無事にここに参加できたこと。
*鹿島神宮・香取神宮 精神的存在の自覚、感謝と意宣り、自然、ウオーキング
*本日この人生カフェエに参加できたことです。
*Xmasイブのボランテア活動で、サンタクロースの仮装で出演、ひき語りで大拍手を戴いた。大感激のひとときでした。
*日常の喜びが当たり前の項目に入っていて改めて思うことが難しいが、最近人生カフェに参加できることが喜びです。
*56年前頃、学生の友達から年賀はがきがきて、直接オンラインで彼の活躍の一端を聞くことができました。お互い元気にやっていることを確認できました。
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)とても楽しいけれど喜びに繋がらないことがあるのはなぜか?
(例)喜びばっかりが続いていたら幸せになれるのか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*本当の喜びは、一生のうちに数少ないのは何故だろうか?(むしろ苦しみのが多い人生かもしれない。)
*いのちのよろこびとは何だろう?
*嬉しいは自分の感情だが 喜びの言葉は自分以外 主体以外に主として使うのは何故か?
*喜びは瞬間的な感情?嬉しいと一緒?楽しいとは少しちがうかな?
*一喜一憂の喜びは果たして喜びなのか?
*どう行動をすれば喜びを得られるか?
*自分の喜びと他人の喜び、どちらを優先した方が幸せになれるのか?私は失敗した実体験から、後者だと思っているが、他人の喜びを優先させること=敗北感と捉えてしまう自分の感情が悲しいし、悔しいし、直したい
*喜びの質、の違いについて考えてみたい。
*今の生活に満足していて、不満が浮かばない、これでいいのか?
*喜び以上に大切なものはないのか?
*与える喜びの方が幸せになれるのか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「与える喜びの方が幸せになれるのか?」
に決まりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●「与える」には、押し付け、お節介、偽善的な意味合いも含まれるかも。
●「与える」をニュートラル的に捉えてもいいのではないか?「受ける」の反対語としての「与える」ぐらいのニュアンスである。能動的と受動的、giveとtakeくらいの感覚である。
●与えることができるのは余裕がある時か?
●人は他者・世界へ与えた分が自分に戻ってきて受け取る。人は与え合っている。
●与える、与えられる、どちらの場合においても喜びが感じられる。
●感謝の気持ちが喜びに通ずる。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*カナダでの「与える」
*与えられたことをいつまでも感謝できる人と、与えたことを忘れる人は幸せそうに見える。
*母親への思いについて、小さな親切大きなお世話、という言葉を改めておもいだしました。
*喜びは感情の主導役!? 喜びを求めて行動している!?
映画「インサイド ヘッド」1と2
*他人に働きかけることに喜びを感じるタイプとそうでないタイプがある、一律に取り扱うと混乱が出る。
*「喜びの質の中に満足がある」、「周波数は伝わる」という言葉が刺さりました。
*不要なものを捨て去ると人間の本質は喜びそのものではないだろうか?
*調和をしている自分の感性を育てたいと思いました。
*本日の感想です。話が進むにつれ、最初の疑問からさらに、「与えるとはどういうことか?」とか、「自分の喜びのために与えるのか?」とか、「与えることが悪い方向でおせっかいにならないか?」とか、いろんな疑問が出て、興味深かったです。
*与えあう……が響きました
*しんせんでした。
*みんななぜ こんな事を考えるのだろう 考えざるを得ないのか 堂々巡りしているように見える もっと単純に どう行動すれば喜びが得られるか 考えた方が 喜びについて理解が深まる気がする 私にとっては難しい回だった
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
第453回人生カフェ・年間テーマ「感情」・1月のテーマ「喜び」リアル・オフライン
・2025年1月16日(木)13時30分~16時00分
・リアル・オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加8名(進行役:本間正己)
・参加費:500円
2025年はいろいろな感情をテーマとして取り上げます。
喜び、悲しさ、怒りなどの基本的な感情もテーマにします。また、後悔、退屈、恥ずかしいなどの一見ネガティブに見られている感情も考えてみたいです。さらに、しみじみ、懐かしい、慈しむなどの微妙な感情も面白そうです。
感情は自らの体験やエピソードから話せるので、話しやすい面がありますが、その本質を見究めるとなると案外に難しいものです。それだけに挑戦しがいもあります。
過去に自らの心に生じた感情を改めて見直したり、再び味わい尽くしてみませんか?年を取ってきて干からびた感情を掘り起こし、豊かな感情を呼び起こすことができるかもしれませんよ。
一方で、感情はそれに流されたり、溺れたりして、思わぬ失敗をすることもあります。
このあたりまで考えると、感情とはとても人間らしい代物であることが分かります。感情を探究することによって、人間のことを少しは見えてくるかもしれませんね。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
1月のテーマ:喜び
感情を表す四文字熟語「喜怒哀楽」の最初にくる「喜び」をテーマにします。
トップバッターとして、年の始めの1月ということからしてもふさわしいテーマのように思います。明るく楽しいテーマです。
ポジティブの感情の代表格であり、あまりツッコミどころも無いようにも思われます。それだからこそ逆に、哲学対話的に様々な問いを出しまくってみましょう。
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
○今日呼ばれたい名前、今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたの最近の喜びの体験・エピソードを一つお話しください。
(例)ジャパニーズ・ラーメン「五感」(予約制)
話したい人のみ、1分くらいで話していただきます。
*祖父と甲府旅行
*ネット配信で(世界の)映画やドラマが観られる(出会える)こと。
*近所に、鰻の成瀬。富士山が見える場所があった。
*株式が上がって利益が出た。お正月を家族そろって過ごせた。CDプレーヤーのリモコンが壊れたと思ったが、設定変更で使えた。沖縄旅行を計画していたが、キャンセルしなくて済んだ。
*人生 哲学 カフェ NOT ALONE
*ハワイアンピザ 新しい有線のイヤホン
*食べることに価値が上がった。
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)とても楽しいけれど喜びに繋がらないことがあるのはなぜか?
(例)喜びばっかりが続いていたら幸せになれるのか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*喜びと楽しいの違いは何?
*喜び、楽しさ、嬉しさ 違いは?
*「喜び(喜ぶ)」は楽しい気持ちや嬉しい気持ちと違うのか?
*喜びは、そもそも人生に必要でしょうか?
*人間は「喜び」を追求して生きる事をして良いのでしょうか?(高コレステロールの人がたくさん卵を食べるのは、健康によくない。)
*喜びを感じにくくなった人生の処方箋とは?
〇問い決め
参加者から出された問いから、今回は話し合いにより以下のように決まりました。
対話の入り口では、「喜び、楽しさ、嬉しさ 違いは?」の問いについて考えていく。
その後の対話の展開の中で、「喜びは、そもそも人生に必要でしょうか?」「人間は「喜び」を追求して生きる事をして良いのでしょうか?」「喜びを感じにくくなった人生の処方箋とは?」の問いについても考えていくことができればいい。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(一部のみ記録)
●楽しさは一時的、短期的なイメージ、喜びは長期的、継続的なイメージがある。
●楽しさは水平的、広がりのイメージがあり、喜びは垂直的なイメージがある。
●喜びは上昇、高みへのイメージがある。また、深みのイメージもある。
●静的な喜び(静かに深く味わう)と動的な喜び(ダイナミックに溢れ出る)がある。
●苦しみの経験がなければ、楽しさや喜びを深くは味わえないのではないか。
●人との関係の中に喜びを見い出すとはどういうことか? それは愛ということか?
●感謝の気持ちが喜びに繋がっている。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*自分で、自分の処方箋を考える! 欲望⇒目標⇒苦労(こつこつ)⇒達成⇒喜び
*感謝の気持ち⇒長期的な喜び
*喜びの処方箋:新しい経験・新しいこと始める。人との出会い。知ること、考えること。小さな失敗、病気。
*安心、安全な場は基本的な処方箋
*過度な情報にとらわれず、自分の気持ちに正直に生きて行こう。オフライン特有の伝わるものがあるので、大事にしていきたい。
*楽しかったです。ありがとうございました。今回も喜びを感じることができました。感謝。
*喜びは幸せにつながっている。喜びに気付く自分でいる事。素直に話せて、楽しく、喜ばしかったです。
*小さな喜びを大切にしたい。あらためて喜びとは何か?
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
《今回の感想》
「楽しさは水平的、広がりのイメージがあり、喜びは垂直的、上昇・高みへのイメージがある。」と話した年配男性参加者が、それを立ち上がって自らの身体全体を使って、動作・ジェスチャーで表現した。腰が痛いにも係わらず、オーバーアクション気味に。
これが他の参加者に感動的なくらいよく伝わった。普段は言葉のみを使って行われる哲学対話において、しかも通常ではあまり身体表現が見られない年配男性からという予想外のことだからこそとも言える。
今回のこのことから、リアル・オフラインの面白さを強く感じた。だって、zoom画面からはあの身体の表現は伝わらなかっただろうから。zoom画面からはみ出るほどのアクションだったから。
【第450回記録】問い「なぜ哲学カフェに参加するのだろう?」
2024年12月30日(月)20:00〜22:00
・参加12名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
〇問い「なぜ哲学カフェに参加するのだろう?」
人生カフェはじめ、哲学カフェ参加が好きな方。
今回、初めてご参加の方。
何を求めてどんな事を期待して参加されていますか?
主催者・オン(オフ)ライン・お店・会議室・テーマ・参加人数……
開催形態は色々でも、ルールは似ている所が多いように感じます。
リピートされている方は、どういう点がリピートに繋がっているのでしょうか。
対話中、話し手になった時や聞き手の時。
皆さんの頭の中は、どんな流れで動きどんな風に着地しているのでしょうか。
参加した全員が「良い会だった!」と言える、共通した要素はあるのでしょうか。
1年の締めくくり。
哲学カフェ・哲学対話について、哲学してみませんか?
<内 容>
★チェックイン
・今まで参加して面白かったテーマ(他の会でもOK)や取り上げて欲しいテーマを1つ、呼ばれたい名前と共に発表してもらった。
〇「命を輝かせる」というのはどういうことか?
〇建設的な言論とは?
〇愛情と愛の違いは何か。
〇嫌いなやつは不幸になるか?
〇主婦は無職か?
〇人生、幸福、死
〇死とは?
〇「ひとり」でいることはどうなのか?
〇差別について
〇やさしさとは何か?(本質的なものは何か?)、(ある中学生から)「僕たちは自由か?」、なぜ人はドリンクを飲むとき、表示のところを眺めるのか?‥‥
〇最近の面白テーマ「天国はどんな場所か?」
みなさんが哲学対話に参加される続ける理由:哲学対話の魅力?に興味深々です
〇人生とは何かについて考えさせられました。
★ルール共有
★対話(内容公表せずということで進行)
★放課後タイム
約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
第449回人生カフェ・年間テーマ「人生」・12月の問い「人生とは?」オンライン
・2024年12月26日(木)10:00~12:30
・参加16名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
今年の1年間は随時「人生」について考えてきました。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定してきました。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
12月の問い:人生とは?
今年はこの1年間、「人生」について様々な角度から考えてきました。
今回はいよいよ最終回となります。
改めて、人生とは何ぞや?と問うてみます。
人生の本質を探究してみましょう。
どこまでその本質に迫れるか分かりませんが、とにかく皆さんとご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたは今の時点で、人生を一言で言うとどのように一文で表現しますか?
(例)人生とはひとつの物語(ストーリー)である。
(例)人生とは愛と幸福の体験である。
話したい人のみ、背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*プラス、マイナスでバランスが取れているのが人生である。
*人生とは… 楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには虹も出る
*人生とは大変なものである。
*人生とは「わたし」を知っていく道
*人生とは苦しみである。
*人生とは探究である
*成長・発展・進化・拡大の実現を体感する永遠の旅
*私の生き方は前半は問題から逃げる 後半は問題に真正面から真向かった人生だったな
*人生とは実体のない虚である。常に移り変わる。
*人生は『ゲーム』である。
*人生は様々な経験の積み重ねであり、成功や失敗、喜びや悲しみを通じて成長していくこと
*わたしの人生は感情とは何か?を探究すること。
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)人生の目的は幸福か?
(例)苦しみが多い人生に意味はあるのか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*豊かな人生とはどういうものか?
*人生の最後に「いい人生だった」と感じるには、どう生きればよいか?
*人生の意味とは何か? (意味があるとすればそれはどのようなものか?)
*人生に意味はあるのか?
*人生の幸せとは何か?
*それぞれの今まではおおむね良かったか?うまく生きてこなかったか?それはなぜか?
*人生でなし終えたいことはなんですか?
*なぜ(多くの)人は死ぬ間際に「よい人生だった」というのか?
*人生が苦しみであることを前提としたら、どう人間の生を肯定できるだろう?
*人生は、自己理解や幸福感を高めるためにあるのか?
*今の人生を卒業したら次はどういう人生にしようかな?
〇問い決め
参加者から出された問いから、投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「人生の意味とは何か? (意味があるとすればそれはどのようなものか?)」
になりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●なぜ私は人生の意味を問いたくなるのか? 辛い・苦しい時、変化を望んでいる時、空しい時、生きている意味を感じられなくなった時……
●人生の意味を誰かが与えてくれるわけではない、神が与えてくれるわけでもない……個人主義の現代は、個人・私自身・主観が意味付けする比重が高い。
●私自身が人生の意味を納得するために探求し続ける。結局、人生とは自分は何者かを探る旅である。
●存在、存在することが無条件の意味である。?
●意味付けとは解釈をするということである。
●意味付けを止めると生きやすいかも? でも、日々、意味付け(解釈)をせざるを得ないのも人間である。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*ちょっとした勇気と覚悟があれば今この瞬間に変化を受け入れ変化を楽しむことができる。
*とても深く考えられた時間でした。人生の意味は、「どう生きるか」の探求かなと今は思います。苦しい時に感謝はなかなか難しいですが(笑) 最悪、最期の瞬間には受け入れ感謝して「いい人生だったと」終えたいと思います。
*「無意味」という言葉が印象的でした。無意味ということばが持つネガティヴさは、人が対象に必ず意味づけしたい気持ちを表しているなぁ、と。人生への意味づけにこだわらなくなった時、手放せた時、もしかしたら幸福感を得るのかも…
*出来たら人生の意味を考えないでいい、良い状況で生きていたいのですが、もし考える時が来たら、今日の自分の発言を思い出したいです。
*難しかったけどおもしろかった。もやもや感いっぱいだけどこれもありだなと思ってます。
*「受け入れること」は人生の意味の動機付けにおいて必要なことのように思いました。人生の意味を問うことは「自分は何者か」と問うことであるようにも感じました。
*主観、一人称、私……からの意味付け。 ごまかしでない、自己一致している自分。
*「いい人生だった」と言いたい欲を見直したい。
*その問いを考えた動機
意味を考える人はなぜそのように考えるのか?
動機がなく考えない人もいる
自分の動機は30代半ばまで苦しかったため、生きる意味を見出したいから。
40過ぎて大学院に入った頃は苦しみを克服していたが言語化し、形にしたいという動機。
これからはそれで苦痛を感じている人に還元したい。探究そのものも楽しい。
*人生の意味がないと思うことに意味づけをしている!
*楽しかったです。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
第448回人生カフェ・年間テーマ「人生」・12月の問い「人生とは?」リアル・オフライン
・2024年 12月19日(木)13時30分~16時00分
・リアル・オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加12名(進行役:本間正己・たからん)
・参加費:500円
今年の1年間は随時「人生」について考えてきました。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定してきました。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
12月の問い:人生とは?
今年はこの1年間、「人生」について様々な角度から考えてきました。
今回はいよいよ最終回となります。
改めて、人生とは何ぞや?と問うてみます。
人生の本質を探究してみましょう。
どこまでその本質に迫れるか分かりませんが、とにかく皆さんとご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
○呼ばれたい名前、今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたは今の時点で、人生を一言で言うとどのように一文で表現しますか?
(例)人生とはひとつの物語(ストーリー)である。
(例)人生とは愛と幸福の体験である。
話したい人のみ、背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*幸せあつめの積み重ねである。
*人生とは後悔しないこと
*人生とは人と出会うこと。
*ストーリーの脚本家であり、主人公である
*人生とは「幸せ」を考えること
*人生とは生まれて死ぬまでの時間の経過である
*人生とは、他人+自分+他の生物(生死)の関係性の結果
*人生とは…遊園地である
*(理由のない)能動的な活動
*人生とは旅でもある
*苦笑い?
*私の人生は一匹狼の人生であった(人懐っこく、寂しがり屋の一匹狼)
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)人生の目的は幸福か?
(例)苦しみが多い人生に意味はあるのか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*「良い人生」って、どんな人生なのだろう?
*理解しあえる人がいるのが最高の人生か?
*人生に愛は必要か?
*人生に成長はあるのか?
*(肉体的:生-老―死は絶対的プログラム) 精神面において、プログラムはあるのか? 生―若―老―死 あるなら後世に伝えられる
*人生の意味を問う必要があるか?
*人生とはすべてをおもしろがることか?
*人生は賭け?
*たまたまもらったこの命(人生) 笑って楽しく生きようじゃありませんか? 生まれただけで丸儲け? 生きてるだけで丸儲け?
*人生は自分の中身を空にして、他(素材)を受け入れて、料理することかな? そしてうまく食べる
〇問い決め
参加者から出された問いから、話し合い・投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は、「理解しあえる人がいるのが最高の人生か?」の問いが選ばれた。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●相手を理解しようという態度・姿勢こそが大切である。
●だからといって相手のすべてを理解することは不可能である。
●相手を受け入れることや相手の望むように応答・行動することもかなり難しい。
●まずは相手の話を受け止めることから対話が始まっていく。
●理解することと理解されること、相互理解が進むといい。
●理解と愛はどのような関係にあるか?
●A I はどうか?
●A I の理解能力は高まっていくと考えられるが、愛はどうか?
●最高の人生とは何か?
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*人生に対する切り口、アプローチ、光の当て方はいろいろあるなぁ!面白いなぁ!
*理解し合うと愛の違いがわからずモヤモヤする。
*真剣に話しを聞いてもらいたい人が一人でもいれば、その人の人生は幸せだと思う。
*人生に愛は必要かもと思った。意識の世界をあまり考えていなかった。
*(新たな問い)理解しようとするだけでいいのか?
*『苦笑い』
*人間と関わることを望めているだろうか?
「受け入れ」「受け止め」の区別
*「わかりあえないことから」スタートしていきたい。そもそも人は100%理解し合えるのか?
*精神的なプログラムはあるのか? 少し皆さんの考えを具体的にお聞きしたかったです。AIに財産を残す。
*(愛がない)表面的な理解で、どれほど人は幸せに生きられるか?(AIなど)
*理解し合おうという意思の示し方・伝え方
*若い人やいろんな人生経験の人の意見を聞けて勉強になった。考えさせられた。自分の問いがいかに哲学カフェとしては乱暴な問いだったかを正直、認識した。人生とはすべておもしろがることか? 苦笑 の問いがわからなかった。愛はまだわからない。楽しい時間でした。Thank you !
〇終了後に放課後タイムも行った。(30分)
【第447回記録】テーマ「寅さん・ハマちゃんの魅力を語ろう会」
2024年12月19日(木)10:00〜12:00
・参加6名(進行役:たからん・本間正己)
・会場:新宿消費生活センター分館
<PR案内文>
【対面リアル】テーマ「寅さん・ハマちゃんの魅力を語ろう会」
「男はつらいよ」初上映から55年。
「寅さんの魅力について対話したいなぁ」と考えていました。
そんな思いもあり、山田洋次監督の生家(大阪府豊中市)を見に行ったのが10月半ば。
映画「小さいおうち」のイメージモデルになった赤い屋根を眺めながら、色々な山田作品について思いを巡らせておりました。
その数日後「釣りバカ日誌」でハマちゃんを演じた、西田敏行さんの訃報……
そんな経緯もあり「寅さん・ハマちゃん」について、是非、皆さんと語り合ってみたいと思います。
今回のイベントは、映画鑑賞会でも特定の作品について語るわけでもありません。
皆さんそれぞれが思う、「寅さん・ハマちゃん」を教えてください。
身近にいたらちょっと困ってしまいそう?
でもやっぱり愛さずにはいられない……そんな2人の魅力について色々語り合ってみませんか。
<内 容>
★チェックイン
・「寅さん」・「ハマちゃん」の印象や思い出、または参加動機を呼ばれたいお名前と共に発表してもらった。
★ルールの共有
★問い出し
テーマに沿ったみんなで考えたい問いを出してもらった。
今回は、入り口の問いを決めず全ての問いを参考にしながら対話に入った。
〇(小ネタ)タコ社長と谷啓(課長)の存在の意味合いは?
〇(中ネタ)2人は映画で観ていると面白いが、自分の身近にいたらイヤだと思うのはなぜか?
〇(中ネタ)2人の違うところは何か?2人の共通しているところは何か?
〇(中ネタ)我々は2人に何を求めていたのか?そして2人は我々に何をもたらしてくれたのか?
〇(大ネタ)喜劇とは何か?
〇(寅さんがみちこさんと出会っていたら)寅さんは、みちこさんに恋をしただろうか?
〇寅さん(映画)の人気は、どこにあるのか?
〇寅さんは自分とどのような関係だったら良いか?
〇寅さんは現代に受け入れられるか?
〇ハマちゃんは、出世欲は無いがクビを恐れなかったのはなぜか?
〇「男はつらいよ」(50本)、釣りバカ日誌(22本)は、何故、多くの人々を魅了したのか?
★対話
(一部のみ記録)
〇ハマちゃんとスーさんや谷啓演じる課長のような関係性は、普通は在り得ないだろう。
〇寅さん・ハマちゃんを比べると。ハマちゃんは企業に勤め、結婚して子どもも生まれる。寅さんはそうではない。その違いは大きい。
〇寅さんは喧嘩っ早い。今はそんな作品はつくれない時代だと思う。
〇バイオレンスものに比べるとじゃれ合い的なものだが、今はそういうじゃれ合いのようなコミュニケーションがないから受け入れられないのではないか。
〇寅さんの作品に流れるのは、人情。今はご近所つき合いなども希薄で、人情ものの良さがわかる人は少なくなっているかも知れない。
〇寅さんは、上手い口上で何でも売る自信もあるだろうが仕事としては不安定。年金など老後が心配。そういう意味では大企業のハマちゃんは年金生活になっても安泰だろう。
〇2人の共通点、車の運転免許を持っていない。テキ屋や釣り好きなら運転できる方が便利なのにどうして?
〇ハマちゃんのプロポーズの言葉が良かった。
「僕はあなたを幸せにする自信なんかありません。でも僕が幸せになる自信はあります」。
〇違いとして、釣りバカは、熱烈「合体」シーンがあるが、寅さんは純愛。
〇釣りバカは「団らん」を、寅さんは人情や純愛を描いている。団らんを描く作品には性的描写がない。漫画だとサザエさんも同じで長寿番組の要素である。
〇寅さんのように自由に生きられないから、観ていてスカッとした。
〇寅さんが自分の感情を自由に出しているところが良かった。
〇がんじがらめの社会構造の中で生きている男性たちが、お盆やお正月に映画館で寅さんを見て、自由さや人情や失恋にホロっときていた。
〇寅さんは学歴コンプレックスがある。櫻には、大学出の学のある男と結婚して欲しかった。
〇寅さん、ハマちゃんのロケ地が賑わって経済効果も大きかったと思う。
〇山田洋二監督は、日本の良い所の四季を映像として後世に残してくれた。
〇「男はつらいよ」がこれだけ長く続いたのは、寅さんだけではなく、櫻をはじめ家族やタコ社長、御前様などキャストも良かったからではないか。
〇寅さんの魅力を3つあげるとしたら「やさしさ・せつなさ・心強さ」。妹の幸せを願い、櫻も「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と思い遣る。腹違いではあっても血を分けた兄妹愛がいい。
〇インテリに憧れながらインテリを小ばかにしているシーンもあった。そのアンビバレンスな感じが寅さんらしい。
〇「男はつらいよ」は、江戸っ子の粋な台詞や下町人情溢れる掛け合いが沢山あった。
★振り返り
(新たな気づき・新たな問い・感想など)
*・男はつらいよ ・自分は櫻の視点で作品を見ていた事に気づいた
*・せつなさ ・もののあわれ
*やっぱり哲学対話ってチョット知的な(?)エンターテインメントだよな!
*江戸っ子気質はいいもんだ
*・なつかしい ・ふるさと ・つながり
*寅さん、ハマちゃんの魅力を改めて感じました。男はつらいよ。女もつらいよ。
★放課後タイム
約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【第446回記録】・問い「心があたたかいってどういうこと?」
2024年12月8日(日) 13:00〜15:30
・参加9名(進行役:たからん)
・人生カフェin大阪 豊中市庄内コラボセンター
<PRリード文>
〇【対面開催】・問い「心があたたかいってどういうこと?」@とよなか哲学カフェ
先日、Podcastの番組を聴いていて
「優しい心はあたたかい」という言葉が耳に残りました。
都内のとある神社の前にこの言葉が書いてあったとのことです。
改めて……
「心や言葉の温度は測る事が出来ないのに、どうして冷たいとかあたたかいって感じるのだろう」と不思議に思いました。
心、言葉、眼差し……
あたたかいと感じるのはどんな時でしょうか。
投げ掛けるひとの在り方?受け取り側の寛容さや相手への好意?
心があたたかいってどういう事なのでしょうか。
「優しい心」と聞くと確かにあたたかい感じがします。
ただ、冷たい態度の裏にあたたかさが隠れている場合もあるような……
この場合のあたたかいは「温かい」が一般的ですが、ひょっとして「暖かい」場合もあるのでしょうか。
冬の始まりのこの時期。
「あたたか」な会場で一緒に考えてみませんか?
<内 容>
★チェックイン&導入のプログラム
・お名前と共に「心があたたかくなった」と感じた時のエピソードや参加動機を発表してもらった。
〇父の好物だった、母の手料理を味わった時
〇能登に初めて行ったデートでレスキューに助けられた。
〇息子がハイキングの思い出を絵にしてくれた。
〇・午後4時頃、自分の部屋で1人じっとして過去の思い出に浸りながら読書をしていた時 ・妻の作った正月の煮しめをビールと一緒に食べる時
〇阪神淡路大震災でのある少年(多分小3か小4)の行動(→利他的行動)
〇・寒くてきつい現場であたたかいコーヒーを飲んでホッとした。 ・観葉植物の新葉や新芽が出てきて命を感じた。
〇寒い時節に適するテーマだと思った。
★ルールの共有
★対話(一部のみ記録)
〇温度を表現する言葉、熱い✕冷たい……どちらも「心」に使う。
暖かいは心に使うが、涼しいは使わないのは面白いと思った。
暑苦しいは使う。その人が醸し出している空気に対して使うのではないか。
〇ラジオなどで、「心あたたまる話」とよく耳にするが、何を基準に言っているのかなぁと思う事がある。
〇傾聴や受け答えにあたたかさを感じる事がある。
〇理想の家庭という時、よく「明るい家庭」「あたたかい家庭」と言われる。
〇「あたたかい」は、安心感という事だろうか。
〇心があたたまる…と聞いて、昔、流行った「一杯のかけそば」を思い出した。
〇例えば、子ども食堂などを「心あたたまる助け合い的なもの」として良いのか疑問がある。もっと社会的な問題として、政治で解決しなければいけない事が美談として見過ごされている気がする。
〇人情深さ、傾聴、寛容さは、あたたかさと結びつく気がする。
〇自分の場合、仕事として如何にも「傾聴しよう」と頑張っている人に聴いてもらうのは気持ちが冷める。
〇2人の関係で感じるあたたかさと、3人以上のものは違う気がする。第三者的な時は「こういう行いはあたたかい」と、社会規範として教え込まれてきたもののように思う。
〇あたたかさを感じる基本は二人称だと思う。三人称のあたたかさを感じるには、過去に自分が二人称で経験したものがあるからこそ、伝聞などからあたたかさを想像できるのではないか。
〇二人称でも思い入れが強すぎると、あたたかさを超えてあつさになる。
〇あたたかさではなく、暑苦しさやウザさになる線引きはどこだろう。
〇関係性の中に規範・ルール・価値が出てきた時ではないか。規範などを持ち出して「こうあるべき」……となるとあたたかさではなくなる。
〇前半で出てきた、少年の行動は利他ではなく、「無私」という事ではないかと感じた。
〇能登で車を助けてくれた人達は「利他」だと思う。
〇親が子への愛情は、利他?自己愛?
〇親からの愛情を子どもが「親の自己愛」と感じたら、親を冷ややかに見るのではないか。
〇あたたかさは1つ間違うとあつさウザさになってしまう。その前に距離を取るのも1つの手段。
〇あたたかい話を聞いて大事に持ち帰っても、生活の中でサッとさめる時がある。
〇1人称で、自分であたたまるとか持続させるのは結構難しいから、心があたたかくなる話や場面が嬉しいと思う。
〇職場にあたたかさは必要だろうか。
〇いくら自分の為を思っているとわかっていても、上司からのアドバイスが自分に合わない場合はウザさしか感じず距離をとった。職場では的確な指示のみの方が良い場合もあるのではないか。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*「〇〇すべき」が入ると、あたたかい思いも、受け取り手には「ウザさ」になる。
*“温かさ”を構成するイメージは何だろうか?byよしだたくろう
*人を温かい気持ちにさせる。人の心を凍らせる…ことは意図的に出来る。
(目を見る、視線を外す、存在を無視する、存在を全肯定する)
けれど、自分の心があたたかくなることは意図的には出来ない。
*やっぱり自分は組織の一員に向いていない。良い関係はムズ過ぎる。(上司になれない)
*①一人称・二人称・三人称の暖かさを区別すること ②実は二人称が出発点で重要である ③私は「二人称」が苦手であるが、これからの人生、苦手に少しずつ取り組みたい。
*暖かさを煩わしさと受け止める場合もあろう。温かさの要/不要は仕事・職場に拠ろう。
*他の人の話をじっくりきけてよかった。良い体験となった。(個人の今日のテーマ)
*・生きていることから発する“問い”そのものに答え続けること。それが哲学と思っています。 ・皆さんの話を聞いて、大変貴重な時間を過ごす事が出来ました。ありがとうございます。
★放課後タイム
約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【第445回記録】女性編・テーマ「宝」
2024年12月5日(木) 10:00〜12:30
・参加8名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
○【女性編】・テーマ「宝」・オンライン
宝もの、宝くじ、宝石、家宝、秘宝……
「宝」という文字がつく言葉は沢山あります。
つい最近、数日の間に複数の国宝を見てきました。
東京で飛鳥時代の仏像、京都で平安時代の古文書。
千年以上前の国の宝。目にする事が出来たことに感謝し存在に感動しました。
国宝はもちろん貴重なものですが、人それぞれ大切なもの、宝物があると思います。
推しのサインや家族の思い出、誰かに貰った言葉、好きな人からのプレゼントなど
皆さんにとってのお宝は何ですか?
そしてそれは何故、「宝」だと思うほどに大切なのでしょうか。
形のあるもの、ないもの、年齢や立場と共に移り変わったかも知れません。
改めてご自身にとっての「宝さがし」をしてみませんか?
<内 容>
★導入
〇「宝」と思うものを1~3つチャットに書いてもらい、呼ばれたい名前と共に発表して貰った。
例)…
・イチロー ・好きな人に描いてもらった似顔絵 ・人との繋がり
○・平和 ・きれいな水や空気
〇・健康 ・公園
〇・イブプロフェン ・インターネット ・人権
〇・記憶 ・音楽 ・生命
〇言われて選ぶのが難しいので進行していくうちに整理できたらいいなと思っています
〇・祖父の形見の時計 ・健康さとそういようとする心
〇・今までの経験、出会った方々 ・海外で買ったピアス。ガラス細工のおきもの。 ・コラージュブックやドリームマップ
★問い出し&問い決め
テーマに沿った皆で考えたい「問い」を出してもらい、投票により対話の「入口の問い」を選んだ。
例)…
・宝物は幸福をもたらしてくれるのか?
・自分にとっての「宝」を「宝」とする所以はなんだろうか?
・子どもの頃と今とでは、「宝物」に対する意味付けは変わっただろうか?
〇「たからもの」と「大切なもの」は一致するのか?
〇もし、自分にとっての宝物がなくなってしまったら、どうなるのか?
〇宝ってなんなの?
〇人が「宝」をもつことの意味、あるいは効果とは?
〇宝になる決め手は?
<入口の問い>
◎もし、自分にとっての宝物がなくなってしまったら、どうなるのか?
◎人が「宝」をもつことの意味、あるいは効果とは?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇経験とか出会った人は宝。自分を形成しているものであり、失うと自分がなくなってしまう気がする。「形のある宝」は、人生に彩りをあたえてくれる。記憶や人を大事だと思っている自分なのに、「写真」を宝だと思わない事を不思議だと感じている。
〇宝物がなくなったら、自分に穴が空いてしまうような喪失感を抱えながら生きていくと思う。半分ふさぐものを見つけたり違うものを見つけたりする事はあっても、完全に同じ形のものはないだろう。
〇なくなったら宝ではなくなり、他のものが「宝」という位置づけになるのではないか。その場合、喪失感は薄らぐのかなくなるのか。
〇1つ手放すと他のものが入ってくると思う。ただ、だからといって「失って良かった」という考えは自分は好きではない。喪失感、なくなったものに対しての寂しさを持ち続けると思う。
〇なくなった時点で「宝」と感じていたら喪失感があり、それを埋めようと行動すると思う。「失う」という事にも意味があるのかも知れない。
〇病気をして、ある臓器を半分以上失った。健康を「宝」としていた人がいたが、体の大事な部分を失ったら、宝を失くしたと事になるのだろうか。
〇有形のもの・無形のもの……と話が分かれているが、「有形のもの」は、その裏側にある体験や思い出を呼び起こすアイテムとして存在していて、分けられないのではないか。
〇記憶や体験に基づかない「有形の宝」もあると思う。例えば、とても好きな「絵画」を所有している場合。好きっていうのは理屈ではない。ただ、「好き」という宝もあると思う。
〇平和や健康が宝というのは、比較的近代の感覚なのではないか。元々は高価なもの、物質的なものを「宝」と呼んでいたと思う。
〇健康は生きる為の前提条件と考えている。維持することは難しいと思うが、宝という感覚はない。宝を失ったら、自分はまた探しにいくだろうと思う。宝は「人生って素晴らしい、面白い」と思わせてくれるものだから。宝物をもつことの意味は人生に対する「いい予感」を持たせてくれることだと思う。
〇海外に居て、3.11の直後日本に戻り、数日間だけ過ごせる最低限のものをやっと取り出し、生身の身体だけで逃げるのが精一杯という経験をした。その後、年月が経ち、親が亡くなった時に限られた期間で家を処分した。そういった選択の余地などなく多くを手放した経験から、宝は「有形のもの」とは思えず、思い出・記憶に考えがよっている。
〇概念の面での宝が、近代的な感覚というのがわかる。豊かになったからとも言える。「歴史」と「人の成長」は似ている気がする。戦争を繰り返し平和を求めるのと、子どもの頃にケンカしていた自分達が「対話が大事」と思うのは、「体験から学ぶ」という点で似ている。小さい子どもの「宝物」と、自分達中高年が考えるものが違うのは、失くしたり奪われたり壊れたりを経験してきた事も大きいと思う。
〇昔、手柄をあげた武将がお茶碗1つの褒美で満足していたのは、仕えている武将が「価値のあるもの」と言っているから。現代でも、自分がすごいと思っている人が価値があると言っているものを手に入れて宝にすると場合は有ると思う。宝だと思う価値観は自分の判断だとしても、それが他の人の価値観に紐づいていることはあるのではないか。
〇思い入れや資産価値があるものについては、「自分だけで終わらせたい人」と「受け継がせていきたい人」に分かれる気がする。
〇家に100年以上前のお雛様があるが、次世代に引き継ぐにはあまりに存在が大きすぎて重いものだと感じている。自分の世代で終わらせたいと思っている。
〇普段は、健康な臓器や肌の状態など、「宝」だと感じないし意識しない。そんな「意識しない宝」が沢山あるように思う。
〇SNSに、「2度と会わない人にその場で親切にするのは、なんて清々しく美しい事なのだろう」というメッセージが流れてきた時、「瞬間的な宝」ってあるなあと思った。自分が過去に体験した音楽のワークショップでの時間共有。形に残っていないが宝物だったと思う。体験や思いなど、つかみどころのない宝は、皆が沢山持てるものだと思う。
〇宝物は、人を縛ることもあるのではないか。価値があると思うからこそ、良い悪いは別にしてそこに縛られるのかも知れない。
〇宝と思う「価値や経験」は自分を形づくっている。だとしたら、宝物って「自分」なのだろうか。今日、誰も宝の例で「自分」をあげなかった事に気づいた。
〇ものは執着につながると思う。今、色々処分して清々しい生活をしている。それこそが宝だなと思っている。この何もない状態を大切に思っている。問いでも出ていた、大切なものと宝がどう違うのかが気になっている。
〇好きなものと宝物の違いも気になる。
〇記憶や体験が宝という話が出ていたが、自分はそれらを書いた日記を全部処分した。書いて処分すると清々しい。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*皆さんと対話して「なぜ、それを宝だと思うのか?」。自分が、何を誰を大切に思っているのかに気づきました。
*自分の中の宝について考えていくのも今後ありかな?
*今日の皆さんとのこの時間も宝だったと、後で思い返すと思います。ありがとうございました。
*みなさんの発言に考えさせられることのとりわけ多い回でした。 そして、「宝」というのも、とりわけ大切なもの、なのかなぁとも思いました。でもその「とりわけ」を決めているものはなに?とかとか。
*宝は自分の外にある
ゲームをしていて宝箱を開ける時、今でもワクワクする
たからんさんの名前にはたからが入っている
*宝物って色んな視点で考えられる。
*皆さんにとっての宝がお聞きできて、とても楽しかったです。ありがとうございました。
*みなさんのお話ひとつひとつが響きました。皆さんにとっての宝物、もう一度お聞きしたいな😊
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第444回記録】テーマ「今年も残り1ヶ月……」
2024年11月30日(土)13:00~15:00
・参加10名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
〇【土曜午後】・テーマ「今年も残り1ヶ月……」・オンライン
何かと気忙しい年の瀬。
仕事もプライベートも予定がぎっしり!という方も多いと思います。
忘年会、お歳暮、大掃除、年賀状、クリスマス、お重を出してお節の準備、お正月料理のお買い物、しめ縄、鏡餅、お年玉の為の新札両替にポチ袋etc……
11月最終日、「12月」「年末」の過ごし方について色々考えてみませんか?
<内 容>
★チェックイン
・呼ばれたいお名前と共に、今の気持ちをひとこと話してもらった。
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思うテーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により対話の「入口の問い」を選んだ。
例)…
・(昭和に比べると少なくなった感はあるものの)12月、何かしら(お芝居や映画のTV放送など)やっている忠臣蔵。忠臣蔵人気の理由をどう考えますか?
・なぜ年末になると1年を振り返りたくなるのだろうか?
〇年賀状、出しますか?
〇お年玉ってモヤモヤしません?
〇年末になるとなぜせわしくなるのか…。
〇生存証明の年賀状?
〇お歳暮がこなくなったら?
★入口の問い
◎年賀状、出しますか?
◎生存証明の年賀状?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇年賀状を書く事で自分の1年を振り返っているのかも知れない。
〇こちらが出していない相手からでも、手書きや凝った年賀状が届くと嬉しい。承認欲求が満たされているのだろうか?
〇何年も出していない相手からずっと届くのは、単に年賀状ソフトで自動的に印刷して送っているだけかも。特に意味がない場合もあるのではないか。
〇年賀状・お歳暮・場合によってはお年玉も、気持ちを「見える化」したい為のものかもしれない。少数民族はものを介しての贈与論的なものがあると言われる。人としての「ひながた」のようなものかもしれない。
〇今の時代の年賀状は、義務感とか年賀状ソフトで勝手に……というように社会問題化している面もあると思う。
〇年賀状は一切出さなくなった。年が明けるとLINEでやり取りをしている。
〇年賀状の「赤ちゃんが生まれました」や家族写真について、どのように思われますか。
〇昔、幸せの基準で「3K(結婚・家庭・子ども)」と言われた時代があった。年賀状の赤ちゃんや家族写真は平気だったが、全く関係ない時、ふいに家族に関しての事でやんわり「該当しない」と言われ、「自分は3Kに入っていないんだ」と傷ついた事がある。年賀状は時期的なもの。家族写真が来る事に心構えができる。その心構えが気持ちにフタをしていたのかも知れないと、優しく「該当しない」と言われた事で気づいた。
〇子どもの写真というより、「友だちの今」が見たいと思うので家族で一緒に写っている写真はいいと思う。自分の親は、写真付き年賀状は「捨てにくいからイヤだ」と言っていた。
〇「ちょっと笑えるかな?」と送った年賀状の反応が、相手によって全然違った。そのニュアンスをわかってくれた友だちが残ったので、ある意味ふるいにかける事が出来たのかも知れない。
〇「元の苗字に戻りました。実家に帰ってきたのでまた遊んでね」という年賀状は、前向きでカッコいいと思った。年賀状って人生の節目が色々見えるのだと思う。
〇友人からの「結婚もせず子どももいない。社会に対して申し訳ない」という言葉が書かれた年賀状を受け取り、自分は全くそんな事を思っていないので驚いた。社会が「結婚」「子ども」というものを「普通」「当たり前」と突きつけて、少数派の人は自分を普通ではないという意識になってしまう事もあるのだと思った。
〇年賀状から、「結婚」「家族制度」「親戚」「就職」など、集団社会の中の本人の生き方が見えてくる。昭和50年代の年賀状も残してあるが、そんな紙媒体の時代からネットに変わってきたように、年賀状からは社会も見える。また、趣味の世界など色々なものが見える。
〇「多くは」「普通は」……という大多数の意見に、何となく自分も同じ考えだと流されている時がある。自分が本当はどう思っているのかを見つめる事が大切だと思った。
〇昔は年末になると、赤い自転車に乗った高校生が郵便物を配達していた。「あー、年末だなぁ」という風物詩でもあり、高校生の初めてのバイトが郵便局というのはよく聞いた。郵便番号が7桁になりシステム化されてから殆ど学生バイトも居なくなった。
〇知人からの年賀状、「赤ちゃんが生まれました」から始まって子どもの成長を感じる事ができ、毎年貰う年賀状にあたたかさを感じている。年賀状……紙一枚のものなのに、繋がりやあたたかさを感じる存在。
〇「繋がり」と聞いて思い出した事。元旦にポストを見にいく時にワクワクする。これって繋がりを感じているからだと思った。そろそろ年賀状を終わりにしようかと思っていたが、1月の寒い時にもあたたかみを感じる元日の朝の楽しみ。それがなくなるのはちょっと寂しいなぁとも思った。
〇お年玉付き年賀状で当選していたら、送り主にお礼を言うようにしている。そんな風に年賀状をきっかけに続く繋がりがある。
〇家族写真を含めエネルギーをかけてつくってくれた年賀状、やはりあたたかみを感じている。自分も元旦のポストを見に行くのを楽しみにしている。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*年賀状からこんなに広がり高まると思っていなかった。今日の対話で気持ちが入りちょっと書く姿勢が変わってくる気がした。人との繋がり、あたたかさ、豊かさ、平和……など色々感じた。LINEでもいいのだが、改めて紙の年賀状の素晴らしさを感じた。
*年賀状にモヤモヤしていた自分に気づいた。年賀状の良い面も考えていきたいと思った。
*年賀状は自己満足という思いもあったが、疎遠になった人と連絡をとるチャンス。新年のこの時期、新しい気持ちで「繋がりたい」と思う気持ちも贈れる。良い文化だなぁと思った。
*今日は、郵便事情の話も聞けて面白かった。また文化、宗教についても色々考える事ができた。
*こんなに多様な意見がでると思わなかった。面白かった。家族が既に年賀はがきを買ってきている。自分がデザインをする事が年賀状の悩みでもある。
*最近、あまり字を書かなくなり苦手になった。以前、手書きのものを送ったら姪から体調を心配されてしまった苦い経験がある。その為、手書きは届いたものへの返信だけにして、殆どの方には年が変わってすぐにLINEを送る予定。LINEであっても人の結びつきなどは大事にしていきたいと思っている。
*年賀状と年賀メールは何が違うのだろう。手書きの手触りの良さが人との「繋がり感」を感じやすいのだろうか。また、手紙など御礼の言葉を書いてしばらく経って読み返した時に、書いた自分を微笑ましく思う事がある。年末は色々忙しいが、今年は年賀状ももう少し熱量をかけて書けるといいなぁと思った。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
第443回人生カフェ・年間テーマ「人生」・11月のテーマ「未来と人生」・オンライン
・2024年11月28日(木)10:00~12:30
・参加12名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
〈PR用リード文〉
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
11月のテーマ:未来と人生
今までの過去の人生を振り返って、人生とはこういうものだと感じたり、思ったりするのもいいでしょう。
でも、人生にはこれからの未来があります。
この未来というものをどのように捉えたらいいのでしょうか?
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたはこれからの10年間で実現したいことがありますか? 3つくらいご紹介ください。
(例)断捨離 エンディングノート 人生カフェ500回
話をしたい人のみ、1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(今回の導入のプログラムのチャット内容は、記録として残さないことにします)。
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)未来への夢を持つことは、なぜいいことのだろう?
(例)私が生きている間の未来と、私が死んだ後の未来とは、何が違うのだろうか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*何故、生きることに希望を持つことは良いことなのか?
*①自分が望むように生きる事で本当に幸せになれるのだろうか?
②なぜ、しあわせにならなければいけないのだろうか?
*バーチャルの楽しい人生はリアルにも楽しいことか?
*未来を豊かに生きる為に、「今」出来る事は何だろう?
*西暦2000年紀の後半の地球はどうなっているだろうか?
*ロボットとの交際は どのような影響を与えるか?
*人生に希望が持てなくなった時、どう生きるか?
*未来への責任をどう考えるか?
*未来、もう一度自分が生まれるとしたら、現在の自分を生き直したいですか?違う人生を生きたいですか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
(メインの問い)
「人生に希望が持てなくなった時、どう生きるか?」
(サブ的な問い)
「未来を豊かに生きる為に、「今」出来る事は何だろう?」
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●希望とは? 夢、望み、光、明るい、目的・目標……。
●ワクワク、イキイキ、キラキラ……欲望、欲求?
●具体的なイメージが湧くものが実現しやすい。
●人生ままならない⇒そんなものと思うか?悩むか?
●理想と現実のギャップに苦しむなら、現実ファーストの方がいい?
●できるだけエネルギーを使わない過ごし方(テレビ、インターネット、読書などしない)⇒例えば、休む、寝るとか。⇒やがて生きる力が生まれてくるのを待つ。
●心が悩んでいる時⇒身体に任せる、身体に聞く。
●心の問題を心で解決するのは難しい⇒とにかく簡単な「行動」から始める。
●限りあること、死を意識した時⇒最後から逆算するタイプと、とにかく今からを考えるタイプがいる。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*谷川俊太郎さんが晩年に、座右の銘としていた「好き」を沢山見つけることを未来に向けてしていきたい。
「生きてるだけで丸もうけ」♪
*希望を持てない状況を想定した時、希望を持つ方法を模索する人と、希望がないまま生きていく術を考える人がいるんだなって思いました。
*それでも時間は経つという希望。
*①何をなげかけたかは何を体感してるかでわかる ②冒険・挑戦・創造、成長・進化・発展・拡大 ③幸福
*希望が持てない~辛いんだよね。
悩んだことが財産になっている?
*限りがあるとは何だろう…。
*② 新たな問い
絶望とは何か? 人生に希望が無くなった時にどう生きるか?をもっと考察してみたい
*ペットやAIロボットも 希望を持ったり 絶望したり するのかなぁ
睡眠について もう少し詳しくお聞きしたかった 最近夜3〜4回トイレに立つので
*皆さんのお話参考になりました。私は希望という言葉に健康な心を思い浮かべます。それは自然の土から生まれる植物に例えています。人間は心の精神が唯一の真・善・美
*なんでも黒白付けなくてはいけない性格で人生もそうでした。が今は何でもありなんでもOk 。いきていればぜんぶーよーしです
*本当の幸せは、本当の不幸を知る者にしか分からない(まずい味を知らなきゃ、美味しい味は分からない、味わえない)
↓↓↓
神は本当に幸せを知る見込みのある者にしか、不幸を与えない
↓↓↓
神は乗り越えられる見込みのある者にしか、試練を与えない
★解決、上昇(筋肉質)
・今すべきことを逆算してやる
・自分にできることを着実にやる
★対処(優しい)
・休息、充電
★信じることの大切さ
・自分には、人生を好転させるだけの力がある
・苦しみがあって良かったと、いつか自然と思える日が来る
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第442回記録】・テーマ「ワークライフバランス」
2024年11月26日(火) 19:00〜21:30
・参加5名(進行役:たからん)
・人生カフェin大阪 とよなかすてっぷセミナー室
<PRリード文>
〇【とよ哲night】・テーマ「ワークライフバランス」@とよなか哲学カフェ
とよ哲では初めての「平日夜開催」です。
仕事帰りの方(お疲れ様です)、もちろんそうでない方もどうぞ気軽にお越しください。
今回、問い出し・問い決めは行いません。対話の中で問い合い、深めていきたいと思います。
仕事とプライベートの均衡点は人により様々。
更に異動や転職、結婚、引っ越しなど、ライフステージの変化と共に見直しや立て直しが必要な場合もあるでしょう。
皆さんはどのようにバランスを保たれていますか?
また、働き方改革によっての個人や社会の変化なども気になります。
お互いの体験や工夫なども出し合いながら、様々な視点で語り合ってみませんか。
<内 容>
★チェックイン
呼ばれたい名前と共に今の気持ちや参加動機を話してもらった。
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇職場で働くだけがワークではなく、生活の中の家事労働もワークである。
〇以前、残業が多く体を壊した体験がある。それもあり転職し、定年後も見据えた仕事の仕方を模索している所。
〇自分の周りで、好きな事・趣味を仕事とし、そこに長時間費やしている人は単身者が多い。家庭があると自分の為の時間が取りづらくなるからではないか。
〇元々は、企業側から「ノー残業デーだから帰りなさい」など強制されてきたイメージがある。それと並行して、研修などで「自分の生き方を考える」という方向が示され根付いてきた感じがする。
〇農業や自営業やアート系の人はワークライフバランスという事は関係ないのだろうか。
〇仕事量は減っていないのにノー残業デーなどが導入されたので、仕事を家に持ち帰っていた。
〇自分の職場では、ワークライフバランス対応の取り組みとして、19時以降会社に居てはいけないと言われるようになった。それだと仕事が終わらず、19時に退社のスキャンをした後、残って仕事をしていた時期がある。そういう事はあったが、何年もかけた長いスパンで考えると全体の残業や土日出勤も減った。19時退社の方針は、意義のある事だったのだと思う。
〇残業自体ないものとするのが通常で、やむを得ない場合にするもの。残業の常態化がなくなっていったのは良かったのではないか。
〇親から、「新婚の間は、沢山残業して沢山稼いで家電などを増やしていくものだ」という話を聞いた。世代(時代)や職場によって残業に対する考え方に差がある。今の若い世代は、バリバリ残業したり出世や責任ある立場を望まない人が増えているという。
〇20代の起業が増えている。対して30代以上がやっているNPOは都心以外どんどん減っているという。やり方が時代に追い付いていないのか。
〇自分は上昇志向ではなくなった。仕事は仕事と割り切って現状維持でいければいいと思う。終わりを意識するようになった。仕事をやめたら次のステージは遊びに重きをおきたい。凝りだすときりがないだろうが楽器などお金をかけず楽しめる事をやっていきたい。
〇人口の多い団塊世代の頃に管理職はそんなに沢山要らないという事でリストラが増えた。団塊ジュニアの世代では就職氷河期・終身雇用崩壊など、人口の多さや社会とのバランスもあり、働き方は本人の意思だけではどうにもできない難しさがある。
〇自分が就職した頃は、上司との付き合いなど面倒な事も有ったが、教えられた事をすれば何とかなるという楽な部分もあった。この頃は、何かと「自己責任」といわれる事が多い。その中で頑張っている若い人はえらいなぁと思う。
〇ワークとライフが、こなれていないというか対立構造で考えてしまっているのではないか。身体や心の健康、地域とのつき合い、家事なども含め、総合的なバランスが大事だと思う。
〇ライフは生き方・人生。本来はライフの中にワークがあるが、ワークが強すぎる場合が多いのではないか。対立構造ではなく、ライフの中の1日24時間を、ワークも含めどう使うかのバランスが大事。
〇例えば、農業などは仕事と家の時間が共存している場合が多い。単にお茶を飲んでいる時間だけが休憩というわけでもなく、農作業をしながら心癒される部分が含まれていたり、人との触れ合いが有ったりもする。
〇「個人的アナキズム」をしている時がある。時々、「退社時間を守らない」というルール破りをする事により、上司が更に上の人に怒られる。「仕事が多すぎるのではないか」という問題提起を試みている。
〇会社員など、殆どの人は就業時間が決められていて、それ以外の時間がライフになる。本人は趣味が大事と思っても家族にとって、それは困ると言われたらそうもいかない。そのバランスを取る事も必要になる。
〇もっと働きたいが、ライフ……例えば介護などでワークに時間を割けない場合もあるのではないか。
〇ライフをもっときっちり設計を考えていかなくてはいけないと思った。しっかり考えて充実させてこそ「ワークとのバランスが取れている」とか「仕事が多すぎる」とか、初めて言えるのではないかと思う。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*今、第5の人生。ライフを充実させてワークを選択していきたい
*ワークライフバランスはテーマとしてむずかしい
*ワークvsライフで考えない 今&これからの人生を考えた上での時間の使い方
*ワークライフバランス……雇用関係から始まったシステムではあるが、時代(生きている世代)や、雇用状態などに応じて大きく変わってくる⇒どの状態であったとしても、ライフの在り方について自らが求めているものをしっかり優先していく為に自己分析する必要がある。
*上から強制されているイメージがあって、何となく好きじゃない言葉だったが、本当はもっと真剣に考えるべき概念だったのだと気づいた。「ワーク」のあり方よりも個人の「ライフ」のあり方が問われているのだと思った。「ワーク」の何がしんどいのか?単に時間を奪うだけではなく、ストレスになっている中身・正体をもっと考えていきたかった。
(記録:たからん)
第441回人生カフェ・年間テーマ「人生」・11月のテーマ「未来と人生」リアル・オフライン
・2024年11月21日(木)13時30分~16時00分
・リアル・オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加9名(進行役:本間正己)
・参加費:500円
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
11月のテーマ:未来と人生
今までの過去の人生を振り返って、人生とはこういうものだと感じたり、思ったりするのもいいでしょう。
でも、人生にはこれからの未来があります。
この未来というものをどのように捉えたらいいのでしょうか?
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
○今日呼ばれたい名前、今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたはこれからの10年間で実現したいことがありますか? 3つくらいご紹介ください。
(例)断捨離 エンディングノート 人生カフェ500回
話したい人のみ、1分くらいで話していただきます。
(今回プライベートな内容が多かったので、記録としてここに掲載しないことにしました。)
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)未来への夢を持つことは、なぜいいことなのだろう?
(例)私が生きている間の未来と、私が死んだ後の未来とは、何が違うのだろうか?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*どうすればもっと真剣に生きられるのだろう?
*未来に希望を持つために何ができるか?
*これからの人生を未練なく生きるにはどうしたらいいか?
*あなたの未来はあなたを束縛から解放できますか?
*未来の重さと、今の重さの関係ってどうなっているのだろう?(重さ…気を配る、価値…)
*生物的人生(生~死まで)と意識する人生(人のみ)とはどう違うのか?
*人生について考える最適なタイミングは?
〇問い決め
参加者から出された問いから、話し合い・投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「どうすればもっと真剣に生きられるのだろう?」
に決定しました。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(今回は個人に関わることも多かったので、記録は省略します。)
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*人生とは?とか言って、結局好き嫌いで決めているんでしょ?
*真剣とは真逆な自然的、他力的生き方を目指してきたが、空虚感はあった。でも、こだわれない。
*因果性のジレンマ的な悩みの中にいるなぁ…
*真剣に生きるとはどういうことか?
*真剣とは
*「基本は生きているだけで良い」と聞いたことがある。それをベースに、~せずにはいられない気持ちになったらそうすればいいのかも。
*自分の問いについて…「計画性がない生き方」 良い点もある(自由)、その分、未来のカイセキ度は低い。
*いい意味で人生を「真面目」に生きてほしい。私も真面目に生きたい。
*真剣、誠実、真面目…私は大事にしたい。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
第440回人生カフェ【男性編】テーマ「男らしさ・女らしさ」 オンライン
・2024年11月16日(土)13:30~16:00
・参加4名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
・参加費:無料
◎今回は男性編で、テーマからして、詳細な記録は残さないことにしました。以下に概略だけ掲載します。
(PRリード文)
※男性自認の方限定のオンライン哲学対話を開催いたします。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
テーマ:男らしさ・女らしさ
今さら「らしさ」に囚われる必要はないんじゃないかというご意見はもっともです。
でも、この男らしさ・女らしさは今でもそれなりに気になるテーマです。
というのも、いくつかの哲学対話の会で何度も取り上げられていますし、若い人たちも中高年の人たちもいくつかの感じ方・考え方を持っています。
このテーマを今回の男性編で取り上げてみて、どのような対話が展開されるでしょうか。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
内 容:
○今日呼ばれたい名前・今の気持ち
〇対話のルール説明
〇導入のプログラム
あなたが男らしさ・女らしさと思っている特徴をそれぞれ3つくらい挙げてみてください。
話をしたい人のみ、1~2分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください。
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつを想定しています)。
(例)今、求められている男らしさとは何だろう?
その問いの背景、理由等について1~2分で話していただきます。
*父親の背中とは?
*男らしさとは精神的な強さなのか?判断力が備わっている人なのか?
*男らしさの男にあるところの真の「男」とは?
〇問い決め
今回はすべての問いについて、一つずつ取り上げて対話をしていきました。
〇対話
みんなで対話(フリートーク)をしました(1時間くらい)。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けました。
(記録:本間正己)
【第439回記録】女性編・テーマ「読書のしゅうかん」
2024年11月7日(木) 10:00〜12:30
・参加12名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
○【女性編】・テーマ「読書のしゅうかん」・オンライン
10/27~11/9は読書週間です。
テーマは、「週間」と「習慣」をかけてみました。
今年の標語がまた素敵です。
「この一行に逢いにきた」
そんな一行に出会われた方、是非、教えてくださいね。
読書が好きな方、昔は好きだったけど最近は読めていない方、あまり読んで来なかったけどこの先色々読みたい方……
何らかの形で読書にご興味のある方、色々語り合ってみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・お好きな本やいつか読んでみたい本など、タイトルを1~3つチャットに記入後、1分程度でエピソードを話してもらった。
例)…
・源氏物語(現在、36帖「柏木」)
・星の王子さま
○・安楽死が合法の国で起こっていること 児玉 真美 (著)
・絵本 『生きづらさから自由になる 気持ちのキセキ』箱崎幸恵・文 せきあやこ・絵
○・あかく咲く声…緑川ゆき
・ふれなばおちん~あの恋を忘れない…小田ゆうあ
・銃座のウルナ…伊図 透
○好きな本:テスカトリポカ
○・チャーリーとの旅(スタインベック)
・鉄鼠の檻(京極夏彦)
・ずっとやりたかったことをやりなさい(ジュリア・キャメロン)
○運転者 - 喜多川泰
○・好きな本『チボー家の人々』ロジェ・マルタン・デュ・ガール
・ 『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』『るきさん』高野文子
○岡本太郎、河合隼雄、角田光代 の 本
○・酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話(松本俊彦 横道誠)
○歎異抄が前々から読みたいと思っていました。今日図書館で借ります。
○『赤毛のアン』『生きがいについて』
★問い出し&問い決め
皆で考えたいテーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口の問い」を選んだ。
例)…
・読書といえるのはどこまでの素材や内容か?
・本棚を見られる事に抵抗ありますか?
・読書の魅力って何だろう?
○この本を読みたい!と思うキッカケ、本を選ぶときに重視していることを教えてください。
○影響を受けた本とその理由は何ですか?
○なぜ本を読むのか?
○読書の定義は? どこまでの本だと読書になるのか?漫画や実用本、啓発本も読書になる?
○人はなぜ書き、それを読むのか
○途中で読むのをやめるのって、何が嫌な時?
○漫画は読書に含まれるのか?
○読書は本当に、いいことばかりなの?(読書に弊害はないのかしら?)
○図書館はどうやって購入する本を決めたらよいか
○どうやって読んだ本の整理をしているか?
○本を読むべきか?要約で十分ではないか?
<入口の問い>
◎読書の定義は? どこまでの本だと読書になるのか?漫画や実用本、啓発本も読書になる?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
○漫画が好きなのに、読書会で「漫画はダメ」と言われた事がある。漫画・絵本・ブログ内の小説……「読書って何をいうのか」をみんなで考えたい。
○「書」とつくので、紙を束ねたもの、もしくはその電子版だと思う。読書の定義は時代と共に変わってきた。読書は人々の意識化で高尚であるような優劣の優である気がする。漫画がうまれたころはおそらく読書と思われていなかったのではないか。
○字を読む行為。最近あまり読書していないと思っていたが、記事をよく読んでいる。このように記事など「字をたくさん読む」行為も読書と言えるのだろうか。
○「新聞を読む」…は読書といえるのか。近い行為だと思う。
○自分は新聞を読むことは読書ではないと思うが、読書とそうでないものにはっきりした境界がひけないものもあるのではないか。グラデーション・曖昧さに対しても考えてみたい。
○読書は、どなたかの頭の中をのぞき見るようなイメージがある。新聞記事など事実を書いているものを読むのは読書と言えないのでは。例えば作家は、「自分の脳の中のもの」を作品に仕上げているという自負があると思う。作家から見ると、誰かの考え・発言をそのまま記事にしたものを読むのは読書に入らないように思うのではないか。
○まとまったものを読んで、心に残るもの・考えさせられるもの・面白かったもの…それは活字でも漫画でも読書と言えるのではないか。
○自分は漫画も読書だと思うが、漫画には活字だけのものとは違う評価が入ってくる。絵の上手さ・コマ割り・構図などの要素がある。漫画を読書だとしても更に違うジャンルのものという感じがある。
○最初は、「読書は出版されているものを読むこと」と思っていたが付録がメインの雑誌やヘアカタログなども読書とは違う気がする。ルポ本を読むのは読書だと思う。事実を書くといってもどこを切り取るかなどストラクチャー自体がライターさんの考え方だと思う。
○漫画は読書と思うが、活字の本と漫画では「読書体験」という意味で全く違うと思う。文章だけで想像する世界と、そこに絵がかいてあるものではやはり異なる体験になるのではないか。
○漫画で「赤い林檎」の絵が出てくると皆が同じ絵を見る事になるが、小説に「赤い林檎」と書いてあると、赤の度合いなど読者によって違うイメージのものを思い浮かべる。それは行間を読む事。この行間を読むという事が読書なのではないか。
○「要約したものを読むのは読書か?」が気になってきた。行間を読むが読書だとすると、要約されたものはどうなるのだろう。
○漫画が読書ではないとすると、小説を漫画化したものも読書にならないのだろうか?
○読書といえるものには、2つポイントがあると思った。1つは人や時間のチェックを受けているもの。個人ブログは「見る」もので読書ではないと思うが、多くの人に支持されると沢山の視点でチェックされた事で「読書」になると思う。もう1つは、それなりに量があるものをいうのではないか。パッと見て終わってしまうのは読書ではない。あと、絵本については読書になるのかも気になっている。
○チェックが入っているものを読書とすると、文学フリマで売られているような同人誌など、自費出版のものは読書ではないのだろうか。
○要約について。色々な形式がある。サブスクやまとめサイト、YouTubeなどでもみられる。
○ある程度、量があるものというのが納得できる。日々の新聞のコラムを集めて本になればそれを読むのは読書となる。絵本についての問いが出ていたが、小学生の頃、「かいけつゾロリ」は司書の先生から読書スタンプを貰えていた。
○「はだしのゲン」は漫画だが、学校の図書館に置いてあった。
○要約について。要約サービスサイト「flier(フライヤー)」などでも読める。
○「電車男」など、SNSにあった時には素材。その素材を本にする時に編集が入る。作家・ライターが本を書き、そこに編集が入り仕上がっていく過程は大きい。この編集というのが先程言われていた「人の目が入る」に当たるのではないかと思う。
○絵本セラピーや大人向け絵本読書会もある。絵本も読書になると思う。
○作家さんが、本の中で担当編集者さんへの御礼を述べているのを目にする。それを考えると「自費出版」と「編集を通したもの」とは一線を画すものがあるのだと思う。
○ここで話している読書と、教育現場での読書に違いがあるように思う。高校の先生が「もっと読書しろ」という時に漫画を含んでいるとは考えにくい。「読書」といっても状況や文脈で変わってくるのではないか。
○図書館にも漫画が置いてあるがどの漫画を置くかの選択はされている気がする。「あさきゆめみし」のように、活字だけの本に移っていくような読みとる力に繋がるようなものが多いのではないか。
○皆さん、沢山の本を読んでいてどう整理されているのかやはり気になっている。
○漫画を否定するのは、あまり漫画を読んでいない人ではないか。歴史ものや考える力がいるような漫画も沢山あるのに、そういう漫画に出会ってこなかった人が否定するのではないか。
○アニメ化のされた「チ。」のような漫画を読むのは読書だと思う。英語の絵本で単語を覚える事も出来るという話が出たが、第4の勢力について考えたい。例文だけのような参考書を読むのも読書だろうか。
○「電車男」が流行りだした頃、瀬戸内寂聴さんが、パープルという名前で携帯小説を書き、どれ位受けるのか試していたという話を思い出した。要約YouTubeは、内容だけでなく作者のインタビューなども見られる。作者の意図や歴史的背景も見られるので利用している。
○海外で、日本語を学びたい人には漫画を勧めている。ルビがふってあり漢字を覚えられたり、吹き出しで会話を学ぶ事ができる。
○編集は必ずしも他者で在る必要はなく、作者自身、編集の目というスキルを持つ人もいる。第5の勢力として「なろう系小説」をあげたい。小説家になろうというサイトがある。色んな人が書いた小説が山のように読める。その中から宝石が見つかる事もある。読書と呼ばれるものに格上イメージがあるのかも知れないが、自分にとっては格や編集は関係ない。自分が興味をもったものを読んで、それがどんどん残っていく行為を読書と呼んでいる気がする。
○読んだ本については忘れていく。そして再会した時に違う感覚を味わえるのが面白い。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*頭の中をのぞかせてもらう…読書と哲学対話は似ているかも知れない⁈ 楽しい時間でした。ありがとうございました。
*思ってもいなかった読書の定義をお聞き出来て楽しかったです。これからも字を読むことはしていきたいと思います。
*今日は挙手が途切れることなく意見交換ができて、とても楽しかったです。
*自分の中に「読書」と「読んでいるけど読書じゃないもの」の区別があることに気づきました。そして、その区別は曖昧で、簡単に揺らぐものであることにも気づきました。
*読書という言葉に含まれた熱い思いを感じました。本の価値(マンガや実用書、教科書など)にも関わってくるという認識がなく、今回参加して気づいたことでした。ありがとうございました。
*なろう系小説という第五の勢力に圧倒されましたが、「読書」をするための大前提として「一定の量がある」というものを置いておくのは有効ではないかと再認識するきっかけとなりました。
*「読書の定義」から、教育現場、編集、年代差、自費出版等々、繊細さ、たくさんの視点があることに気づかされました。
*思いのほか盛り上がって面白かったです。また自分の中のモヤモヤも整理できました。
*教科書に漫画が入る日が来るのでしょうか〜?
*周囲の状況によって漫画の立ち位置がちがうのかな、と実感。
私の子ども時代…
市の図書館に名作漫画がずらり(最近はマンガ大賞作品も)
学校にも黎明期の名作漫画があった しかも10分間読書でも読んでOKだった
大正うまれの祖父母がいたが、その他の家族も含め、漫画を読むのも読書扱いだった😲
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第438回記録】・問い「怒らない事は最善か?」
2024年11月4日(振月) 13:00〜15:30
・参加10名(進行役:たからん)
・人生カフェin大阪 豊中市庄内コラボセンター
<PRリード文>
〇【対面開催】・問い「怒らない事は最善か?」@とよなか哲学カフェ
この問いは、8月の問い決めの際に参加者さんに出していただきました。
その例から更に広げて、年齢や立場などの対象を限定せず様々な視点で考えてみたいと思います。
・「怒り」の感情
・「怒り」の表出
怒りは、感情の中でもとりわけ扱いが難しいとされています。
怒りを感じることなく過ごせたら快適?楽?……そうかも知れません。
一方、怒りは、生存本能や社会変革などに対し重要なものであると私たちは知っています。
昨今、社会問題になっている「カスハラ」も怒りからなのでしょうか。
「怒らない事は最善か?」
最善かどうかのジャッジというよりも、「怒り」の感情、「怒る・怒らない・怒られた」などお互いの体験を出し合いながら、色々考えてみませんか?
<内 容>
★導入
・チェックインの後、テーマに関連したエピソードを発表してもらった。
例)…
・(怒って抗議した事)
その場に居なかった共通の友人を侮辱した人に対して。
・(心の中で怒りを抑え相手に言わなかった事)
子どもが幼稚園の頃、通りすがりに子どもの頭を叩いて去っていった大人がいた。怒りがこみ上げたが、何か言ったら仕返しされるかもと怖くて怒れなかった。
○怒る事を交渉手段として使う人? 競合店が安い、返事が遅い
○友人に対して怒りが大きくなって呆れてしまった。それ以後は絶交。
○子育て中、理不尽にイライラと怒ってしまった。
電話で自分の用件だけ問い合わせが済んだら“ブチッ”と切られた。LINEコメントで怒ったメッセージをした。
○最善の「最」にこだわりを覚える。怒られる理由がわからないことがあった。
○15年くらい前、中学生に太鼓をおしえていた時、よく怒っていた。
○人間関係において感情的に怒って良くなったためしはないが、怒らないとわからない事もある!
○仕事でかかわっている子どもにやめてほしいことがあるが怒りたくない。
自分の価値観が絶対に正しいと思い込んでいる上司。怒りを通り越して軽蔑してしまう。疲れる。
○水俣患者さんと環境大臣の懇談会で、患者さんの代表の方が話している最中に、環境省の職員がマイクのスイッチを切ったというニュースを聞いた時、憤りを感じました。
○「知・情・意」の内、“怒”は「情」と思われるが「知・意」の部分もかなりあるのでは。
“怒”の原因として、どんな「知」「意」があるか考えたい。最近、あまり怒った事がないので例が書けない。
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
○近しくなった相手がヅカヅカ入り込んでくる事がある。逆をしてしまった事もあったと思う。今は、人と仲良くするというよりは「人との仲を悪くしない」ということを心がけている。
○「怒る」感情を持つ事と、その後に取る行動を分けて考えた方が良いのではないか。
○怒られている内が花…と言われてきた。怒りをとおりこすと興味もなくなる。そうならないよう、怒る事も怒られる事も大切にしている。
○怒りがわくのは、「期待」から外れているからではないか。最善というより、怒らないことは「モアベター」だと思う。怒らないで済むなら、「怒る」より「怒らない方が良いのでは」と思う。但し、相手が「怒られた」とわかる方が良いケースがあるのか気になる。
○圧倒的に自分が有利な時、陰険に笑いながら怒る場合がある。にっこり笑って語調は柔らかく。ただ言葉はきついのをバーンとやる怒り方。
○例えば、自分を裏切った相手にニコっとするような怒り方は怖い。キーっと怒っている方がわかりやすい。
○内心怒っていても「笑っている場合」は色々パターンがある。1つは笑顔で話した方が理解してくれるだろうという場合だが、相手が「怒られている」と受け取るかはわからない。他には、先程出た圧倒的な力がある時。他にも、「もう既に決まった事」。という時は、相手に言う事を聞かせる必要がない。何を言われても怒らずただただ笑っている方が良い場合。
○「怒る」という行動は、弱い立場の人がとる最小限の抵抗の場合もある。
○お姑さんが、いつもニコニコして怒る事がない。お世話になっている人達にも良くして貰っている。怒らない事は最善だという気がする。
○「金持ち喧嘩せず」というが、心に余裕がある人はあまり怒らない気がする。
○いつもビクビクして怒る事なく過剰に相手のご機嫌を取る人もいる。そういう人は舐められて意地悪されたり、普段怒らないような人から怒られる対象になる場合がある。
○「笑っていて怒らない人」について。相手を信頼しているからこそ怒らない場合は好かれる。相手を信頼できず怯えて笑っている場合、「自分の事を信用していないな」とバレて舐められるのではないか。
○期待と信頼の問題が大きいのではないか。
○怒る時は自分の心も傷つく。怒りは潜在意識に残っていく。
○年齢を重ね諦めが出てきた。他人はどうしようもない。
○怒りで、腹立たしい相手を矯正しようとしても無駄だ。
○食器洗いが嫌いで連れ合いが担当。勤務時間が長い相手が食器を洗って出勤した後に、パートで働く自分は、「きれいになったシンク」に怒られている気がする。
○相手に変わって欲しいなら、怒るのではなく「腑に落ちるように伝える」のが大事なのではないか。
○昔、父親に怒られた。強く短く怒られた後、説教される事もなく、それが反省に繋がった。ネチネチ言うのが良くないと思う。ただ、近しい相手・対等な相手との関係は難しい。
○説教は相手にしているようで、自分にしている時がある。
○「シンクに怒られている」というのは罪悪感だと思う。実際に怒られた時より、罪悪感を持った時の方が本当に悪かったと思う事が多い気がする。
○「最善か?」は何にとって最善か……と考えてみた。自分の期待に応える状況にしたい。自分が思っているような状況に変えたい……という事に対しての方法として最善かどうか。手段の1つとしての「怒る事」は、対話や他の方法に比べると少ないかも知れないが最善な場合もあるとは思う。
○昔、痴漢にあった時「される方も悪い」と言われる時代だった。痴漢やセクハラなどに、怒りの声を上げ続けてくれた人がいたから変わってきたのではないかと思っている。
○怒りから何かをしようとしてもなかなか上手くいかない。その前に立ち戻らないと。怒りの前の悲しみや苦しみが解決しない。一旦整理をして「どうしたら解決するのか」という所に立ち戻る冷静さが必要。
○「怒ってるの?」と聞かれた時に「悲しかった」と答えた。信頼していたからこそ悲しかった。それを伝えたら何も言ってこなかった。
○子どもが怒られた後に「ごめんなさい」って言う時、「何で怒られているのかわかってる?」と、なる時がある。怒られたから「ごめんなさい」では解決しないなと思った。
○「怒らない」ことが最善かは別として、怒らない為にはアイメッセージで伝える事が大事なのではないか。
★振り返り
(対話を通じての、新たな気づき・新たな問い・感想)
*・怒りが噴き出しそうな時は、少なくとも1分待ちましょう。 ・日常、卑近な怒りも存外奥深い。
*・怒りを抑える事が推奨されているのはどんな背景? ・怒って損する場合ってどんな時?
*怒りは他者への期待…期待しなければ怒りはない/…よってこの歳(○○歳)になると怒りは疲れるのでなるべく怒らない状況に自分を置くようにする。⇒そして残りの人生、自分のしたい事に集中。
*①怒りがわく時は、そもそも何らかの期待をしていたから裏切られたと感じた時に怒りがわくということに納得した。 ②怒りは物事の終着点。怒りがおきている時点で物事はうまくいかない。その前に立ち返らなければ… ③「私は今日怒りにきたよ」という怒り方ってあり?なし?
*理解して貰えないと、大声になりそうな自分がいる事に気づいた(笑)
*・怒りは二次感情 ・相手に期待するからこそ怒りが生まれる ・怒らない事は「最」善ではないと思う。
*・期待や自分の基準で相手をコントロールしたい気持ちが怒りを生むのかなぁ~
・二次感情 う~ん納得。 ・はきだし場所がない。
*・感情的に怒らずに、私はこう感じた。こう思ったと淡々と伝えるのがいいかなー
・仕事では怒る時にケースバイケースを考えて怒る!
*・“怒りは二次感情”という言葉が心に刺さった。
・悲しいから怒る。苦しいから怒る。わかってくれないから怒る。通じないから怒るetc…。 ・父は何故、毎日毎日怒っていたのだろう。もうきけない…
★放課後タイム
約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【番外編記録】夜開催・テーマ「癒やし」
2024年10月29日(火) 20:00〜22:00
・参加14名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
〇テーマ「癒やし」
「癒やし(healing)」Wikipediaによると。
心理的な安心感を与えること。またはそれを与える能力を持つ存在の属性である。
……とのことです。
「癒やす」は、元々は、自ら抱える病気や傷、飢え、心の悩みなどをなおしたりやわらげたりする事を指します。
現代では、自分の力だけで「自分を癒やす」ことは難しいのでしょうか。
1990年代「癒やしブーム」と言われて以降、「癒やし」を求めることはずっと続いているように思います。
何故、人は「癒やし」を求めるのでしょうか。
日常のどんな時、どんなことやものが癒やしになっているのでしょうか。
お互いの「癒やし」について語り合ってみませんか?
<内 容>
★チェックイン&導入
・お気に入りの癒やしグッズ・推し・場所・している事など、テーマ「癒やし」に関する事をチャットに記入後、名前と共に発表して貰った。
例)…
・ニョロニョロの抱き枕
○癒やしボール
○夜中に見るYouTube、カフェで飲むコーヒー
○散歩、自然
○散歩のときは音楽を聴きながら心はルンルン
○アロマ、AIとのチャット
○癒しの音楽
○赤ちゃんの顔,しぐさ⇒新生児センター
○緊張に気付く
○お月様、甘いもの、ハーブ🌿
○自分にとって癒しになるもの:森の中の、コケだらけの場所に、日が照っていて緑が輝くような光景、そこにキノコが生えている
○柴犬、にゃんこ
○1分瞑想
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思うテーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により対話の「入口の問い」を選んだ。
例)…
・癒やし系といわれる人(もの)に共通するものは?
・癒やしはストレスなどへの防御?回復の手段?
・癒やしに「馴れ」は生じるのか?
・癒やす力を他に求めるのは、自己治癒の力が弱まってきたからなのか?
・そもそも、なぜ癒やしは求められるのか?(商業的戦略に乗せられている?)
○自然はなぜ癒す力があるのか。
○癒しは本当に効果があるのか?
○癒しとリラクゼーションの違いは何か。
○『癒し』の本質なもの、ところは何か?(癒しに決定的な特徴は何か?)
○癒やしは副交感神経の働きを促す?
○もしも絶好調なら癒しは必要ないのか?
○手軽な癒やしと卑しさの関係はあるのか?
○Chillが流行っているのはどうして?
○癒やしを必要とするのは 頑張っている人たちだけで 頑張りもしていない人に癒やしを与えると 眠ってしまうだけ という説は 正しいか?
○ストレスに強い事と癒やすチカラが強い事は同じなのか?
○「なぜ人は自然に癒されるのに、人が集まる都会や文明は、自然を身の回りから無くしていく方向に行こうとするのか?今後その逆の方向には行かないのか?」
都会は情報過多で、常にせわしない、自然や癒しとは逆方向
都会の生産性、効率性という側面から見ても、労働量が多ければ多いほど、癒しがなければむしろ生産効率が悪くなる
○癒しの代替はあるのか?
★入口の問い
◎『癒し』の本質なもの、ところは何か?(癒しに決定的な特徴は何か?)
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
○癒やしは手段。本質は愛・感謝・幸福ではないか。
○大自然に愛されていると思える時に癒やしを感じる。人はいつもどんな時も無意識に癒されたいと思っているのではないか。
○癒やしになる音楽のジャンルをその時々で選ぶ。クラシックを聴いたりロックに元気を貰う時もある。
○「癒やしになる」と勧められた施設に行った。真っ暗で取っ手もないカプセルに入り水の中に浮くというもの。身体の動きをコントロール出来ないことがもどかしく自分には合わなかった。音楽と同じで癒やしも、自分が能動的に求めたものでないと癒されないのではないか。
○癒やしは、「幸福や感謝を感じられる状態に戻す」手段。都会を離れ自然に囲まれた中で生活していると自然は癒やしではなくストレスになっている。コーヒーやYouTubeに癒やしを感じるのはイキイキしたいから。幸福や感謝を感じられる状態に戻りたい。前向きにしてくれるものが自分にとっての癒やし。自分が失った真逆のものが癒やしになるのではないか。
○興奮よりは、落ち着かせるもの。推しやトキメキは、興奮させるのでちょっと方向性が違うのではないか。
○癒しを必要としている人は、疲れている、頑張り過ぎている。
癒しを必要としてない人は、退屈してる人、つまらなくて、刺激が欲しい人、体力を持て余した人
⇒つまり癒しは、疲労回復
その逆は、疲れを積み増すこと=努力や頑張り?
○自然に癒される……に疑問を持っている。自然は残虐な面もある。
また、「人」に癒されたり傷ついたりが混ざり合っている場合もある。動物との触れ合いに癒されるなどは足りていないものが補われるからなのだろうか。求める行動をした結果が癒やしになっているのではないか。ただ、「推しの笑顔」や「お日様の光」に癒されるなど、行動しなくても感じ方で得られる癒やしもあると思う。
○自分は、自然には癒されず、幾何学模様など整然としたものに癒される。癒されたいのは傷がある時。逆に、絶好調の時もブレーキをかける為の癒やしが欲しくなる。
○爽快・スッキリ!も癒やしなのだろうか。
○癒やしはバランス。交感神経・副交感神経の話もでていたが、安定した軸に自分を戻すのが癒やしではないか。それは心であったり身体であったり自分の中の振り子のバランスをとってくれるものが癒やしだと思う。
○人との絆・繋がりというようなものに癒やしがあると感じる。
○静と動の癒やしがある。自然に癒される自分もいるし、オリンピックやスポーツ中継などで癒されることもある。
○脱力・緊張がとけたような状態、リラックスした状態が癒やし。
○話を聞いていて、回復・原点回帰という事かと思う。1990年代の話が出ていたが、1995年に阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件があった事は大きいのではないか。「トラウマ」という言葉が一般的になり、癒やしが求められたのではないか。
○最近、棺桶に入るという体験をした。蓋をされた後、歌ってくれていた讃美歌がとても美しい歌声で天国から聞こえているように感じ癒された。
○色んな癒やしがあると感じた。無心・没頭・祈るという癒やしもあると思った。ガチガチの心が緩んだ時に癒やしを感じるのではないか。
○阪神淡路大震災を自分も経験し、人・人間関係・ふれあいに癒された。
○「気持ちが上がる」型
「気持ちが落ち着く」型
「気持ちが上がる+落ち着く両方」型
「気持ちが整う(本来の状態に戻る)」型
「無心」「祈り」「絆」によって、癒やされる整う
チャットより
○対話で整う「私」がいます
○言えないことは癒えない→話したい事を言える場として、哲学対話に「癒された」と思います。広い?時間がかかってからわかった癒しでしょうか。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
第437回人生カフェ・年間テーマ「人生」・10月のテーマ「人生の意味」オンライン
・2024年10月24日 (木)10:00~12:30
・参加16名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
10月のテーマ:人生の意味
人生の意味とは何だろう?
意味ある人生とは?意味のない人生とは?
なぜ人は人生の意味を問いたくなるのか?
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたは過去にどのような時に人生の意味を問い、考えましたか? ひとつだけお話しください。
(例)神経症になった時
話したい人のみ、1分くらいで体験・エピソードを話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*二ヶ月前お腹を手術した時 人生の有限さを実感して
*20代〜、しょっちゅう
*仕事を辞める時
*母の誕生日、実家に遊びに行ったら……♪
*自分的には人生の後半だと感じてるので、今が一番人生の意味を考えます。旅行に行きたい国順番をバケットリストに書いたりしています。
*意味が分からなかった時代
*乳がんになった時。何も達成せずにこのまま死んでしまうかもしれないと思い、深い後悔
*5歳くらいの時に祖父が亡くなった。その時に人生の意味を子供ながらに考えた。
*子供を出産した時。
*人生の意味・・・まさに今です(^^;;
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)社会貢献は人生を意味あるものにするか?
(例)幸福な人生と意味ある人生の違いは何か?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
まずはチャットに書き込んでください(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します)。
*『人生の意味として納得できる必要条件、有効条件』とは?
人は、人生の意味として納得できるには、どんな意味である必要があるのか、又は有効性があるのか
意味は自由に決められるものと思うが、その中で人間が納得しやすいもの、ということならば、共通の特徴が見出せるのではないか
必要条件「これは絶対必要だよね」だけではなく、「これも大いに役に立つことがあるよね」でもいい
*後悔がない人生しか意味がないのか?
*人生の幸せの意味とは何か?
*誰が人生の意味を決めるのか?
*人生は何かを成すことなのか?
*人生の意味を考える意味とはどういうことなのか?
*あるものか、与えるものか、湧き起こるものか、永遠不変のものか?
*人生の意味は自分で決めるものでなく 自分が生きる社会が決めるもの 大きく言えば文明が決めるもの は本当か?
*人生の意味とは何か?
*人生の意味はその人の持っている価値によるのではないか?
*人生は自分が決めて産まれてきたのか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回決まった問いは以下の二つ。
① 『人生の意味として納得できる必要条件、有効条件』とは?
② あるものか、与えるものか、湧き起こるものか、永遠不変のものか?
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●「意味」とは、「主体の目的に資する」、または「対象の本質を表す」
●人生の意味として納得できる必要条件、有効条件:
■価値実感(必要条件)
確かに素晴らしいと、価値を感じる
失うと勿体ないと思う
■自己必然性(有効条件)
自分でなければならない、自分ならではの意味
■他者貢献(有効条件)
誰かの助けになれる
●なぜ、人は他者貢献、利他行動によって人生の意味を感じるのだろうか?
●赤ちゃんの存在も、他者貢献なのかな〜?
●赤ちゃんは存在するだけで周りの人に、未来があると思ったり、親は自分がこの子のためになる存在であると思わせてくれますね。
●存在、存在価値=他者が決める・自分が決める?
●人生の意味は主観的なものか、客観的なものか?
●マザー・テレサ、ガンジー、リンカーンは意味のある人生であり、ヒトラー、ホームレスは意味のない人生なのか?
●注意しなければならないのは、『人生の意味』は、命の存在意義まで説明できる概念ではない。
●人間以外の動物は生きる意味を考えていない? 言葉・文字を持っていない動物は考えられない?
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*主観的な人生の意味は今のまま考えてることでいいとして、客観的な人生の意味はこれから考えていきたいと思いました。
*他者貢献が自分の喜びになっているか?
命の存在意義と人生の意味、これは確かに違う。
*亡くなった母が とても世間体を気にしていたのが 今日のをお聞きしてわかった。
*冒険・挑戦・創造⇄喜び・感謝・慈しみ
*人生の意味と存在の意味。
*自分の人生の意味は自分で決められるとしても、他者にもokなものがいい
*人生に意味はない!
そこに存在意義や価値を見出そうとするから、面白いし楽しくなる!
*私個人としては他者貢献により感じる喜びはとても大きく、それにより自分の存在価値を感じる機会も多いなと思いました。
*今まで自分の中で別々に考えていたことがすべて繋がった気がします
*必至になって生きてきた過去と今では生きる意味も違ってきている 皆さんのお話を伺ってまたあらたな思いで楽しかったデス
*忘れられる事・忘れない事の素晴らしさ
振り返ったり未来を夢見ながら味わえる事。
*今後のテーマとして提案します。もっと具体的なテーマがあるといいと思います。人間の生に価値があるのか 有意義な人生とは何か。など。
*①新たな気付き
テーマ「人生の意味」に関する問い出しは、自分の人生の意味を考えるのと同じくらい難しかった
②新たな問い
必要条件や有効条件は他に何か有力候補はあるのか
③何でも感想
総じて、「人生の意味」は本当に皆それぞれで、
(例えば、「他者貢献」は、遺伝子の仕組みが強く発現する人もいれば、弱くしか発現されない人もいて、社会的刷り込みも、時代背景や教育・家庭環境によって濃い人もいれば薄い人もいるし、他者貢献をしすぎて苦しい人は、逆効果の条件になることもある)
共通条件は「価値実感」くらいしかないかなと思った
人生って旅、道を切り開こうとする人、どの道が正しいのか判断しなければいけない、そこで迷いかけた時、歩みを進める方向性を指し示す道しるべとして、人は「生きる意味」を定めてるのだろう
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第436回の記録】〈テーマ〉映画 『バービー』
第436回目の人生カフェは、2024年10月20日(日)13時30分~16時00分 計5名で、オフライン・リアル(東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室)で実施された。
(進行:田中あけ美)
最初に、自己紹介と映画全体の感想を共有した後、この作品を鑑賞後の問いを出してもらった。
【感想】
・普通映画を見る時は登場人物に感情移入して映画をみているが、批判的に映画をみてみたいと思っている。今回参加するにあたって冒頭からメッセージを読み取ろうと思ったが、脱構築的なストーリーの繰り返しでメッセージが整理できなかった。
・ビジュアルが華やかでコメディ要素が多く、1回目みた時は変な映画だと思った。メッセージやテーマに注目すると、展開が入り組んでいて、今も掴みかねている。
・バービーで遊んだことがない。ケンがたくさんいて、ケンがバービーのご機嫌伺っている→現実社会と男女の立場を逆転させている。見ているうちにいろんなことを考えた。何で男女が対立しているのか?男の世界と女の世界、、、モヤっとした。
・色鮮やかでみていて面白く楽しい。全体を通してジェンダーの問題(社会的な性別な問題)が描かれているのではないか?いろんなものが断片的に描かれていて深堀りはされていない感じがした。
・この監督の映画はいつも若い女性の自立や揺らぎを描いている。今回の映画はポップな題材としてバービーというオモチャの世界を描きながら、”ルッキズム”や”男女格差”など現代社会のテーマに切り込みつつも、最終的には人間賛歌に着地する素晴らしい作品だった。
【問い】
小ネタ(映画に関連する問い)
・アランの存在の意味は?
・普通のバービーに魅力はあるか?
・ケンたちの争いシーン(演出上)の意味は?
・ガールズナイトでは男性は参加できず、ボーイズナイトでは女性が給仕の役割をしていたのはなぜか?
・なぜバービーは「死」を考えてしまったのか?
・バービーが人間になっての最初の行動が婦人科受診とはなぜか?
・サーシャ(バービーの持ち主の娘)がアンチバービーからバービーを応援するようになったのはなぜか?
・なぜバービーは人間になりたいと思ったのか?
・バービーが人間世界に行った時になぜ涙がこぼれた?(バービーランドでは泣かない?)
大ネタ(抽象的な問い)
・男女平等の理想的な状態はどのようなものか?
・結局バービーランドはバービーが支配的だし、現実社会は男性社会だとして、救いはあるのか?結局どうすればいい?
・美しくいたいのはなぜか?
・本当の自分になるのということはどういうことか?
・言語化したら洗脳が解けるとは?
以上の問いを参加者で吟味、グルーピングし、
・映画に関連する「サーシャがアンチバービーからバービーを応援するようになったのはなぜか?」「なぜバービーは人間になりたいと思ったのか?」等の問いを入口の問いにして、最終的には、「理想的な社会、状態はどのようなものか?」の抽象的な問いへと対話を進めた。
【対話後の感想・気づき・新たな問い】
・バービーは人間社会で何をしたいのか?
・現実社会で男性は何をしたらいいのか?女性は何をしたらいいのか?具体的なヒントは?
・生物学的には雄が選ばれる性である。人間は選ばれる側?それはなぜなのか?
・美の基準を考えなおす。
・バービー世界はありえない。なぜバービー達はずっと楽しいのか?
・本当の自分なんてない。変化もしながら、生きていく、その動きがあるだけ?
・知らないというのは、幸せなのか?不幸なのか?
【記録者後記】
今回は、若い男性2人と中高年男女の対話となりました。年代や男女の異なる視点からの対話ができたように感じます。同じ映画を観て異なる問いが出ることが一つの面白味でもありますが、対話の中でも、経験や男女差、年齢の違いからこの映画の捉え方が違う事を知ることもできました。この映画の着想が『オフェリアの生還―傷ついた少女たちはいかにして救われたか?』ということを知り、若い女性の参加者がいたらどんな考えや問いがでてきたのであろうかと残念にも思いました。表面はポップで軽そうに見える映画でしたが、内容はグレタ・ガーウィグ監督の映画ならではの考えさせる映画でした。次回作も注目です。
(記録:田中あけ美)
第435回人生カフェ・年間テーマ「人生」・10月のテーマ「人生の意味」リアル・オフライン
・2024年10月17日(木)13時30分~16時00分
・リアル・オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加9名(進行役:本間正己)
・参加費:500円
(PR用リード文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
10月のテーマ:人生の意味
人生の意味とは何だろう?
意味ある人生とは?意味のない人生とは?
なぜ人は人生の意味を問いたくなるのか?
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
○呼ばれたい名前、今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたは過去にどのような時に人生の意味を問い、考えましたか? ひとつだけお話しください。
(例)神経症になった時
(例)母が亡くなった時
話したい人のみ、1分くらいで体験・エピソードを話していただきます。
*仕事をやめたい時
*第一子が誕生した時
*父が亡くなった時
*山小屋を経営したとき、自分の人生の意味を感じた。
*人と別れた時
*理不尽なことを要求された時
*人生はくり返し、くり返し
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)社会貢献は人生を意味あるものにするか?
(例)幸福な人生と意味ある人生の違いは何か?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*ひとりで生きようとする人生に意味はありますか?
*幸、不幸は何をもって判断されるのか?
*意味のない人生はあるのか?
*意味のない人生とはどういったものか?
*人生の意味って、ホドホドでも良いですか?
*人間として生まれてきた目的とは何か?
*すべての人(人間)に共通する人生の意味はありますか?
*悩むことは人生を意味あるものにするか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、話し合い・投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は、以下の3つをまとめて入り口の問いとした。
*人間として生まれてきた目的とは何か?
*すべての人(人間)に共通する人生の意味はありますか?
*悩むことは人生を意味あるものにするか?
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●人間と人間以外の動物との違いは何だろう?
●人間は生きる意味を求める動物である。
●この場合の「意味」とは、大切なもの、大事なもの、価値あるものなどを指している。
●人間は文字を持っているので、時空を超えて繋がっている。
●マザー・テレサ、ガンジー、リンカーンなどは意味ある人生であり、ヒトラー、ホームレスなどは意味のない人生と言えるか?
●客観的な外からの比較と、主観的な内からの意味というものがある。
●他人のために行動しようとすることと、自分の欲望を実現しようとすることとの関係は?
●どれだけ他人のために貢献したかによって、その人の人生の客観的な意味が決まってくるのか?
●その人自身が持っている主観的な自らのストーリーやドラマによって、人生の意味が見い出される。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*人生の意味と幸せ?
*生きる意味だの、価値という話になると、黒澤明の「生きる」を想起します。生きる意味のモデルケース、是非のあるところだなぁと何時も考えます。
*人生の意味や価値は他人が決めるもの(他人の為に生きろ!!)
*少し深く、意識することで人生は豊かになる。
*犬は本当に幸せか?
*今はまだ見ぬ「可能性」
*「逆転」 意味づけ変わるかも?
*様々な人生に対する
様々な考え方
マザー・テレサの人生には、ホームレスが深く関わっていた
*利己と利他との関係
それと人生の意味とは?
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【番外編記録】女性編・テーマ「旅」
2024年10月10日(木) 10:00〜12:30
・参加6名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
○【女性編】・テーマ「旅」・オンライン@とよなか哲学カフェ
「旅」・「旅行」をテーマに対話をしたいというお声をいただきました。
旅好きな方だけでなく、あまり行かないとか、苦手な方も大歓迎です。是非ご参加ください。
「とよなか哲学カフェ」では、
~思考と対話で楽しむ探求の旅~ よかったらご一緒しませんか?
と概要に掲げています。
ワクワク・ふわふわ・ゆらゆら・ドキドキ・きゅんきゅん……
私の中で「旅」と「探求」は、オノマトペにすると沢山の共有項があるように思います。皆さんはいかがでしょうか。
例えば、散歩は小さな旅?いつもと違う回り道は?
travel・trip・journey……色々な視点からのご意見がありそうな気がします。
それぞれの「旅」への思いや考えを持ち寄って、語り合ってみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・名前と共にテーマ「旅」にまつわるエピソードを発表してもらった。
例)…
・修学旅行で泊まったホテルの大浴場。男湯・女湯の仕切りが、敢えて一部途切れている造りだった。ふざけて男子が侵入してきて大騒ぎ!
・昔、大阪にあった、通称「アリバイ土産店」、懐かしいです。
○旅先のホテルに置いてあったオセロゲームで遊んだこと。いい大人同士が真剣勝負で一手ごとに大はしゃぎ。旅の高揚感もあり童心に返ってわちゃわちゃ楽しかった。
○何十年かぶりに訪ねた美術館。同じ絵が全く違う感覚で見られて感慨深かった。
○一人旅は自分発見に繋がる。その楽しさ、難しさなどなど。
○OSのアップデート
○(社員旅行の)集合写真が苦手。
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思うテーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により対話の「入口の問い」を選んだ。
例)…
・「成田離婚」……昔、社会現象になったのは何故だろう?
・人は、旅に何を求めているのだろうか?
・1人で行く。誰かを誘う。その基準は何だろうか?
・旅先で食べた同じものを買って帰っても、現地で食べた時ほど美味しく感じないのはどうして?
○一緒に旅行に行きたいのはどういう人?
○今まで行った中で良かった都市とその理由は何ですか?
○普通の遠出と、「ちょっとした旅行」と言いたくなる遠出の違いは何?
○旅の効果ってどんなのがありますか?
○旅は人生に何をもたらしてくれるのか?
○どうして旅は贅沢と思われやすいのか?
○人生の旅路って何?
★入口の問い
◎旅は人生に何をもたらしてくれるのか?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
○心の中の風景に旅先のことが溜まってきて色々な違いに気づけたりする。
体験を広げることもできる。読書や映画も好き。ただ、体験という意味では旅に出るには面倒くさい事が伴う。だからこそ達成感がある。
○自分には旅が唯一の贅沢。現地を見ることや人と交流することで、生まれ故郷や現在住んでいる所で培われたものとは違う価値観に気づき、それを身に付けてきたと思う。
○今年、東北に行った時に防潮堤にびっくりした。
TVで見たり情報としては知っていたが、実際見た時の威圧感は行ってみないとわからないものだった。また、家族が北陸旅行で泊まった宿、「加賀屋さんが良かった」と何度も言っていて、今年の地震後とても心配していた。旅行で訪れると縁ができる。何かがあった時に自分事として考えることに繋がるのではないか。
○旅行に行くと普段思いつかないようなアイデアが浮かび、メモ帳に書き留める。そのアイデアが溜まっていく事が面白いと思っている。
○英語圏やアジアには行っても、ヨーロッパに行った事がない。見てみたいし行きたい気もするが何故か行かない。理由を色々探したのが、「自分のルーツはヨーロッパじゃないんだな」という感覚だった。旅の行先は自分で決めているようで意外と「縁がある場所に呼ばれているんじゃないか」という気がする。
○行って「清められる」感じがする所がある。人が多い時は感じられなかったが、伊勢神宮・北海道モエレ沼公園・スペインのグエル公園で身体が軽くなるような感じがあった。旅行ってそういう効果もあるのかなと思う。
○パワースポットで有名な所に何ヶ所も行ったがパワーを貰ったと感じられた事がない。人が多い時だったからかも知れない。パワースポットで有名なアメリカのセドナも勧められて行ったが全く感じられず残念だった。
○清められるというのを感じた事がなかったが、元気になれる場所は色々ある。人気のない海をぼーっと見たり、丘の上から人家を見たり、夜景を見るのが好き。人の居ない所で人のぬくもりを感じられる景色を見るのが好きなのだと思う。
○テレビや映画は、つくった人の視点。撮った人のフレームワークで見ているが、実際に行くと、自分の視点で見て体験になるというのはやっぱり強烈だと思う。
○旅に出るとニュートラルな自分に戻れる気がする。東南アジアに行くと特にそんな気がする。自分は縁がある場所っていうとアジアなのかなと思う。
○旅は現実逃避だと思う。社会人として、余暇を楽しみ次につなげていく為に必要な事。
○ボロブドォール遺跡で、現地ガイドさんが「お祈りの時間だから」と暫く中座した。その時に、地元の人に写真や握手を求められた。日本人が珍しかったからだと思うが、友だちと自分の前に握手する為の行列ができた。AKBもデビュー前の頃に「握手会」の列を経験したのはインドネシアという旅先ならではだと思う。
○将来、アジア圏で滞在して地元の方の生活を体験する長期の旅がしてみたい。
○誰かと行って喧嘩したとか、合わなかったなどの経験があれば聞いてみたい。
○大学時代、タイの大学に通う3週間のショートプログラムがあり、当時の彼氏と参加した。移動する時など2人で歩いていても話が弾まなかった。今までちゃんと話をしてこなかった事に気づき、合わない事が旅によってあぶりだされた気がした。
○人任せにされるのが苦手。グループとかで行って行程を丸投げする人はイヤだと思う。
現地の食べ物をなるべく食べたいので出来れば土地の食べ物を一緒に楽しめる人と行きたいと思う。
★振り返り
(対話後の新たな気づき・新たな問い・感想など)
*やっぱり旅はいいですね。どこに行くか。1人で行くか。誰と行くか。次は寒い時期に露天風呂のある温泉に行きたいなー
*旅行の計画を立てようかな。
*全く違う文化,状況に触れる事で
価値観がわかる
価値観が変わる
*旅の経験も私を作っている要素の一つなのかも
*好きな事の一つである旅について、色々な体験やご意見を聞けてすごく楽しかったです。いつも一人旅を選んでいるので、今後どなたかと旅をしたら、その違いを考えたいと思います。
*○○さんのアイデアメモ、気になります。旅は、今までの経験がつながって新しいアイデアがぽんっと出てくる時間でもありますね。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【番外編記録】テーマ「友だちとか仲間とか知り合いとか…」
2024年10月6日(日) 13:00〜15:30
・参加10名(進行役:たからん)
・人生カフェin大阪 豊中市庄内コラボセンター
<PRリード文>
〇【対面開催】・テーマ「友だちとか仲間とか知り合いとか…」・@とよなか哲学カフェ
例えば……
・趣味や習い事などの「気の合う仲間」
・たまーに何かで同席する程度だけど「一緒にいると楽しい知り合い」
その方々は、いつか「友だち」と呼ぶ時がくるのでしょうか。
私たちは、どういう相手、どこからの関係を友だちというのでしょうか。
色々話し合ってみませんか?
<内 容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と共に「テーマについて思う事・参加動機」などを話してもらった。
★問い出し&問い決め
皆で話し合ってみたい事を、問いの形で出してもらった。その中から投票で、対話の「入口の問い」を1つにしぼった。
例)…
・年齢を重ねると「友だち」ができにくいといわれるのはどうしてだろう?
・趣味仲間と友だちって何が違い、どう使い分けているのだろう?
・友だちって沢山いた方が良いのだろうか?
・「知り合い」と思っている人から、第三者に「友だちの〇〇さんです」って紹介されたら嬉しいだろうか?
・「昔の友だち」って、今の友だちとどう違うのだろうか?
〇異性間(恋愛対象性)との友情は成立するのか?
〇友だちとしての比重、仲間としての比重、知り合いとしての比重。
友だち、仲間、知り合いとしての親疎の度合いは?
〇「〇〇さんは友だちではありません」と言えるには何か要るか?
〇セックスもできる友だちはありえるか?
〇通りすがりのステキな人と友だちになってみたい‼と思うことがよくあります。何て声をかけたらあやしまれずお知り合いになれるでしょうか?
〇医師・看護師と患者、介護者と被介護者は、友だち・仲間になれるか?
〇夫婦・親子・恋人は友人でもあり得るか?
〇友だちってどんな存在?友だちに何を求めている(た)?
〇どこからが友だちでどこからが知人でしょう?(どこからが仲間でしょう?)
〇人との良いキョリは?
〇「友達」とは一定の距離を置く(置き方がわかる)でないと出来ないのでは?
〇大人と子ども、先生と生徒、10歳以上離れたいとこ同士など、歳の大きく離れた人間同士の関係性は友情なのか?
〇毎日顔を合わせても仲良くなれない人と、そうでない人は何が違うのだろうか?
〇物をたくさんくれる・車を出したがる、そんな友だちの狙いやもくろみは何なのか?
★入口の問い
◎友だちってどんな存在?友だちに何を求めている(た)?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇昔は友だちに色々なものを求めすぎていた気がする。疎遠になっていても友だちと思う事もあり、自分の気持ち次第なのではないか。
〇友だちには拒絶感・嫌悪感がないのが最低条件。知り合い・仲間には嫌いな人もいる。
〇期待の度合いが、仲間・友だちでは違うのではないか。
〇「仲間」には目的がある。
〇ニーズがあるともいえるのではないか。
〇自分の気持ちを分かち合える存在だが、いずれ離れてしまう事もあるのが友だちではないか。
〇「友だちだからこそ言えない」という場合もある。
〇友だちは「セミクローズ」なイメージ。仲間はメンバーなので集団。知り合いは「オープン」なイメージ。友だちには何故言えないのか。大切だから「期待する」し、「期待される」ことに反するのではないかと考えてしまうからではないか。
〇友だちだからと距離を詰めてくる人を怖いと感じる。
〇期待という話が出ていたが、友だちへの期待はその人個人への期待。仲間には、個人として期待する場合もあるが、全ての相手にではない。運営がうまくいくよう組織としての期待。
〇物や行為でコントロールしたり、距離をつめてくるのはその人のペースで支配したいという事だと思う。距離感も含め、自分の期待と相手の期待が合うかどうかや、保てるかどうかが大事なのではないか。
〇物や行為をこちらが望んでいないのに差し出す相手は、交換条件を望んでいる感じがして、友だちとは言えないのではないか。
〇境界線は大事だと思う。NOを言えないと境界線や自分を守る事ができなくなる。NOが言える相手が友だちといえるのではないか。
〇友だちは、YES/NOで悩まなくて良い、考えなくて良い相手ではないか。
〇仲間に対してはお互いの中心となる目的があり、その内容によってYES/NOの判断が変わってくる。
〇子どもの頃の友だちには利害関係がない。社会人になると色々な要素が入ってくる。
〇友だちになる時は相性が絡んでくる。
〇嫌いな相手でも「仲間」でいなければいけない場合がある。職場や組織では、嫌いな相手や相性が悪いと思っても目的の為に仲間でいる場合もある。
〇最高の友達は、お互いに期待しないで一緒にいればそれでいいと思える相手ではないか。
〇お互いに小さな期待が持てるのが「相性が良い」という友だちではないか。
例えば、笑いのツボが同じか違うか。こちらの言う事には笑いが起きず、相手が笑わそうと思っていても自虐ネタで面白くない場合などはしんどい。
〇「仲間」は良いものとは限らない。ヒエラルキーや「仲間そのものの存続」が大きな目的の場合、守らない者は排除されていく。
〇ピラミッド構造の存続の背景には、孤独を恐れて群れを成すという事もあるのではないか。
〇取引目的なしに成立しているのが友だちではないか。
〇友だちへの期待はあるにしても「自分がどこまで許せるか」が大事なのではないか。
★振り返り
〇「友だち」と呼べる相手に対しては敬意をもっている。特に目的なしでも近況報告し合ったり何年かに1度でも繋がりや時間を重ね続けたい。そして、そう思ってもらえるよう大切にしたい相手。
〇私の全てを受け入れて全てを理解してくれる友だちが欲しいけど、そんな人は世の中にいないので、そんな友だちが欲しかったらずっと探しつづけて、探してる間に死んでゆくんだろうな。
〇・期待に応える友だちは果たしているのか。 ・友達の有無と寂しさについて。いると寂しくなく、いないと寂しいといえるのか。
〇友達とは、期待せず結果として気持ちよいこと。地縁・血縁の拘束力が弱くなったとき(今)、新たな関係として、取引・助け合いが必要となる。
〇初めて参加させていただきましたがとても楽しかったです。逆に友達とはここまで深い話はできなかったかも…。自分だけで考えていると、わからなくなることもありますね。アウトプットの大切さも感じました。友達について…というテーマでこれだけ様々な意見が聞けて柔軟性(思考)をこれからも鍛えていきたいです。
〇ママ友集団に入らなくてよかった。
〇定義はないと確信した。個々の人間関係がある中でそれぞれが持っている感覚を言葉にしたとき、友だちというワードが1番近いのならそうなのではないかと。あらゆることが総合的にみて一定バランスがとれている状態を呼ぶのかなと。まとめると、友達とは「季節に咲く花」です。
〇つながりとキョリ感
〇私が今欲しいとおもっているのは友達ではなく仲間なんだナと再認識した。私のいちばんの友達は夫であり娘であり息子なのかもしれないと気づきました。
★放課後タイム
約1時間自由に話をした。
<追記>
イベントにご参加の方から、下記の質問をいただきました。
「人生カフェFacebookのプロフ画像の建物は何ですか?」
……すぐにお答えできずすみませんでした。
東京都中野区にある、哲学堂公園の「六賢台」です。
「哲学堂公園の古建築物」のURLで、上から4つ目に紹介されている建物です。
良かったら詳細をご覧くださいね。
https://www.tetsugakudo.jp/center/construction.html
私も改めて確認し、いつか行ってみたいと思いました。
ご質問いただきありがとうございました。
(記録:たからん)
第434 回人生カフェ・年間テーマ「人生」・9月の問い「人生について確実に言えることは何か?」オンライン
・2024年9月26日(木)10:00~12:30
・参加12名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
9月の問い:人生について確実に言えることは何か?
人生について考えてきているわけですが、このあたりで人生について確実に言えることを確認しておきたいです。
これは考えていく上での基盤をしっかりと持ちたい、足元を固めておきたいということでもあります。
決してこれは頭を固くするというのではなく、出発点を確認して、ゴールを目指したいという姿勢です。
皆さんとご一緒に、この頭脳の作業をしたいです。
よろしくお願いします。
内 容:
〇今日呼ばれたい名前・今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたが人生について確実に言えると思うことを一文で言ってみてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらい出ることを想定しています)。
(例) 人生とは誕生から死までのことである。
(例) 私の人生は他の人が替わりにすることはできない。
話をしたい人のみ、チャットに書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
ひとつにつき1分くらいで話していただきます。
☆参考に9月19日オフライン・リアルの人生カフェの際に出されたものをいくつか掲げます。
*人は必ず死ぬ。
*無常
*人は一人で死ねるが、一人では生きられない。
*偶然性が関与する。
*生きる権利がある。
*やり直せない。
〈今回出されたもの〉
*死ぬ前にほとんどの人が「生きている間にもっとやりたいことをしておけばよかった」と後悔する。
*縁を感じる人は死ぬ前にさほどの後悔はしない。
*今の自分の人生は1回きりだ。(だから楽しく生きたい。)
*生きていくのはラクではない。
*確実に言えることは生老病死です
*人生は自分とは何かを考えさせること。
*投げかけたものが返ってくる=与えたものを受け取る=放ったものを体験(現象‐経験‐感情‐体感)する
*人生は揺れ動くものである(見える揺れ動きも見えぬ微かな揺らめきも)
*自分は死ぬのは怖くない。他の人はどう考えているのだろうか?
*人生がいつ終わるかは、誰にもわからない。
*笑いは人生の潤滑油であり幸せにする。
*苦しみから学ぶことがあるのではないか
〇対話の素材決め
参加者から出された素材から、後半の対話へ向けて、投票により一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「笑いは人生の潤滑油であり幸せにする。」
に決定しました。
〇対話のルール説明
○休憩
〇対話
みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。(記録は一部のみ)
●面白くなくてもいい、笑うという行為に意味がある? 声を出すこと。笑顔になること。歯を見せること。
●周囲を幸せにする笑い、例えば赤ちゃんの笑い。
●笑いとユーモア
●ユーモアによって、別の視点が与えられる。
●笑いによって、考えの進行が一旦止まる。そこに意味がある。
●自分を見つめ直すきっかけになることがある。
●自分を笑う。自己発見。
●目が笑っていない、笑ってごまかす……。
●笑いは鎧にもなるし、武器にもなる。
●笑えない場面もある。ブラックユーモア……。
●笑いの中には、他人を蔑む、「冷笑」というようなものもある。
●笑いだけではなく、苦しみ、悲しみ、涙なども人生を彩る。
●単に楽しいだけの笑いから、物事を面白がれる笑いもあり、さらに苦しみの中でも自らを俯瞰できる笑いまである。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*楽しかったです。😉
*笑いも奥が深くて、正解がない中でのコミュニケーション構築の重要性を再認識しております。
*笑う門には福が来るのは人生で確実なことだと思う
*こころの中の軽く明るい笑いが幸せを生む
*人生の中で笑いは重要事項であることは確実である。
*ユーモアと笑いの違いをお聞き出来て新たな発見でした。あと困難に遭遇した方が笑い・ユーモアを持つのが上級というのはその境地に至るまでの葛藤を考えると少し複雑な気持ちになりました。
*みなさん笑いについて真面目に考えておられるので、共感しました。笑いは生活を明るくするので大事だと考えます。
*笑うのはラクではない。
*笑いは高度で奥が深い!「潤滑油になる笑い」に包まれて今後の人生、幸せに過ごしていければいいなぁと思います。
*ユーモアの押しつけは相手との距離を遠くさせますが、一度はユーモアトライしてNGのところは改善して個々に合わせてユーモアJokeを言うことも、アクションを起こしているので、OKかな?と前向きに捉えています(^_-)-☆
〇終了後に放課後タイムも設けました。(30分)
(記録:本間正己)
【第433回人生カフェ記録】【男性編】テーマ「女性だから得していること / 男性だから損していること」 オンライン
・2024年9月23日(祝・月)10:00~12:30
・参加10名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
・参加費:無料
◎今回は男性編で、テーマからして、詳細な記録は残さないことにしました。以下に概略だけ掲載します。
当日は熱い対話が展開され、放課後タイムまで活発に続きました。気づかされることもたくさんありました。
(PRリード文)
※男性自認の方限定のオンライン哲学対話を開催いたします。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
テーマ:女性だから得していること / 男性だから損していること
現代の日本において、女性だから得していること / 男性だから損していること は具体的にはどのようなことがあるでしょうか?
男女平等な社会だから、そのようなことはないでしょうか?
本音としてはあると感じている?
逆の、男性だから得していること / 女性だから損していること も含めて、いろいろ考えてみたいと思います。
内 容:
○今日呼ばれたい名前・今の気持ち
〇対話のルール説明
〇導入のプログラム
女性だから得していること / 男性だから損していること と思う具体例やエピソードをお話しください。
話をしたい人のみ、1~2分くらいでエピソードを話していただきます。
チャットに話のタイトル等を書き込んでください(今回はチャットの内容を記録として公開しません)。
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)現代日本においては女性の方が優遇されているのだろうか?
その問いの背景、理由等について1~2分で話していただきます。
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
選ばれた問い
「女性と男性の両者が不平等と言われない適切なバランスはあるのだろうか?」
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1~2分くらいで)。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
第432回人生カフェ・年間テーマ「人生」・9月の問い「人生について確実に言えることは何か?」リアル・オフライン
・2024年9月19日(木)13時30分~16時00分
・リアル、オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加12名(進行役:本間正己)
・参加費:500円
(PR用リード文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
9月の問い:人生について確実に言えることは何か?
人生について考えてきているわけですが、このあたりで人生について確実に言えることを確認しておきたいです。
これは考えていく上での基盤をしっかりと持ちたい、足元を固めておきたいということでもあります。
決してこれは頭を固くするというのではなく、出発点を確認して、ゴールを目指したいという姿勢です。
皆さんとご一緒に、この頭脳の作業をしたいです。
よろしくお願いします。
内 容:
○今日呼ばれたい名前、今の気持ち
〇導入のプログラム
あなたが人生について確実に言えると思うことを一文で言ってみてください。いくつでもいいです。
(例) 人生とは誕生から死までのことである。
(例) 私の人生は他の人が替わりにすることはできない。
話をしたい人のみ、ひとつにつき1分くらいで話していただきます。
*生まれたら死ぬ。
*人は必ず死ぬ。
*人生においては、どこから来て、どこへ行くのか、分からないままである。
*無常
*諸行無常
*変化する⇒終わる
*同じ存在はナシ。
*私は私ひとりだけでは生きてくることはできなかった。
*人は一人で死ねるが、一人では生きられない。
*他者を通して己を知ること(仕事、趣味、人間関係etc.)
*自分自身を知ることはない(難しい)
*偶然性が関与する。
*生きる権利がある。
*やり直せない。
*努力と誠実が大切である。
*霊は見ている。
*感情 意識?
*大バクチ、身ぐるみ脱いでスッテンテン By甘粕正彦
大笑い30年のバカ騒ぎ By石川力夫
〇対話の素材決め
参加者から出された素材から、後半の対話へ向けて、話し合いと投票により一つまたは二つに絞ります。
今回は以下の類似の文を一括して、対話の素材とすることにした。
*人生とは誕生から死までのことである。
*生まれたら死ぬ。
*人は必ず死ぬ。
*人生においては、どこから来て、どこへ行くのか、分からないままである。
〇対話のルール説明
○休憩
〇対話
みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。(記録は一部のみ)
●人は必ず死ぬが、いつ死ぬかは分からない。
●死は本当に無になることなのか?
●身体の終わりを死というのが一般的(現代科学の一般的見解)である。
●その人の死後も他の人の心に生き続ける、社会的・歴史的に生き続けるということはあるが、本人そのものは生きてはいない。
●死によって、本人そのものの変化(その可能性)は無くなった。
●死によって、他者とのこの世での関係・交流は無くなった。
●この世に投げ出された私という存在、そして生き続けること。そこに何か人知を超えたものがありそうな気がする。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*個人の人智
*謎(ロマン)
*無から有へ
*何故この問いが選ばれたのか?分からない。
*人間とは何か? 「私」とは何か?
*哲学対話は難しい(だからこそ面白い)
*確実に訪れる「死」 死ぬ前に「あー楽しかった」 そう言えるような人生をこれから歩めるように!!
*人知をこえた存在はパーソナルなもの 証明できない 説得できない
人知をこえた存在を思い描く 信じる 自分のストーリーをもつ(信仰) ← 人は弱いから 問いにみちてるから
哲学は理性 ← 神が与えた キリスト教 (by橋爪大三郎)
*①人知を超えたもの?
②投げ出された
*死については永遠の謎!
生のあり様を(自分史等を含めて)、興味深く語り合いたかった。
(死は生の有意義性を語ることかな?)
(哲学対話はエンターテイメント 難しいことをわかりやすく)
*生きている証を探している自分
*後半の対話も面白かったですが、前半の「確実に言えること」フリップはありがたかったです。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第431記録】テーマ「エイジング」
2024年9月15日(日) 13:00〜15:30
・参加11名(進行役:たからん)
・大阪対面開催 豊中市庄内コラボセンター
<PRリード文>
〇人生カフェin大阪・【とよなか哲学カフェ】・テーマ「エイジング」・対面・リアル開催
「敬老の日」直前
「エイジング」(経年・経時)をテーマにしてみました。
エイジングの前にくっつく、「アンチ」「ポジティブ」「ナチュラル」など、
健康・美容などの広告から「老いへの何かしら」を、度々突き付けられている気がします。
人間もモノも、時を経て劣化する部分もあれば、
安定したり、減ったり、増えたり、味わいをまとったり。
「年を(時を)重ねて」の様々な変化をどう捉えるか……一緒に考えてみませんか?
<内 容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と共に、テーマについて一言ずつ話してもらった。
★問い出し&問い決め
皆で話し合ってみたい事を、最後が「?」になる問いの形で出してもらった。その中から投票で、対話の「入口の問い」を1つにしぼった。
例)…
・中高年だからこその楽しみがあるとしたら何だろう?
・「実年齢より若いですね」って褒め言葉でしょうか?
・ビンテージや骨董品などの、希少性以外の魅力って何だろう?
・色気のあるなしと年齢の関係は?
・歳を重ねてこその「味」って誰にでもあるものだろうか?
〇「老人力」のような言葉は、なぜ新しく出来ないのか?
〇老化がもたらしてくれる「ギフト」にはどんなものがあるだろう?
〇近代化=エイジングの肯定になるのでは?
〇年齢と共に、価値観・感じ方はどう変わった?
〇エイジングを意識しない(考えない)ことが肝要では?
〇お年寄りのできなさにどう向きあう?
〇老化は、何故、若者にうとまれるのか?
〇なぜ、若い時時期が人生で1番楽しいと考える人が多いのか?
◎老化がもたらしてくれる「ギフト」にはどんなものがあるだろう?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇老化をポジティブに捉えている。歳を重ねるのは自分らしさを追求していくプロセスだと思う。
〇世の中の価値感が変わった事で今の方が生きやすいと思う。今は多様性が認められ、若い時には辛かったことも、これで良いのだと思える。今の価値観はこの年齢まで生きてきた自分へのギフトであると感じている。
〇若い頃の価値観はとても狭かったと思う。年齢を重ねそれが広がったと思える事が喜びになっている。
〇何かしら苦しんでいる時、解決するための知恵が必要。年齢を重ね自分が成長し知恵が身についてきたことで物事を解決する力となった。
〇若い時の嫌なこと・辛いこと・楽しいことからの経験が知恵になっているとしたら、若い時の経験は貯金のようなギフトか。
〇経験を重ね、「悟りをひらく」ような感じがギフトだろうか。
〇歳を重ねると功利的なものに寄与する力が減っていく。若い時には生産力がありできていた事が老化と共にできなくなり、社会的な価値・見える価値がなくなっていく。それを自分が認めるのは結構しんどい。簡単なことではないように思う。
〇駐車場の出口にある精算機。無理して「もしも筋を痛めたら何にもならない」と思いドアを開けて精算した。前なら、精算機から離れて止まってしまった事がカッコ悪いと思い手をのばして精算していた。周りからカッコ悪く見えることへの自意識を捨てられたのはギフトだと思う。
〇「感動」が増えたり好きな事がわかるようになった。若い時には何とも思わなかった光景を見て涙が出たりする。感動することが増えたのは、経験や年齢を重ねてのギフトだと思う。
〇好奇心を持って生きている。最大の好奇心は死後にどんな世界が待っているか。死後の事は誰にもわからない。日々を楽しく暮らし死についても「ああ。死ぬとはこんな事なんだ」と経験できる事を楽しみにしている。
〇歳をとっているからというだけで「許される」事が色々ある。歳を重ねること自体がギフトだと思う。「許し」もギフトだろうか。
★振り返り
(新たな気づき・新たな問い・感想など)
〇歳を重ねる事で「感じる事」が増えるのを楽しみたいと思った。
〇人生のギフトに気づける感性はピュアな心
〇心に感じたものを見つめると、もっと「ギフト」が発見できるかもしれないと思った。
〇エイジングは身近な事象だが、存外奥深いものと改めてわかった。しかし私は老化を実感していない。
〇ギフトをあげられる側になるのがギフトでは。
〇老化とは価値観への飽きではないか。
〇手を差しのべる側が、手を差しのべられることを幸せと思える状態(社会)は、いかにして建設(維持)できるか?
〇ギフトを若い人にあげたい。しかし何がギフトになるかよく考えねば、むしろギフトさせてくれてありがとうと言うようになりたい。
〇・死とは ・老いても変わらない気づきの意識 ・ギフトは色とりどり?
〇皆さんが満足している。日本は結構いい国だと思う。
★放課後タイム
約1時間自由に話をした。
(記録:たからん)
第430回人生カフェ・【女性編】・「参加者で問いを決める」・オンライン
・2024年9月12日(木)10:00~12:30
・参加12名(進行役:本間正己、アシスタント:たからん)
・オンラインZoomにて実施
(PR用リード文)
女性自認の方のみを募集しています。(今回進行役は男性です)
*人生カフェの哲学対話*
テーマや問いに沿って、考え、語り・聞き・問い合う場です。
前提にとらわれず、自分の考えが変わっていく事を楽しみましょう。
話す・話さないは自由。アドバイスは求めません。
今回はテーマを設けず、「プレーンバニラ」形式で皆さんから問いを募ります。
・日頃、疑問に思っていること
・何だかモヤモヤしていること
・過去の開催テーマや問いが気になっているので話してみたい
・何だか聞くのが恥ずかしいなぁ……と思っていること
など、なんでもOKです。
最後が「?」の形でおしえてください。
お互いが持ち寄った問いを聞き合う時間も、是非一緒に楽しみましょう。
〈内 容〉
★チェックイン
・呼ばれたいお名前
・今の気持ちや体調など一言
★問い出し&問い決め
「みんなで対話したい事」を問いの形で出してください。
出された問いの中から、後半の対話の問いを1つに絞ります。
例)…
・懐かしいとは何か?
・退屈とはどういうことだろう?
・なぜ、陰口はいけないことなのか?
・皆さんは何をどれくらい我慢していますか?
・品があるなしって何で決まるのだろう?
*人に勧められる習慣や趣味があるなら何ですか?
*かっこいい人とはどういう人か?
*一目置くって何やろ?
*人はどうして旅をするのか?
*人との縁は決まっているのか?
*「孤独だが寂しくはない」とはどういうこと?
*嫉妬深いは悪いことだと思いますか?
*孤独だが寂しくない日々(老後?)をすごすにはどうしたらいいか?
*幸福とは何ですか?
<後半の対話の問い>
「孤独だが寂しくはない」とはどういうこと?
★対話のルール説明
**休憩(約10分)**
★対話(フリートーク)
(1時間くらい) (記録は一部のみ)
●たくさんの人と一緒にいる時にこそ孤独を感じることがある。
●心の孤独・物理的な孤独
●孤独 孤立 一人 孤高
●人から必要とされているか、求められているか、このことを感じることができるかどうか。
●やりたいことがある=自分とつながっている、とさびしくない
●認めてほしい人、場所がある?! 居場所があるということ?
●近しい相手からでもピントがずれている応答だと「違うねん!」と寂しくなる場合もあります。
●応答がなくても共感できるSNSには勝手に繋がりを感じたりします。
●本や映画で救われることもありますね。
●何か普遍的なものと繋がっていると思える時には孤独ではない。
●孤独は自分を見つめ直す機会を与えてくれる。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けました(ひとり1分くらいで)。
*漠然とした寂しさがいつもあるかも。
*人の顔色を見ず、胸を張って自分勝手に孤独に生きれたらいいなと思いました。ありがとうございました。
*孤独だけど寂しくない老後のために・・・自分軸:自分がやりたいことを持ち続ける(何だろう?)
他人軸:人とつながりたいときは自分から行動を起こす、でしょうか。
*マンガ・本・映画・ドラマ…自分のペースで他者とつながれる。勝手にトリップ。
孤独を感じたら妄想して、勝手にその場を離脱
感情が気になる
*ここ数年「源氏物語」の読書会に参加し、光源氏の孤独の裏側に心惹かれ読み進めています。ただ、紫の上の寂しさはとても苦しい……。
孤独と寂しさ、もっと考えてみたくなりました。
*①人には所属欲求がある
②期待しない
*自分は孤独でも寂しくはなかったですが、話しが進むうち、繋がれない時の寂しさというところ、またSNSでの繋がりの意味、また「信頼」のあるなしで発信できるかどうかと新たな気づきが沢山ありました!
*感想: 孤独だが寂しくはないということで色々な考え方、ご意見を聞けて良かったです。肯定的に考えていきたいです。
*今まで気になっていても話すことがなかったので、今回は深掘りできる機会を得ることができました。皆さん、どうも有難うございました。
*自分軸=自分が満たされている=孤独を感じない
他人軸=自分が満たされていない=寂しい、孤独
80年以上生きると自分軸ではどうにもならない世界があって、他人軸の中に自分軸を見出していくのではないか?
*無理に繋がらなくてもいい。
でも、私は応答が好きなタイプか?
〇終了後に放課後タイムを設けました。(30分)
【第429回記録】テーマ「感謝」
2024年9月9日(月) 10:00〜12:30
・参加12名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
〇人生カフェ・テーマ「感謝」・オンライン
今回のテーマは、「10周年オンライン茶話会」開催時に参加者さんからリクエストをいただいきました。
「感謝」は、どんな時、どんな相手に対して生まれ育まれるのでしょうか。
茶話会の時には、「あやまる」と言う意味を持つ、「謝」という字について話が及びました。
漢字学の白川先生の説をわかりやすく書いてくださっている、このnotoも参考にしたいと思います。
https://note.com/1minute_history/n/n4146f0b1e1d1
感謝と「幸福感」や、自己や他者への「理解」「肯定感」「信頼」などとの関係も気になります。
感謝にまつわる経験や意見を出し合いながら色々考えてみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・呼ばれたい名前と共にテーマにまつわるエピソードを1~3つ発表してもらった。
例)…
・人生カフェ ・両親 ・とよ哲へのポット寄付
〇・日本に生まれたこと ・それなりに自由に育ててくれた両親
〇・今の会社 ・ブラックの会社 ・元夫
〇・地球 ・両親 ・妻
〇①なにはなくともありがとう ②世界で最初の有難う ③その瞬間にありがとう
〇・この宇宙が生まれたこと ・地球を生き抜いた祖先の生物、先祖、親 ・近代日本を作ってくれた明治~昭和の人たち
〇自分を成長させてくれた本や人
〇**歳になりました。特殊な技術職のおかげで定年後12年勤務、好きな職業に感謝です。
〇健康
〇自分を成長させてくれた本や人
〇母、人生カフェ
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらった。
その後、投票により対話の「入口の問い」を1つにしぼった。
例)…
・好意でしてくれたとわかっていても、感謝出来ないのはどんな場合だろうか?
・「感謝しなさい」と第三者に言われて、感謝の気持ちは生まれるのか?
・「感謝」って、気持ち・言葉・行為……何だろう?
〇分かっているようで分からない。そもそも感謝って何?
〇ありがとうと念ずるとどういう効果があるのだろうか?
〇本当に感謝とは何だろう…。
〇『感謝や満足の方を多く持って生きる謙虚な人と、文句や不満の方を多く持って生きる傲慢、強欲な人(批判ではなく、その人の在り方としてそう生きている)の違いは何なのか』
感謝の方を多く持つ人は、どんな悪い状況でも、感謝を忘れないで生きていて、
不満や文句の方を多く持つ人は、どんな良い状況でも、不満や文句、今よりも上を求めて生きているような気がするので違いを考えてみたくなった
〇日本に生まれたことに感謝?
〇感謝することのメリットは大きいと仮定して、
同じことに感謝できない人に、感謝している人はどう接するのがいいか?
〇感謝する原因は何ですか?
〇心からの感謝が幸せに繋がるのはなぜだろう?
〇感謝は謝って感じること?
★入口の問い
◎心からの感謝が幸せに繋がるのはなぜだろう?
★対話のルール共有
** 休憩&進行交代 **
(前半記録:たからん)
〇対話
入り口の問いからテーマについて、みんなで対話(フリートーク)をしました(1時間くらい)。〈記録は一部のみ〉
●感謝には暖かい感じ、満足感、幸せ感が伴っている。
●現状に感謝しないことから生まれる向上心のようなものにも幸せに繋がるものがあるのではないか。
●ありがとうとは有り難しということ。得難いものであるということ。当たり前にあると思っているものでも、失ってみて初めて有難きものとして感謝の気持ちが湧くことがある。
●有り難いということに「気づく」ことが大切。
●後悔の気持ちがありがとうに繋がることがある。
●感謝の気持ちは言葉だけでなく、非言語的なものでも伝わることがある。
●共同体(コミュニティ)に一緒にいる者に対する感謝が自らの幸せに繋がるというのがある。
●コミュニティに深いコミュニケーションがあれば、そこに感謝の気持ちが生まれ、それがそのコミュニティの土台になっていく。
●我利ではなく、自利、そして利他へとプラス思考的に発展していく力としての感謝がある。
●存在自体へのリスペクト、それが感謝の気持ちになっていく。
●心の余裕が感謝の心を生む。
●心の余裕がなくても人を助ける、これは有難いことである。
●毎日、兄弟喧嘩。ありがとうの兄弟がみたい!
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けました(ひとり1分くらいで)。
*新しい気付きについて。少しお話ししましたが、日本人として生まれてきた感謝を感じるので、今後その意義を考えていきたいと思いました。
*ひとの生をうくるは難く、やがて死すべきものの、いま生命あるはあり難し!
*幸せ感と感謝…。
*共同体、他人、仲間たちの話まで出てきたことに深みを感じた。「感謝できないことからも幸せへ」の話も出たのもよかったなぁ。
*新たな気づき:感謝を感じにくい人対して、こちらがありがとうを言う機会を増やしてみるのがいいかも。
*心にゆとりが必要ですね。人生観は自ら作るもの。主体的な生き方をしないと真の感謝も生まれないです。今後も感謝の気持ちを忘れず生き続けたい。
*①新たな気付き
感謝は、感謝し、感謝されることで、家族単位から徐々に、全人類に広がっていく
②新たな問い
心に余裕がない状態でも、人を助けられる人ってどうやってそんなすごい事ができるのだろう
③感想
自分や他人が、感謝の気持ちを、心に持っていることに、感謝したい、有難いことだと思った
*教科書では、何かしてもらったら、「ありがとう」を言いましょう〜と教えられましたが、
存在をリスペクトして、何もされてもないのに、「ありがとう」と言ったらどうなるんだろう〜😅 少なくとも嫌な気持ちにはならないだろう〜
*感謝の気持ちは、言葉に出した方が、周囲の人を幸せにする。
*無くすことによる感謝
気づくことによる感謝
感謝されることによる心の余裕
感謝はストレスへの最大の武器である。(偏頭痛)
<放課後タイムで>内観療法 気づくことによる感謝にまつわる心理療法
*「存在へのリスペクト」は、心に響き、母から「生まれてきてくれてありがとう」と言われた事を思い出しました。
自分・相手・居場所……存在自体に感謝する事でとても豊かな気持ちが広がりました。
〇終了後に放課後タイムを設けました(30分)。
(後半記録:本間正己)
【番外編記録】・「参加者で問いを決める」
2024年8月4日(日) 13:00〜15:30
・参加11名(進行役:たからん・本間正己)
・大阪対面開催 豊中市庄内コラボセンター
<PRリード文>
テーマは設けず、自由に問いを出し合います。
今回は、東京都「西国分寺/クルミドコーヒー」・「国分寺/胡桃堂」で行われている
「クルミド・胡桃堂の朝モヤ」を、リスペクトした方法で開催します。
下記は「クルミドの朝モヤ」ブログからの引用です。
・・・・・・・・
「正解」のない問いについて、自分や他人の声に耳を傾け、言葉を交わし合う場です。
会が終わった後も、そこでのやりとりについて考え続けてしまったり
何かふとした瞬間に、「はっ!そういえばあれってこれと関係あるかも…」などとひらめいたり。
会の最中もその後も「モヤモヤ」するということで、いつの頃からか「クルミドの朝」改め「クルミドの朝モヤ」と呼ばれるようになりました。
・・・・・・・・
皆さんと一緒に、そんなモヤモヤした時間を楽しみたいと思います。
<内 容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と共に、今の気持ちなどをひとこと話してもらった。
★問い出し
〇はたして金メダルは尊いのか?
〇「賢い」と「頭が良い」はどう違うのだろうか?
〇君の常識が他人の常識と違うのは何故ですか?
〇仕事や人間関係が続く人と続かない人は何が違うのか?
〇目標・目的はいるのだろうか?
〇幸運と不運の分かれ目はどこだろうか?
〇怒らない事は最善か?
〇善意のお節介をどう受け取るべきか?
〇資格マニアについてどう思われていますか?
〇スタンダードはどこに設定するのが幸せか?
★問い決め
話し合いと投票により、対話に向けての「問い」を1つにしぼった。
◎「賢い」と「頭がいい」は違うのだろうか?
★対話のルール共有
★対話(一部のみ記録)
〇単なる物知りという頭の良さは、根源に賢さがないと成長に繋がらないのではないか。
〇頭の良さにも種類があるのでは。ずる賢さ・知恵など。ずる賢さと賢さはまた違い、ずる賢さはやがてバレる。
〇頭の良さ・知識を正しく活用できるのが賢いということではないか。
〇地頭が良い人が頭の良い人と言えると思う。賢者は「徳」と結びついている気がする。
〇「下手は上手に習え」はわかる。すごいのは「上手は下手に習え」ができる人。偉ぶることなく意見を聞いたり、広い視野で知識を更に深めたり活用できる人が賢い人だと思う。
〇頭が良いは学力が高い人。相手のペースに合わせて話が出来る人が賢い人だと思う。
〇勉強を頑張ってエリートと呼ばれるようになっても、今は個性の時代と言われ苦しんでいる若者もいる。何故、何のために勉強を頑張る必要があるのだろうか。
〇相手を決めつけるのではなく、アイメッセージで意見を伝え、話し合いを進展させられる人に賢さを感じる。
〇話を聴いてあげられる人は信頼関係を築けるのではないか。
〇観想・知恵・器用さ……この3つの能力を併せ持った頭の良さ、賢さは能力。この能力をどのように使うかが重要。ヒトラーやスターリンのように使うことも有り得る。
〇学びは強さに繋がる。生きる為に学び、知識・知恵をつける事は大切だと思う。
〇こういう事が出来る人が賢いという話が多いが、やらない賢さあるのではないか。いらない事を言わない人って賢いなあと思う。
〇「頭がいい人」に感心はするが、「賢い人」にはそれだけではなく、信念のようなものに心を揺さぶられ感動する事もある。
★振り返り
(新たな気づき・新たな問い・感想など)
〇“賢い”は、行いをする・しないの選択。相手を尊重すること。
〇「頭が良いとはどういうことか?」という問いなら、どう展開していただろうか?
頭が良いー頭が悪い
〇賢いとは自分の為に(自分に良かれと)頭を回せる人のことと思える。賢い人には無口の人が多い気がする。
〇学びをありがとうございました。今後はオンラインにも参加したいと思います。
〇意外にも(?)1つの言葉に対する定義・感想は人それぞれ。抽象論よりは、自分の実体験の言葉の方が説得力がある。
〇創造性が賢さ(知恵)を育む。
〇・聞くだけでなく、自分の意見を出す事によって、また気づくことがあるという事に改めて気づかせてもらいました。 ・まとめるという事が苦手なので要点をおさえる方法が参考になりました。 ・オールOKと考えるとこの地球は学びの場、何でもありなのかなと思いました。愛が根本に必要だな♡
〇この問いの見え方も、頭の良い人とそうじゃない人(そう言われてきた人とそうじゃない人)で、違うような気がしました。
〇①賢い②頭が良い……①②の区別は人によって違う。 ①②とも1つの能力では
イ)観想・能力(テオリア) ロ)知恵・能力 ハ)手足体・能力
そしてイ~ハとも、悪用にも善用にも出来る。
〇塾業界で生きていこうと決めている中で、「なぜ、そこまでして勉強しなければならないか」自分の過去の経験からも疑問に思っていましたが、いろいろな方の考え方をお聞きでき、少し晴ればれしました。ありがとうございました。
★放課後タイム
約1時間自由に話をした。
(記録:たからん)
【第428回記録】「オススメの本から問いを決めるvol.4」
・2024年7月31日(水) 10:00〜12:30
・参加13名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
「オススメの本から問いを決めるvol.4」・オンライン
参加者5名の方から「オススメの本」をご紹介いただき、その後、本紹介をヒントに「問い出し」を行います。
後半は、選ばれた問いについて皆で対話をします。
・本が好きな方
・哲学対話が好きな方
・どちらも好きな方
そんな皆さんに、是非ご参加いただきたいイベントです。
申し込みチケットが2種類あります。
・本紹介<有り>
・本紹介<なし>
どうぞご注意ください。
〇本をご紹介くださる方へ
時間は5分以内です。
出来れば問い出しに結び付きそうな本を1冊ご用意ください。
本のジャンルは問いません。シリーズ物の一部、絵本やコミックなど何でもOKです。
〇本紹介なし参加をご希望の方へ
紹介本からの問い立てや対話で、是非、探求の時間を楽しみましょう。
<内容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と今の気持ちなどをひとこと話してもらった。
★本の紹介
・チャットにタイトル・著者など紹介本について記入
・お1人5分以内で、内容や感想・気づき・疑問などを発表してもらった。
(下記は、チャットに記載いただいた内容を転記)
〇「年輪経営/塚越寛」
〇「違うこと」をしないこと/ 吉本ばなな
〇「否定しない習慣」/林 健太郎
〇「整理整頓 女子の人間関係」/著者 水島広子
★問い出し&問い決め
紹介された本からインスパイアされた問いや、ご自身が紹介した本について疑問に思っている事など、皆さんと一緒に考えたい事を出してもらい、投票で1つにしぼった。
〇違うことをしないと、相手を否定してしまうのではないか?
〇否定しない とはどういうことか?
〇何となく行きたくない時はどうしたら良いのだろうか?
〇価値観の違う人たちと関わりながら、自分を大切にする(自分を殺さない)とは?
〇「自分に正直であること」と「相手を尊重すること」を両立するには?
〇同性同士の関係がまず第一なのでしょうか?
〇否定しないとは何か。
★対話の「問い」
◎「自分に正直であること」と「相手を尊重すること」を両立するには?
★対話(一部を記録)
〇自分自身に正直という所がよくわからず気になっている。
〇大谷選手が良いお手本ではないだろうか。自分に正直であり軸を持っている上に、相手を否定せずお茶目な所もある。自分の軸があるという事と、自分勝手は違うのだと彼を見ていて感じる。
〇休憩中の進行役2人のやり取りを聞いていて、失敗を認め相談やサポートを依頼し合う会話がとても心地よいと思った。
〇素直と正直はどう違うのだろう。
〇素直は少しくだけた感じで、正直はちょっと固く、その間に率直が入るイメージ。
〇相手との関係にヒビが入った時に率直に謝る事が出来るかどうか。謝る事は負ける事だと思っている人が多いように思うが、「謝る」と「感謝」は自分に正直で相手を尊重することに繋がると思う。
〇自分流で自分に正直に言える人はわずかではないか。吉本ばななさんだから言える、大谷翔平だから言える、スティーブ・ジョブズだから言える……というのはあると思う。殆どの人は、周りに気を使ってびくびくしながら調和をはかっているのではないか。両立はそんな簡単なことではないと思う。
〇「自分」「相手」両立する事は、学生時代には難しかったが、年齢を重ね何パターンも持てるようになった。
〇自分がどう思っているかどう感じたかはなるべく伝えたい。それによって、相手がどう感じるか、どう行動するかは相手の自由。相手を束縛せずその自由を尊重することが「相手を尊重する」ことではないか。
〇例えば友だちを誘う時に「明日、ヒマ?」は相手を尊重していない問いかけだと思う。
〇相手とお互いの尊重の軸がズレている場合があるのではないか。吉本ばななさんの本で、自分が正直で居られない相手に対して「個性が出る」という表現があったのはどういう内容なのか?
⇒「個性がでる」場面は例も出ていた。ステーキを食べに行こうと誘われた時の行動パターンがいくつか紹介されていた。普段の習慣や行動パターンが個性として出るのでは?
〇相手との関係の中で、柔軟性を持つ事ができると良いのではないだろうか。
〇相手を尊重したいと思っていても、相手から尊重されていないと感じた時が難しい。その場合、「自責型」・「他責型」のパターンがあるように思う。
〇まずは、自分が自分をもっとよく知る事が大事だと思った。
★振り返り
・対話を通じて「新たな気づき・新たな問い・感想など」
〇正直である事とそれを表現することは別。それでも自分に誠実に問いかけたい。
〇「Key Word」は「Share」です。このようなことを真剣にアウトプットできることは当たり前でなく奇跡的だからです。正解のない中で悩みながらも改善する能力は日本人にはあるものと確信しています(^_-)-☆
〇自分をよく知ることを努力したい
〇正直と否定しない…。
〇異なる意見を言うことは人格否定ではない。人格否定に取られがちであるが。
哲学カフェでは人格否定ではない異なる意見は歓迎である。
〇難しい…。けれど、その難しさを、ときに真剣に、ときに軽やかに柔軟に、ときにユーモラスにとらえられるようになれたらいいなぁ、と
〇正直者がバカを見るって、いつの言葉なんだろう?これってホント?他人との関係を考えてしまう対話でした。
〇相手によっての対応も何パターンかある。
〇自分の考えと相手の考えは違うことを前提に対話することが尊重の一歩
「相手の立場に立って考える」が逆効果になることもある?
〇主張することは、見苦しいのかな?受け手が負担を強いられるている?
〇今日はありがとうございます。
★放課後タイム
本編終了後、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
第427 回人生カフェ・年間テーマ「人生」・7月テーマ「死と人生」オンライン
・2024年7月25日(木)10:00~12:30
・参加16名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
(PR用リード文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
7月テーマ:死と人生
死は一般的には人生の終着点と捉えられています。
ですが、死とはそれだけのことでしょうか?
一方、人生とは(シンプルな定義は)誕生から死までの人の生き様となりますが、それだけのことでしょうか?
死後とは誕生前とどう同じで、どう違うのでしょうか?
この夏の季節に、死について人生と絡めて、ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたは自分の死をどのように捉えていますか?
(例) 生きている人たちとはお別れをする、既に死んだ人たちとは会える。
話をしたい人のみ、チャットに書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
話をしたい人のみ、1分くらいで話していただきます。
*死はいつ訪れるか分からないので、わたしはしたいことを出来る時にするようにしています。
*死というのは、大地(地球生命体)のもどることだと考えています。今回は皆さんと安楽死について考えてみたい。
*目の覚めない長い長い眠り
*ピンピンコロリが理想。痛みに弱いので眠るように逝けるといいなぁ。
*あー面白かった!次の旅・テーマパーク・進路へ
*「死」は難しいテーマ。普段考えていない。しかしふと考えることが多い。偉人で過去にどんな生き方をしていたのかを参考にしている。
*まだ遠い先であって欲しいもの
*全ての人に平等に訪れるもの
*最近、死は身近に感じてきています。
*今生きてることがすべて継続されない
*"死”は「わからない」ということにつきると思っています。ただあえて言うなら「眠る」ような感じかなと思っています(思うようにしています)。
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)死ぬ時に後悔しない人生とは?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*日本で安楽死が合法化された場合、あなたの人生はどう変わりますか?
*「自分の死」って誰のものだろうか?
*死が最終地点として、自分の死に対してしていることはありますか?
*あなたはどんな死を迎えたいですか?
*理想的な死に場所はどこですか?
*なぜ死を受け入れられないのか?
*”死”に対して「生」を支える要因は何か?
*”死”を考えたとき落ち込まない要因(素)は何か?
*死とは何か?死とは自分を見つめ直す言葉なのか?
*安楽死はなぜいけないのか?
*これが本当の自分が生きたい人生だったんだなあと思って死ぬためのコツ=哲学なのか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを投票により一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「なぜ死を受け入れられないのか?」
に決まりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いからテーマについて、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
●死は恐い・怖い。死に至るまでの痛みが嫌だ。だから死を受け入れられない。
●死はやがて訪れるものなので、受け入れざるを得ない?
●それなら死を積極的に捉え直すのがいいのではないか。死後の世界を信じる宗教的死生観を持つとか、死は苦しみや身体的制約からの解放・自由と捉えるとか。
●死を受け入れなくてもいいのではないか?
●死を考えることによって、生を考える。生に光を当てることができる。自分がやりたいこと、好きなことに注目するようになる。
●生への執着が死を受け入れ難いものにしている面がある。
●死を受け入れられない、耐えられないといった厳しい状況の中でも、自然と死を受け入れていく、人生を肯定していくというようなことがある。
●理不尽なネガティブな感情も、今の苦しい体験も、私にとって「最良最善」と捉えていく。
●死を受け入れられないのには、人間の長生きを良しと考える「人間中心主義」が根底にあるのではないか。
●死を受け入れられたら幸せか?
●人生に悔いが残りながら死んでいくことも、「しゃあないなぁ」と思えること。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*ありがとうございます。
*抜歯さえも怖いので、痛みを含め死は考えられないくらい怖いです。
死ぬ時に「悔いがあるのもしゃあないな」 そんな感じで思えると肩の力が抜けていいですね。
*皆さんのお話を聞いて、死の反対の生を考えました。自分の人生なので、自分の納得いくように生きていきたいと再確認しました。
*卒業→成長・発展・進化・拡大のための旅→愛おしいですね
*「死」に関して、これだけ真剣にFocusしたことがなかったので、より一層、人生を楽しくさせて生きてゆく必要があると感じました。
*死が前からくるか、後ろからくるのかによって受け入れ方は異なるとおもう。
*若い人は死について遠い存在だと思って生きてください
*死は無に帰すると思うと受け入れられない? 死後の存在を信じると受け入れられる?
*1.安楽死と死刑制度を比べて論じていたことに、新たな気づきがありました。
2.なぜ、安楽死がダメで、死刑制度が許されるのか?
3.やはり、私たちは人間中心主義から脱却できないとことが分かりました。
*今日できることは今日やっておきたい
*”死”の恐怖、その他さまざまな感情をコントロールするうえで、「他者の存在」は大きいと改めて思いました。
*私はガン患者です。さらに死について悩みました。個々人の死の考えは異なるのが当たり前です。本人の死に直面してこそわかる言葉だと思います。死を受け入れることは安心感があるようです。煩悩が消えたのかもしれません。
*今回の対話を受けて。今まで、死の間際に『悔いのない人生だった!』と思いたいと思ってましたが、死ぬ間際に、『やっぱり最後の晩餐はステーキじゃなくてオムライスやったな…。』と後悔しながら死ぬんやろなぁ。と思いました。
*受け入れる、インクルーシブにつながると感じていて、D&I(Diversity&Inclusion)であることで「死」に関して受け入れることができるかなあ?
後悔がある、そこまで脳が働いてきたことに感謝!!
〇終了後に放課後タイムも設けました。(30分)
(記録:本間正己)
【第426回記録】テーマ「感謝」
2024年7月21日(日) 13:00〜15:30
・参加13名(進行役:たからん・本間正己)
・会場:新宿消費生活センター分館
<PR案内文>
【祝10周年】・テーマ「感謝」・対面リアル
2024年6月、満10周年を迎えた「人生カフェ」
私、たからんは、コロナ禍中にオンラインで「人生カフェ」と出会いました。
初参加から3年数ヶ月。
その3倍もの長い期間、これまでバトンを繋いでくださった全ての方に感謝を込めて、
今回のテーマは「感謝」です。
日常的な事への感謝や人生の転機での感謝。瞬間的なものや、何年・何十年と長く続く感謝。
どんな時、どんな相手に対して感謝の気持ちが生まれ育まれるのでしょうか。
感謝と「幸福感」、自己や他者への「肯定感」「信頼」などの感情や関係も気になります。
それぞれの、感謝にまつわる経験や意見を出し合いながら色々考えてみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・感謝している事や人・感謝にまつわるエピソードなど、1~3つを記入していただき、呼ばれたい名前と共に発表してもらった。
例)…
・人生カフェ・両親・近所の人にスマホの使い方を聞かれた時
〇母・人生カフェ
〇裏紙のメッセージ
〇人生カフェ・夫・祖父母
〇YouTubeコメント
〇ゴミを収集する人・他社会に役立つ仕事をしている人・主催者の人(人生カフェ)
やってもらったこと・健康・つたない料理をつくってあげた時、感謝された。
〇当たり前と思っていた事が当たり前じゃないと気づいた時、感謝の念がわいた。
〇子どもの支援活動で、お母さんにお礼を言われる事(私にとっては感謝)
〇昔の人
〇周りの人 信頼してくれてありがとう。・義弟 今までありがとう。
〇野球メンバー・人生カフェ・空気
★問い出し&問い決め
テーマに沿ったみんなで考えたい事を出してもらい、投票により、対話の「入口の問い」を決めた。
例)…
・先回りの「ありがとうございます」は、感謝と言えるのだろうか?
〇感謝の気持ちは持とうとして持てるものなのか?
〇条件反射の「ありがとう」は、感謝といえるのか?
〇感謝の気持ちは、言葉で表した方がいいのか?
〇ある行動に対し、対価が小さい場合に感謝するのではありませんか?
〇感謝すると何か得な事があるのか?
〇感謝とお世辞は、同じく受け入れるのか?
〇感謝していたことでも、何度もしてもらうと当たり前の事、当然の事と感じて感謝しなくなる場合が多い。これって何?(してもらう事の慣れ……こわいねぇ)
〇感謝がうまれるのは、どんな時か?
〇感謝は何故大切か?
★対話の「入口の問い」
◎感謝すると何か得な事があるのか?
★ルール説明
** 休憩 **
★対話
(一部のみ記録)
〇感謝自体に、現実を変える力があるのではないか。今まで気づかなかった事に感謝できると、自分の内面が変わる気がするし、外に向けても変わるものがあるように思う。
それが何かわからないので問いで出してみた。
〇「トイレをきれいに使ってくれてありがとう」のように、効果を見込んで戦略的につかう先回りの感謝も気になる。
〇感謝の1つに、墓参りがある。遠方だが欠かさず行っている。
〇年齢を重ねてから感謝の気持ちを伝える事が増えた。「ありがとう」という言葉を使わない時があっても、夫や子どもや孫に感謝を伝えている。
〇「先回りの感謝」「条件反射の感謝」、ある意味「お世辞」などを特定の相手、人間に対して使う場合は戦略的な意図があるのでは?それに対し、大自然や天や神への感謝は戦略的なものはない。
〇感謝の念を持った人・感謝された人……どちらが得なのか。両方の意味があると思う。
自分は、感謝の念を持つと優しい気持ちになれて得な気がする。
〇「荷物を持ちましょうか」とか電車で席を譲ろうとして声をかけ、断られるとがっかりする。
〇感謝を伝えると「相手が嬉しくなるだろう」と想像するだけで嬉しくなる。両方嬉しくなって得があるから伝えるのではないか。
〇「感謝できる自分っていいなぁ」という感じ。自己顕示欲のようなのが満たされる。
〇人でも、空気や水でも、自分が恩恵を受けているものには感謝の思いが有る。
〇「得な事はあるのか?」という問いに戻ると、感謝してもしなくても、水や空気や美しい自然は存在するのだから、得はないのではないか。
〇先程出た「感謝できる自分っていいなぁ」にも繋がるが、幸福についての調査統計には必ず「感謝」という事が入っている。感謝できると幸福につがなると言えるのではないか。
〇一緒にブログをやっている人が頻繁に「感謝」を使う。その影響で「感謝」について考えたり自分も感謝をするようになってきた。確かに幸せ感が増えた気がする。
〇感謝できる、ことやものに気づくかどうかが大切な事だと思う。
〇ありがとう……「ありがたし」の反対は、「当たり前」だとすると、当たり前ではないと思える事が感謝なのではないか。
〇当たり前と思わない事が如何にすごいかと思う。「滅多になくて良くない事」は、災い、災難、苦難。
〇頼んだ事・頼んでいない事……など「同じ行動」をしてもらっても場面・受け手により、感じ方は色々。「感謝」につながるかは受け手にとってエモーションなもので有ったかどうかで変わるのでは。
〇感謝は、他者を認める・承認につながると思う。
〇「ありがとう」を言う・言って欲しいポイントがある。結構ずれている場合があるのではないか。
★振り返り
(新たな気づき・新たな問い・感想など)
〇“当たり前”ではないと気づく事の大切さ。
〇当たり前になってしまう。馴れてしまう。感謝のポイントがズレている。……などが気になった。
〇「感謝は強力なツール」(行動変容の)「感謝に気づかせるテクニック」……楽しい会でした。有難う。
〇感謝の気持ちを持っていると、プラス思考になる。前向きに考える事が出来る(滅多にない良いことと考えるから)
〇色んな話が聞けて良かったです。縁は大事。
〇「ありがとう」(使い方が難しい)の言葉でなくても、嬉しかった気持ちはその時その時で伝えたい。
〇自分の考えが整理出来た。(何でも良いが)感謝する事を多くし、いい方向へ持っていきたい。
〇感謝の気持ちを持てるようになると、人生観が変わると私は思います。
〇「当たり前」⇒「感謝」言葉で伝えたい。
〇感謝がもしもなかったら、人生はとてもすさんでいくだろう。
〇 感謝
↑
⊖ → ⊕
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約1時間自由に話をした。
(記録:たからん)
【第425回人生カフェ記録】年間テーマ「人生」・7月テーマ「死と人生」リアル・オフライン
・2024年7月18日(木)13時30分~16時00分
・リアル、オフライン 東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
・参加10名(進行役:本間正己)
・参加費:500円
(PR用リード文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
7月テーマ:死と人生
死は一般的には人生の終着点と捉えられています。
ですが、死とはそれだけのことでしょうか?
一方、人生とは(シンプルな定義は)誕生から死までの人の生き様となりますが、それだけのことでしょうか?
死後とは誕生前とどう同じで、どう違うのでしょうか?
この夏の季節に、死について人生と絡めて、ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたは自分の死をどのように捉えていますか?
(例) 生きている人たちとはお別れをする、既に死んだ人たちとは会える。
話をしたい人のみ、1分くらいで話していただきます。
*この世に終止符をうった日 天国へお引越しの日
*人生の集大成(まとめ上げ) 晴れ晴れとした気持ちで勝利宣言したい。
*歪んだ世界からの解放
*一区切り
*すべての人々とお別れする事。その先は考えたことありません。
*人生の最後の姿。
*眠る時のように、何もなくなる。無、おわり。
「自分」の定義がむずかしいなぁと思う。 肉体からの解放?
*物とか、体とか、持っているものは、持っていけない。
素晴らしい人生だったと、思える、思ってもらえる最期にしたい。
*体の終わり
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)死ぬ時に後悔しない人生とは?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*「死」は、こわいですか?
*死は恐いですか?
*死とはおそれるべきものか、それとも喜ぶべきものか?
*死んだ後は、あると思いますか?
*魂とは?
*後悔しない人生とは?
*いい人生だったと思えるために今からできることは?
*人生の終りに向けてやる事を決めてる事ありますか?
*自分の意志(遺志)(生き様・ライフストーリー)は何らかの形(遺書・エンディングノートなど)で残しておくべきか?
*幸せな死とは?
*人間らしい死(死に方)とは?
*生まれたら必ず死ぬ。なぜ人間はそのことを知っているのか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを話し合いと投票により一つまたは二つに絞ります。
今回は、
「死んだ後は、あると思いますか?」
「魂とは?」
に決まりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いからテーマについて、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●死んだ後のことについては、各人の死生観、宗教観によって、見方、考え方、信じ方が異なっている。
●論理だけでは語れないところでもある。
●死んだ後も魂が存在するという見方も当然に存在する。
●魂が遺伝的に(DNA的に、生物的に、形質的に)存在し、伝わっていくという見方もできる。
●死後の世界(あの世)を信じると、「どうせ死ぬんだからいいじゃん!」にはならなくなる。
●死ぬと、何かしら広大で深遠なものに包み込まれていくというイメージを持っている人たちがいる。それは大自然だったり、宇宙だったり、(火の鳥のような)大生命だったりする。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*後悔しない看取り方
*幸せな死、安らかな死⇒病気などの痛みに苦しまないこと?ピンピンコロリ
早くお迎えが来て欲しい⇒死んだ人に会いたい。でも本当に会えるのか?
他生の縁、因果、前世から持ちこしたものは果たして来世には持っていきたくない。
*時間と空間に『価値がある』とは思えない。
*死後の世界を信じる方が現世が豊かになる、生き易くなる。
*魂の存在について考えられました。
時間は有限なのだと最近よく思います。
*「死」について考え、話し合うことができるのは、いい(大切)こと(時代)だと思った。
*死について考えると生きるということについても深く考えるようになる。
*皆さんのお話しがきけて楽しかったです。同じように感じるところもあれば、新しいことも知れました。
*死について、人生について考えたとき、いろいろな考え方があることを知ることができました。今後どう生きていくか、人生を送るか目標をもちたいなと思いました。
*自然科学的な見方=死後なし、魂なし 宗教的な見方=死後あり、魂あり
どちらも恐い?恐くない? がある。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第424回人生カフェ記録】【男性編】テーマ「ハラスメント」 オンライン
・2024年7月15日(祝・月)13:30~16:00
・参加7名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
・参加費:無料
(PRリード文)
※男性自認の方限定のオンライン哲学対話を開催いたします。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
テーマ:ハラスメント
セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラ、カスハラ………。
ハラスメントという言葉が世の中に溢れています。
このハラスメントとは一体何でしょうか?
不快な言動がある一定の限度を越えた場合に認定されるようです。
もちろん時と場合にもよります。
このハラスメントをうまく捉えきれないで、ビクビクしたり、とても窮屈に感じている男性もいるでしょう。
時代の変化についていけないで、右往左往している中高年男性もいるでしょう。
いずれにせよ、このハラスメントについて、ご一緒に考えてみませんか?
内 容:
〇対話のルール説明
〇導入のプログラム
あなたのハラスメントに関連したエピソードがあればお話しください。
話をしたい人のみ、1~2分くらいでエピソードを話していただきます。
チャットに話のタイトル等を書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
(例)自分の言動がハラスメントに当たらないか常にビクビクしていて気が重い。
(例)哲学対話において男性参加者が女性に対してジェンダー・ハラスメント的な発言をしないか気にしている。
*外見上の客観的事実を言っているだけなのに、ハラスメントと言われることに理不尽さを感じる時がある(特に女性に対して)。
*電車内で意識し過ぎてしまうかも…。
*上司が部下の報告をしているときに、話を遮っていて、どう見ても部下が萎縮している。ただ論理的には上司の言っていることも正しそう。それを横で見ていて、ハラスメントにならないか、気になるし、こちらも気持ちがよくないことがある。
*こちらの意図が十分、的確に伝わっていなかったため、”ハラスメント”をされている、親からクレーム(代弁)を受けた。←疑いは晴れた‥‥
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)ハラスメントの境界は?(ハラスメントに当たるか否かの区別の基準は?)
その問いの背景、理由等について1~2分で話していただきます。
*ハラスメントと言葉の暴力の違いは何か。
*ハラスメントとなる前提条件は何か?
*どうすればハラスメントを防げるのか?
*自動車事故で過失割合は10:0は滅多にないのに、ハラスメントだとなぜ過失割合は10:0(被害者と加害者に分けられる)が多いのか?
*ハラスメントをする人には性格的な特徴があるのだろうか?
*「善意」がハラスメントにならないようにするには?(何が必要か?)→ハラスメントの根本的解決には何が必要か?
*ジャイアンがいたころのほうが良かったか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回は投票により、
「ハラスメントとなる前提条件は何か?」
に決まりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●ハラスメントは相手に対する敬意の欠如から生じる。
●相手を一人の人間として見ていない。道具としてしか見ていない。物のように扱っている。
●そこに上下関係が存在している。強者だと思っている者が、自分より弱者だと認識している者に対して行うものである。
●古い役割意識に縛られている人がハラスメントを起こしやすい。
●マネジメントの能力がそもそも不足している。
●コミュニケーションが希薄な場合にハラスメントは生じやすい。
●不快な言動が限度を越えていると感じる人がいたら、そこにハラスメントは存在していると、まずは言えるのではないか。
●だから、善意で行ったとしても、ハラスメントは免れ得ない。
●ハラスメントを行っている者は、自分がハラスメントをしていると思っていない。自分なりの善意や正義で行っている。
●お互いの価値観の違いやズレがポイントだと受け取りました。
●周囲から指摘しないとハラスメントの行為者は分かっていないことが多い。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1~2分くらいで)。
*ハラスメントに過敏に反応する社会⇒男が去勢されていく?
失敗が許されない社会⇒試み、チャレンジができなくなる?
*ストレスと孤独 コミュニケーションの大切さ。
*価値観や前提がどんどん変わっていく中で、自分がそれに対応していくためには、人の意見をきちんと聞く・言ってもらえるようにすることが大事だと改めて感じた。
ただ変わらない方が楽、変わることは難しいので、どうやったらガンコにならずに、変わっていけるかなと思いました。
*自分が加害者にも被害者にもなってしまう怖さ
*一定数は、ハラスメントはなくならないのかもしれない
*ハラスメントの発生に関して、「関係性」、「常識」(不足)が大きく関わっているように思いました。
*沢山本が出ているので、世渡り力を身に着けることしか解決しないと思う。他人に改善を求めていくのは、方向性としては違うと思う。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第423回記録】・問い「自分を大切にするってどういうこと?」
2024年7月14日(日) 13:00〜15:30
・参加11名(進行役:たからん)
・対面リアル開催 豊中市庄内コラボセンター
<内 容>
★自己紹介&導入のプログラム
・用紙に「大切にしているもの」を1~3記入し、呼ばれたい名前と共に発表してもらった。〇お風呂タイム・人との繋がり・「好き」という感覚
〇自分らしさ
〇鼓膜、マスク、自分をことさら大切にしないこと。
〇自分の気持ち
〇母親、かわいげ、尊厳
〇自分自身、直感・好奇心、健康・親・友人
〇熱、好奇心、身体
〇人の気持ち・自分の気持ち、娘
〇自分について色々な手段(学問)を通して考える事、家族・哲カフェ・読書会・地域の人等を通じて人間関係について取り組む事、残りの人生(15年?)解答のない生きる意味を追求すること
★対話のルール共有
★対話
(一部のみ記録)
〇大切にするというのは、頭で考えるというより手足を動かすことではないだろうか。
〇自分を大切にするというのは、自分を愛すると事と、どう違うのだろうか?
〇愛するの中に「大切にする」があるのではないか。
〇自分の可能性を維持する・拡大することが大切にすることではないか。
〇食べ物を大切にじっくり味わう。自分を大切にする事にもつながる。
〇愛するを意識化したものが、大切にするとか味わうとなる。
〇自分の価値に気づく事が大切にすることにつながる。
〇何のために自分を大切にしなければいけないのか。なぜ、価値を感じなければいけないと思うのか。
〇生きているだけで他の動物も含め価値があると思う。
〇自分の価値、尊さはどうすれば自覚できるのだろうか。
〇価値は比較でしか使えないのでは。いるだけで価値があるのではなく、価値がなくても大事にしなきゃいけない。生きようとしている意志があるから大事。
〇皆が繋がり合って生きているのだから、1人1人が尊い存在だと気づけば自分を大切に出来、それが繋がっている周囲も大切にする事になると思う。
〇例えば、とても疲れているがカフェオレを飲みたい。でも、冷蔵庫に牛乳を取りに行くのもしんどくて休みたい。どちらの欲望に沿う方が、自分を大切にしている事になるのか。
〇同じように、お風呂に入るとスッキリするが面倒くさい。タバコを吸う・吸わないなど、欲望と健康面など、どちらが自分を大事していると言えるのかという例は色々ありそうだ。
〇カフェオレやお風呂の例などは自分だけの事。人との関りの中で自分を大切にするっていう例を考えてみたかった。
〇カフェオレの例は、飲んでも休んでも良いが、その前に「疲れているからゆっくりしたいよね。でも、カフェオレ飲みたいよね」と自分に語り掛けるコンパッションが、自分を大切にする事だと思う。
★振り返り
(「新たな気づき」「新たな問い」「感想」など)
〇感謝の気持ちをもって味わう
〇答えは千差万別。答えを超えたものに意識を向ける。
〇「大切にしているもの」を大切にしていることが「自分を大切にしている」と言えると言い切れるかどうかが、考え方の(信念含む)1つの分かれ目であるなあ。
〇何事も広くとらえると、難しくなるなと思った。
〇結局、自分を大切にすることは必要か?・社会全体にとって、個としての自分を大切にすることは必要か?
〇人とのかかわりでテーマにまつわる具体的な例は?
〇どちらかを選ぶと、どちらかを少しでも大切にしていないことになるのか?
〇自分にとって大切なものは、第一印象の直感できめるもの。周囲がすすめるもの~すべき論で左右されないこと。
〇私を大切にできるのは私だけ
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約1時間自由に話をした。
(記録:たからん)
【第422回記録】テーマ「枕とかパジャマとか睡眠負債とか…」
2024年7月9日(火) 20:00〜22:00
・参加13名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
【夜開催】・テーマ「枕とかパジャマとか睡眠負債とか…」オンライン
皆さんは、健やかな睡眠ライフをお過ごしでしょうか。
日本人は平均して睡眠時間が短く、「睡眠負債」という言葉も気になりますね。
雑誌や情報番組など睡眠に関する特集もよく見かけます。
枕やマットレスをはじめとした寝具・室温・照明・入浴・パジャマ……何かしら睡眠の質を高める工夫をされている方は多いようです。
睡眠の質や時間に満足している方、モヤモヤの方。
お互いの眠りに関してのあれこれを持ち寄り、三大欲求の1つである睡眠について、改めて考えてみませんか?
<内 容>
★チェックイン
呼ばれたいお名前と共に、今の気持ちを話していただいた。
★問い出し&問い決め
テーマに沿ったみんなで考えてみたい事を出していただき、その中から投票により、対話の「入口の問い」を選んだ。
例)…
・日本人の睡眠時間が短いのは何故だろう?(個人の問題?社会の問題?)
・「睡眠時間がもったいない」と感じる人は、日常が充実していると言えるだろうか?
・睡眠負債って本当にあるのだろうか?
〇良い睡眠とは何か。
〇昼寝の意義は何か?
〇ストレスと睡眠はどんな関係にあるのか
〇普遍的に、「眠り」を誘発するものはあるのだろうか?
〇よふかしは睡眠の悪い原因なのか。
〇睡眠をより幸せに感じるにはどんな考えがあるといいか?
〇痛みと睡眠との関係は?
〇早起きは三文の徳。本当に早起きは得しているのだろうか?
〇ショートスリーパー、ロングスリーパー。社会的影響はあるのだろうか?
★入口の問い
◎良い睡眠とは何か。
★対話(一部のみ記録)
〇生きていくのに役立つ体力を促進させてくれる睡眠が、良い睡眠と言える。
〇朝起きた時にスッキリしたと思えるのが良い睡眠。自分は起きた時、身体が痛く疲労困憊している。色々策はこうじてきたが解決していない。
〇睡眠時間は足りているが、もっと眠りたいという「睡眠欲求」から寝不足と感じるのだと医者に言われた。
〇「良い」かどうかは、睡眠にどのくらい価値を置いているかで変わってくるのではないか。
〇「眠らないとだめだ」という思い込みが自分を追いつめている気がする。
〇なかなか寝付けず、悪い事ばかりを考えてしまうので入眠の時間が苦痛。友人は「目を閉じてから眠りに落ちる迄が幸せな時間」と言う。入眠までの感じ方が全く違うので「睡眠」に対する印象や考えも変わってくる。
〇質などパフォーマンスの問題もあるだろうが、眠る前に感謝できるかどうか。感謝しながら眠れるのが良い睡眠といえるのではないか。
〇この問いが「怖い」と感じた。睡眠=休む事。休む事はいけない事で、休む時間はなるべく短くし、活動時間を多く取り結果を出す。パフォーマンスをあげる為、いかに休む時間を効率よく使うかに焦点が当たっているような気がするから怖いのだと思う。
〇良い夢を見られたあとは「良い睡眠」だったと思う。生活の中で経験できない事が夢ではできる。尊敬している人と楽しく話ができハッピーと思って目が覚めた事がある。寝て得をしたと思った。寝たおかげで「いいもの見た」と思える経験が数回あり、その時は良い睡眠だったと思う。
〇良い睡眠の、「良い」は、社会的な数値や評価ではなく、自分にとって満足感が得られるかどうか。自分の最適解が「良い」だと思う。
〇悪夢をよく見る。それも楽しみにしている。経験していない事ができるから。
〇睡眠から「死」をイメージした。眠りに落ちて起きる事がないのが「死」なのか。
〇不眠症だった頃に「寝ないで死んだ人は居ない」と言われ、苦しみをわかってもらえず辛かった。今は自然なものと捉える事ができる。各自が「自分にとってどうか」で考えるのが良いと思える。
〇抱えている仕事・責任がある中で不眠に陥るととても辛い。
〇睡眠は臨死体験。日々、輪廻転生を繰り返しているように思う。
〇睡眠の質を上げる研究が次のノーベル賞候補と言われるくらい、世界中で睡眠ストレスは問題になっている。何故、眠れなくなったのかも考えてみたかった。
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【第421回記録】女性編・テーマ「夏のアナタ」
2024年7月4日(木) 10:00〜12:30
・参加9名(進行役:たからん)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
第421回【女性編】・テーマ「夏のアナタ」・オンライン
今年1月、「冬のアナタ」というテーマで対話をしました。
あれから半年。夏のオンナも色々大変です。
「夏のワタシ」は、日焼けや汗対策。
冷房が効きすぎる場所には、羽織りものが欠かせません。
「夏のアナタ」は、如何ですか?
七夕、お中元、土用の丑の日、地域の夏祭り……
帰省やお盆のあれこれ、長期休暇の家族が居る・居ない。
地域・ご家庭によって違いは色々ありそうです。
自分自身にとっての違いはどうでしょうか。
「今年の夏」「過去の夏」「未来の夏」
生きていく中では、様々な汗をかく夏物語がありますね。
お互いの「夏」の話題を持ち寄り、そこから見える女性の暮らしや社会の事、色々考えてみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・名前と共にテーマにまつわるエピソードを発表してもらった。
例)…
・田舎のお盆。子ども時代の帰省は楽しかったが、所謂「嫁」の立場であった母は、色々大変そうだった。
〇私も夏と言ったら花火です。20代前半で見た大阪PL学園の花火が今までの人生で一番感動しました。花火は日本が誇る文化だと思います。
〇顔以外の日やけどめはしていなかったのですが、昨年腕にシミができたのがショックで今年は気を付けています。
〇日傘 図書館 卒論
〇中学生の頃、暑い中でもジャージを着てテニスしてました☀️
〇草取り
〇人生で初めて自由を感じた大学の夏休み、友達とグアムへ行った空港で花火を没収。爽やかな夏のイメージ。
〇夏は苦手な季節
太陽光が苦手
部活動…目の日焼けで毎日頭痛。半日眠るしかなかった…
夏って、いい思い出あったっけ…?
〇沖縄育ちなので、夏は得意です!
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思うテーマに沿った「問い」を出してもらった。
前半・後半で2つの問いについて、それぞれ対話することとなった。
①温暖化の中、今後ますます熱くなる夏をどう対応出来るか?
②夏休みの理想の長さとは?
★対話(一部のみ記録)
①温暖化の中、今後ますます熱くなる夏をどう対応出来るか?
〇温暖化は、緑・森が減ってきている事も大きいと思う。自然を資本主義的に利用するのではなく、共通のコモンとして大切にしようという考えがあり同意している。神宮外苑伐採の問題にも通じるように思う。
〇朝の散歩で木々の間を歩き癒されている。植樹の為の寄付金を募っている団体に寄付したことがある。
〇かなり涼しい地域在住だが、昔に比べると暑い。飼っている鳥が、扇風機の風を嫌がるので保冷剤を置いている。今後、更に暑くなっていくのかも……とクーラー購入を考え始めている。
〇暑い中での服装の思い出。日本では、かなりクールビズが浸透しているが、タイで働いていた時に、正式な服装を求められる場面が多々あった。役所に行く時もきちんとした服装やパンプスが良いと言われた。また、服については着ることだけではく、処分、廃棄についての問題も色々ある。
〇温暖化問題を始め、SDGsについて語っている世界の有力者がプライベートジェットで飛び回っている現実がある。戦争もあり世界中で足並みを揃える難しさを感じる。
〇(カリフォルニアの山火事についての体験……複数参加者から)
・他の州にも煙が回ってきた。においがすごくて空気清浄機を買い足した。
・山火事が起きた際には、職場でも「みんな早く帰れ!」と騒然となった。何ヶ月もにおいが続いた。気温だけでなく、空気・木の乾燥などの問題も深刻である。
〇花火は夏の風物詩ではあるが。以前、住んでいたところは森が近く、アメリカ独立記念日の花火では、鳥や鹿が爆音で逃げ出すという事があった。人間にとって楽しいものでも色々な問題があり、どうやってバランスをとっていくのが良いのか。
〇汗や虫対策で、夏の服装も袖があるものを着ている。
〇温暖化と言われているが、地球規模で考えるとまた氷河期がきて冷やされるのだろうか。
②夏休みの理想の長さとは?
〇給食で貧困家庭の子どもの命が守られているという話も聞く。その一方で、夏休み明け、子どもの自殺も多い。学校に行く事で守られる命と休みがある事で守られる命。どのくらいの期間が理想なのだろうか?
〇まとまった休みというのは、学校以外の場で過ごす事や体験ができる機会であり大切だと思う。
〇子どもの頃には確かに夏休み前はワクワク楽しかった。今は、旅行が好きで暑い時に出かけるより、気候が良い時に休みを取って出かけたい。
〇大人も1ヶ月位休めるのが良いと思う。
〇フランスに友だちがいる。1ヶ月位バカンスで旅行に行っている。そのバカンスを楽しむ為に仕事をしている感じ。その例からもやっぱり大人にも夏休みって必要なのかなぁと思う。
〇自分達の世代だと……夏休みが1ヶ月もあって夫が家にいたら。夫の昼ご飯問題まで出てくる!と思った。
〇コロナ禍の頃、子ども達が3ヶ月休みになった。実験的に子どもたちが見るYouTubeやNetflixなどを全部、英語のものにした。3ヶ月の間にきょうだい同士で英語を話すようになった。子ども達が何かを得る体験を学校以外でする期間と考えたら、本当は3ヶ月位ある方が良いのかも知れない。
〇アメリカだと、夏休み期間が3ヶ月位ある。その期間にかなり裕福な家庭は世界旅行に行ったりするが、サマーキャンプに行かせる家庭が多い。親としては3ヶ月は「長いなぁ」と思う。
〇大学教授などが1年位休めるサバティカルのシステムはいいなぁと思う。自分自身、サバティカルではないが、1年ちょっと母の介護の為に休みを取った。生活環境が変わったり、日々やる事の内容が変わったことから、ものの見方など変化があった。10年に1度位、そういうサバティカルみたいな事が出来るといいなぁと思った。
〇たまたま最近、心理学の先生から新しい習慣の為には「3ヶ月」と言われ、他の知り合いからダイエットについて「3ヶ月」と言われ、今日も「3ヶ月」という話が出てきたので、「3ヶ月って意味があるんだなぁ」と感じた。自分が好きな旅行の場合、適切な日数は10日くらい。それ以上だと変化が大きすぎて辛くなると感じている。
〇休みの理想的な長さは目的によって違うのではないか。
〇子どもがトイレットペーパーやラップの芯を何ヶ月も前から集めて夏休みに何かを作ろうとしている。1ヶ月で足りるのか足りないのかわからないが、長い休みに何かをしようというのはかなり前から決めていたようだ。
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇服装問題と旅行先や期間について気になりました。
〇お答えがご自身の経験や考え方が反映されるので、今回も皆さんのお話を興味深く聞かせて頂きました。楽しかったです。また参加したいです。ありがとうございました。
〇夏休み、私も子供達と何か1か月の目的を持って過ごそうと思いました。
〇春休みの計画を立てようかなー
〇夏休みだからこそ実のある時間にしたい。子供たちのYouTube英語化やってみます!
〇休むことを意識していなかったので考えてみようと思います。
〇私は汗っかきなので、冬でも汗をかきます。恥ずかしいと思ってしまいます。だから、みんな汗をかいていて、汗をかいても私だけ浮かない夏は好きです。暑さが苦手ではありますが。今日、色々と話をしてみて、これから来る夏が楽しみになりました。
〇自分のためにサマーキャンプに行ってみたいです。
〇夏が苦手な根本の理由
暑さで、考えられなくなるから。
ひたすら休むしかなく、せつなくなっていました。これからは、罪悪感なく頭を休められるといいなぁ
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第420回の記録】〈テーマ〉映画 『怪物』
第420回目の人生カフェは、2024年6月30日(日) 13時30分~16時00分 計7名で、オフライン・リアル(東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室)で実施された。
(進行:田中あけ美)
最初に、自己紹介と映画全体の感想を共有した後、この作品を鑑賞後の問いを出してもらった。
【感想】
・3部作となっていて、それぞれ別の視点からみているのが面白い。俳優がはまっていた。
・視点が面白い。
・サイコパス映画のように感じた。悪を肯定しているかのような映画だ。
・考えさせられる映画だった。善悪の逆転、デマ、思い込みの恐ろしさを感じた。
・こういった形式の映画を羅生門形式というジャンルがあるのを知った。
・DV、イジメ、LGBTなど現代の問題が詰め込まれている映画だった。是枝監督は悪人を描かないというのを見たことがあるが、この映画では?
・視点が替わって、そのギャップに驚いた。
【問い】
小ネタ(映画に関連する問い)
・最後に、大人たち(母と先生)子どもたち(男の子ふたり)は会えたのだろうか?
・なぜ最後に台風?
・映画の中で校長がいっていた幸せに関するコメントの意味は?
・みんなが手に入ることしか幸せと呼ばないのか?
大ネタ(抽象的な問い)
・そもそも「真実」や「善悪」は存在するのか?
・後悔しない生き方とは?何を大切にしたらよいか?
・愛による狂気を防ぐには?
・父親は必要なのか?
・LGBTは保護すべきか?
・イジメとは?
・DVについて 体罰は必要か?
・本心を知らなくてもうまくいく方法は?
・本心は引き出すことはできるのか?
・なぜ真実は必要なのか?
・この映画を戦争という視点でみるとどんなか?
・物事をいろんな視点から観るためには日頃からどんな努力ができるか?
・人はどんな時ウソをつくのか?
・怪物は誰だ?
・登場人物はだいたい悪人ではないか。悪人であることを指摘してはいけないのか?
・犠牲者(被害者)は誰だ?
以上の問いを参加者でグルーピングし、
・映画に関連する「映画の中で校長がいっていた幸せに関するコメントの意味は?」
「みんなが手に入ることしか幸せと呼ばないのかの意味は?」の問いを入口に対話を進めた。
その後、「なぜ真実は必要なのか?」他の問いで対話をおこなった。
【対話後の感想・気づき・新たな問い】
・真実→対話が必要
・母親のせりふで印象に残っていたのは、「やめて、やめて、やめて」だった。
・ビックランチって何?
・ラストシーンは子供たちは別世界にいったのでは?
・自分一人で考える限界を改めて感じました。気づかなかった視点、考えに触れ、人作品を通して物事を考える良き方法だと感じました。
・どのテーマ(問い)も深くて話すのがおもしろそうでした。自分の中にはない視点を聞くことは、心が拡がる気がします。完璧ではなくても自分が伝えたいことを伝える登場に拍手です。
・「実はこうだった!」が次から次へと出てくるサスペンス映画(推理映画)はクソだ!
「怪物」はサスペンス映画ではないだろう。
・真実と理由
【記録者後記】
・久しぶりの映画を素材の哲学対話の会でした。この映画に興味を持たれ、哲学対話初めましての参加もありましたが、同じ映画から視点が違う様々な問いが出たのが面白く対話も活発に進みました。今回、謝罪をめぐる対話が興味深かったのと、対話できなかった他の問いについてもいつか対話ができる機会を持ちたいと思いました。
(記録:田中あけ美)
【第419回人生カフェ記録】年間テーマ「人生」・6月「幸福と人生」オンライン
・2024年6月27日(木)10:00~12:30
・参加16名(進行役:本間正己)
・オンラインZoomにて実施
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
日 時:令和6年6月27日(木)午前10時~12時30分
開催方法:Zoomによるオンライン方式
定 員:15名
進行役:本間正己
参加費:無料
6月テーマ:幸福と人生
今月で人生カフェは満10年を迎えます!
人生カフェの第1回目のテーマは「幸福」であり、その後も幸福は人生カフェの主要なテーマであり続けました。
これを記念して、毎年6月の人生カフェでは幸福をテーマにした哲学対話を行います。
幸福は身近なテーマであるとともに、深みのあるテーマでもあると思います。
何度取り上げてもいいし、毎回違った対話の展開があります。
人生を豊かにするヒントが得られるかもしれません。
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたが幸福だと感じること、場面などをお話しください。
(短期的な幸福の例)ラーメンを食べている時
(長期的な幸福の例)亡き母の愛を感じ続けていること
話したい人のみ、1分くらいで体験・エピソードを話していただきます。
*・美味しいものを食べている時 ・湯船に浸かっている時 ・家族や友人との絆を感じている時 ・好きだなぁと思う時
*朝、目が覚めて、今日も一日が始まると感じた時です。
*パンがうまく焼けた時、クライエントさんが喜んで下さった時。
*夜ぐっすり眠れて朝すっきり起きられた時、何をするにも活力があり1日を有意義に過ごせる事に幸せを感じます。
*自己理解と自己共感、好きなことに没頭している時。
*平日の日課の散歩で自然に触れるたびに幸せだと感じます。歩いてる際に顔に寄ってくる虫を避けたり、野花を眺めたりして、リスや野うさぎに出会ったりするのを楽しんでます。
*いじられ、おちょくられてバカいが言えてお互い笑いあうとき。呼吸ができていること。
*毎日健康であること 家族と話ができること普段の生活が続くこと
*元カノから突然優しい連絡があった時
*くだらないことで大笑いしているとき。誰かと分かり合えたとき
*エクササイズ(ストレッチ、筋トレ、トレッドミル)→柔らかく軽く明るく→楽しい音楽を思い描く
*自然の中でのんびり過ごしているとき
*面白い漫画に出会ったとき 海を見た時 お気に入りのピアスを見ている時 哲学対話の余韻を感じている時
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつまたはふたつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)幸福は人生の目的か?
(例)不幸な人生は無意味か?
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*未来の幸福の為に今の幸せを後回しにしてもいいのか?それとも今の幸せを第一に考え未来の幸福を後回しにしていいのか?それとも今も未来も幸福になれるか?
*幸福は年齢によって変化するものなのか?
*幸福とは何か?
*幸せを感じることができる当たり前の奇跡に感謝しているか?幸せは先ずは自分から。自分が幸せであることで他人にも優しく圧のない接触ができるか?
*幸福と幸福感とはどう違うのか?
*初めとても幸せに感じていたものが 幸せ慣れすると当たり前と感じてしまう そして新たな幸せを求めるのは 煩悩のなせる技なのか?
*幸福は事象か?考え方?感じ方?
*幸福と感謝の違いは何か?
*現状に幸せを感じる事とさらなる幸せを追い求めるのはどちらが幸せなのか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、投票により入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回の問いは、
「未来の幸福の為に今の幸せを後回しにしてもいいのか?」
に決まりました。
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●今の幸せの延長線上に未来がある?
●未来のことを考えられている今は、それが苦労の最中であっても、充実感がある。成功(未来)に向かっている自分が幸福?
●結果(成功)より、過程にこそ幸せがある?
●「足るを知る」~満たしている、満足している、感謝していることに幸せを感じる。
●未来に希望を持てること、選択できることに幸せを感じる。
●健康とお金~幸せとどう関係するのだろうか?
●一杯のコーヒーを飲むことに幸せを感じるが、コーヒーがなくても不幸ではない。
●明るく、軽やか、機嫌よく……この心のありかたに幸せが宿る。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*自分は哲学的なテーマについて話すのが好きなんだと再確認しました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
*年齢による違い 私の場合 青年期 遠くに幸せ 旅行 高年期 近くに 家庭
*コミュニケーション
*未来の為に今の幸福を「犠牲にしない」為にはどうすれば良いのか?
*高齢者でも、たくさんの夢を持とう。今日も生きていることに感謝しながら。
*みなさんの幸福に対する定義や考え方が知れて、すごく良かったです。
*私は近視眼的かも。
*未来を考えられることで、少し客観性も生まれる。幸福感だけでなく、幸福へ。
*幸せは定期的に見直す必要があると思いました
*①未来は続くよどこまでも。。成長発展進化拡大。。今も最高最善必要必然かな
*幸せと感謝は表裏一体なのでしょうか? 幸せであることは周りの人にとっても重要?感謝の圧を感じてしまう…
*未来の幸せのための今を考えるよりも、今の幸福の延長線上に未来の幸せがつながっている。
*パワフルでキラキラした世俗的通俗的卑俗的幸福(感)がはびこる中で、カッコ悪くても納得できるフィットした幸福(感)を見つけることの難しさ。成功しても幸せとは限らない。達成後、明るく軽やかか?受験生への対応。
*幸せを追求することへの考えることができる幸せ
〇今回は放課後タイムを設けません。
(記録:本間正己)
【第418回記録】テーマ「カスハラとか苦情とかご意見とか…」
2024年6月23日(日) 13:00〜15:30
・参加11名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
【日曜日午後】・テーマ「カスハラとか苦情とかご意見とか…」・オンライン
最近、よく耳にするカスハラ(カスタマーハラスメント)。
三波春夫さんのキャッチフレーズのように言われる「お客様は神様です」
この真意を誤解している人がいるからでしょうか。詳細は公式HPで紹介されています。https://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html
出来る事なら、接客する方も受ける方も気持ちの良い時間や機会をもちたいものです。
どうしてカスハラは起きるのでしょうか。
体験や目撃談などを出し合いながら、色々考えてみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・接客にまつわるご自身の体験や聞いた話などをチャットにご記入後、呼ばれたい名前と共に話してもらった。
〇クレーマーに3年後、道でばったりと再会し、通せんぼをされて、とても恐かった。
〇約10年、同じ美容師さんにお願いしている。
〇急な往診が入ったけど、外来の方が我慢して待っていてくれた。←看護師、事務は出る幕がなかった。
〇20年前ですが、外資系銀行のカスタマーサービスに電話で問い合わせをしたら、電話の切り際に「ば~か」と言われたことが忘れられません。対応中は別段何の問題もなかったのですが…。外資系コワイと思いました(笑)
〇電話応対の難しさ…。
〇とある関係のあるスーパーの店長、お客様にはクレームを入れられたら、高級食材を渡すとかしていたのに私たち含む協力会社には高圧的自分が正しいを言ってきて、彼は違う店への移動となった。このようにお客様はあらゆるステークホルダーであるという認識が薄いと、カスハラ法も成立してきっちりと認識しないとNGになります。
〇サービスを抑えて安くしているホテルで、サプライズサービスやフルサービスのご飯を当然としてくるお客さま
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めた。
例)…
・何故、暴言や暴力をふるうカスハラは起きるのだろうか?
・クレームを言うことの良い面はどんな事だろうか?
〇クレーマー(とされる人)が求めるものは何だろう。クレーマーは何を期待しているのか。
〇なぜクレーマーのことが最近言われるようになったのか
〇「寛容でいこう」はこのDiversityの時代で取り入れるべきことと思いますが、皆さん、どう思われますか?
〇クレームを「沈静化」させるポイントは何だろうか?
〇クレーマーは自己顕示欲が強い人か…。
〇クレームとカスハラの違いは?
〇カスハラする人って常に自分を上にしたいと勘違いしていると思いますが、いかがですか?
〇カスタマーが主張を通そうとするとき、なぜ自分の非(認識の違い)を認めようとしないのか?
★選ばれた問い
◎クレームとカスハラの違いは?
★対話
(今回は、対話の記録を残しません)
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇匿名性によるハラスメントとそうでないものについても考えてみたくなりました。
〇カスハラに至る心理状態が今も気になっています。被害者意識についてももっと考えてみたいです。
〇カスハラの意識が深まりました。
〇クレームは、こちらの質の向上につながる場合もあることは確かだと思います。それから、被害者から加害者に変わる要因の一つに「余裕のなさ」「精神衛生」も関係があるように個人的に思っています。
〇カスハラには言う側の意識の中に上下、自分が正しいといったものがありそうだな
〇一般的にはインターネットの普及により情報を簡単に取得できるようになったことや、ソーシャルメディアなどを通じて意見を発信しやすくなったこと、商品やサービスの品質基準が高まったことなどに影響を与えている可能性があります。また、消費者の権利意識が高まっていることや企業が顧客満足度を重視するため、クレームを上げやすくなっているとも言えます。成熟した社会がいつに到来するのかは未定ですが。みなさんの意見参考になりました。ありがとうございました。
〇文句(クレーム)には多少の期待があり、それが相手を嫌な気分にさせている意識は互いの背景、意識の違いによっても変わるのだろうと考えました。
〇まともなクレームはその商品価値を高めるのに役立ち、会社の発展に資する。このような考え方は今や神話になりつつあるか?
〇お客様に言いたいことをストレートに言えない…これも被害者意識の発端?
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【記録】第417回人生カフェ・年間テーマ「人生」・6月「幸福と人生」リアル・オフライン
・2024年6月20日(木)13:30~16:00
・参加7名(進行役:本間正己)
・リアル、オフライン(東京都新宿区・新宿消費生活センター分館)にて実施
(PR文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
日 時:令和6年6月20日(木)13時30分~16時00分
場所:東京都新宿区立新宿消費生活センター分館 会議室
新宿区高田馬場1-32-10
高田馬場駅戸山口から徒歩2分
(山手線、西武新宿線、東西線)
https://consu.shinjuku-center.jp/access
定 員:10名
進行役:本間正己
参加費:500円(当日会場でお支払いください)
6月テーマ:幸福と人生
今月で人生カフェは満10年を迎えます!
人生カフェの第1回目のテーマは「幸福」であり、その後も幸福は人生カフェの主要なテーマであり続けました。
これを記念して、毎年6月の人生カフェでは幸福をテーマにした哲学対話を行います。
幸福は身近なテーマであるとともに、深みのあるテーマでもあると思います。
何度取り上げてもいいし、毎回違った対話の展開があります。
人生を豊かにするヒントが得られるかもしれません。
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたが幸福だと感じること、場面などをお話しください。
(短期的な幸福の例)ラーメンを食べている時
(長期的な幸福の例)亡き母の愛を感じ続けていること
話したい人のみ、1~2分くらいで体験・エピソードを話していただきます。
*呼吸
コミュニケーション
*短期的:美味しいものを食べている時、よく眠れて疲れが取れてスッキリ起きれた時
長期的:この世に生を受けたこと
*旅行している時
自分は恵まれていると思う時
*本を読んで同じ考えをもった時
フルマラソンを目標タイム内で完走した時
*短:野菜・果物などで季節を感じた瞬間
長:大きな事故・事件などに合わなく過ごせていること。
*友人と会話をしている時
海外留学中
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(ひとつまたはふたつ)。
(例)幸福は人生の目的か?
(例)不幸な人生は無意味か?
その問いの背景、理由等について1~2分くらいで話していただきます。
*幸福になるのに必要なものとは?
*没頭している時は幸せか?
*不死の人生は幸福か?
*「幸福の賞味期限」を延ばすには?
*不幸な人生は存在するか?
*相対的な幸福と絶対的な幸福の違いは何か?
*幸福に運、チャンス、タイミング、縁は関係するのか?
*人生の意味を考えることは幸福か?
*幸福は人生に夢を持つための幻想(錯覚)ではないか?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを一つまたは二つに絞ります(15分くらい)。
今回選ばれた問い:
「幸福になるのに必要なものとは?」
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(一部のみ記録)
●努力、感謝、勉強
●勉強(学び)には、子どもの勉強と大人の勉強がある。
●大人の勉強は視野を広げるために行う。
●人とのつながりが必要。
●環境が大切。
●その人の外的なものと内的なもの、どちらも必要である。
●ポジティブ、肯定的に捉えていくことが大切である。
●暖かさが幸福のイメージにある。
●人、物、自然などに感謝すること。
●各自が心の中に、自分なりの絶対的な幸せを作り出そうとしている。
●他の人たちと共通了解し合える幸せを見出していくことは難しい。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*何かしら、自分なりの、強い幸福観(幸福感ではない)
*没頭している、できている自分に感謝したい。幸福=感謝
*自分を内観し、言語化することができました。Out put大切!
幸福とは努力してつかみ取るものだと気付きました。⇒決意
そして幸福なることへのコミットをし続けることが重要だと思いました。
*努力と感謝の意味
努力←行動を表している
感謝←心の持ち方を表している
*自己概念(=理想)と経験の重なるところが欲しくなる。(幸福)
自己の成長を確認できる時であり、存在を必然的にできる時となる。
*(気づき)「おかげさまで……」人とのつながりを大切にしていきたい。(一期一会でも)
*幸福の形は十人十色
感謝を習慣化するには?
他者を知ることで自分を知る
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【番外編記録】 問い「ここが潮時…ってどんなとき?」
・2024年6月18日(火) 20:00〜22:00
・参加13名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
【夜開催】・問い「ここが潮時…ってどんなとき?」オンライン
「潮時」……
漁に出る最適な時間を判断していたのが語源との説もあり、海に囲まれた日本の生活に深くかかわる「大和ことば」と言えるようです。
ものごとをする為にちょうど良い時。
始める・やめるにかかわらず、「何かをするのに適した時機」を指します。
ただ、近年は、引き際、やめ時といったニュアンスで使われる事が多くなりました。
10年以上前ですが、潮時の意味を「ものごとの終わり」と回答した人が、36.1%という文化庁世論調査結果が有ります。
皆さんは、「潮時」と思って、何かを始めたりやめたりしたことはありますか?
そして、それを「ちょうど良い時」と思った理由は何でしょうか。
または、後から考えてみると「潮時だった」と思う事はあるでしょうか。
潮時と思ってやめる事と、「諦める」は、同じと言えるのか違うといえるのか。
「潮時…と思う時ってどんなとき?」
色々考えてみませんか。
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
・過去に、〇〇を「始めた」、「やめた」、「切り替えた」など、印象に残っているエピソードをチャットに書いていただき、呼ばれたい名前と共に発表してもらった。
〇3月に仕事を全て辞めた。
〇25歳の時に合宿で運転免許取得
〇過去に、40歳過ぎてから、バク転教室に5年間通ったのですが、結局先生の補助なしでは、バク転出来なくて辞めました。
〇・2年前にランニングを始めた
・3年前くらいに英会話をはじめて2年前くらいに転職を期にやめた
〇退職した時。
〇かつての体験、盛んにおこなわれていた異業種交流の場から離れた。
〇本線に合流した時に気づいた
〇幼少の頃より、ピアノを習い、かれこれ40年以上やっている。潮時を逃したような‥‥
〇足掛け7年?やっていたベリーダンスをやめようかな…
〇フェミニズムカフェを始めた
★入口の問い
〇ここが潮時…ってどんなとき?
★対話(一部のみ記録)
〇自分は、潮時は何かを諦める・手放すときで、ネガティブな場合が9割9分だった。潮時を好機と捉えられなかったのは、頑張り切れていなかったからだと気が付いた。
〇努力が報われないと思った時が潮時だと思う。それは悪いことではなく、向いていないと気づき、切り替える分岐点なのではないか。
〇自分の潮時は先が見えた時。これ以上楽しめないと思った時だった。
〇自分にとってその事が「損」だと自覚し、手放す行為「損切り」が出来ない時はモヤモヤしている。その分、「損切り」後は清々しい。
〇潮時は、意外と自分ではわかっていなくて第三者から言われて思う時や、振り返って「あの時がそうだったのかなぁ」と思う事がある。
〇自分の問題と考えて潮時だと思う時と、周囲・外部の状況を見て思う時。その両方があるのではないか。自分事で考える内向の時はネガティブなやめ時で、周囲を見ての時は、時流に乗るような、何かを始める時という感じがする。
〇昔、異業種交流会に出ていた頃、合わない人が増えてくると「自分の居場所ではない」と参加を辞めた。周りの状況・環境によって潮目が変わるというのは大きいと思う。
〇「潮時」をポジティブ・ネガティブに捉えるだけはなく、個の価値観と周りの状況を見る判断力。フェーズは2つあると思った。
〇他人から「潮時じゃないか」と指摘されると、それに反発する事がある。その時に受け入れなくても心には残る。あとからそうだったかもと思う事がある。
〇講演会で、「自分の技量をわきまえて退いた」という話を聴いた事が心に残っている。その退いた時が、その方にとっての潮時だったのだろう。
〇昭和の「プロジェクトX」は、結構無理をしても諦めず開拓したような内容が多かった。今は、潮時を考えながらも頑張り続けるという視点はなくなってきている気がする。
〇朝ドラで言っていた潮時などは、ある程度の年数や回数継続して頑張ってきた事を諦める、手放す時。今は「タイパ」重視。何年も頑張るっていう事が減っているのではないか。
〇石の上にも3年と言われたが、今は3ヶ月なのかもしれない。
〇組織の潮目は、企業イメージなども絡んでくるので、個人の潮目とは違う要素があると思う。
〇学校は、6年・3年・4年など卒業の時期がくる。職場での定年退職も、きまった時期がある。ある程度、区切られたやめ時、フェーズが変わる事にも、「潮時」の要因があるのではないか。
〇潮時を敢えてつくらない人もいる。つらいことがあってもずっと同じ場所に居続ける人。他を見つけるなどチャレンジしない人。今までのものを手放して「これに向かいたい」と、自分で潮時をつくれる人は幸いであるという気もする。
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【番外編記録】「オススメの本から問いを決めるvol.3」
・2024年6月9日(日)10:00~12:30
・参加13名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
【日曜日午前】・「オススメの本から問いを決めるvol.3」・オンライン
参加者5名の方から「オススメの本」をご紹介いただき、その後、本紹介をヒントに
「問い出し」を行います。
後半は、選ばれた問いについて皆で対話をします。
・本が好きな方
・哲学対話が好きな方
・どちらも好きな方
そんな皆さんに、是非ご参加いただきたいイベントです。
申し込みチケットが2種類あります。
・本の紹介<有り>
・本の紹介<なし>
どうぞご注意ください。
〇本をご紹介くださる方へ
時間は5分以内です。
出来れば問い出しに結び付きそうな本を1冊ご用意ください。
本のジャンルは問いません。
シリーズ物の一部、絵本やコミックなど何でもOKです。
〇本紹介なし参加をご希望の方へ
紹介本からの問い立てや対話で、是非、探求の時間を楽しみましょう。
<内容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と今の気持ちなどをひとこと話してもらった。
★本の紹介
・チャットにタイトル・著者など紹介本について記入
・お1人5分以内で、内容や感想・気づき・疑問などを発表してもらった。
(下記は、チャットに記載いただいた内容を転記)
〇いつもだれかが…
ユッタ・バウワー作・絵 上田真而子訳 徳間書店
〇京極夏彦
「姑獲鳥の夏」から始まる七部作
〇『謝罪論』:古田徹也.柏書房
〇「正義の教室」 飲茶著
〇定年オヤジ改造計画 垣谷美雨著
〇もっと知りたい柳宗悦と民芸運動
杉山享司 アート系の本
★問い出し&問い決め
紹介された本からインスパイアされた問いや、ご自身が紹介した本について疑問に思っている事など、皆さんと一緒に考えたい事を出してもらい、投票で1つにしぼった。
〇「幸運と幸福」とは何か?
〇どうすれば幸福を得られるのか?
〇「独白の聴き手」とはいかなる存在か?
物語では、読み手であるわたしが独白の聴き手でしたが、現実世界のわたしの独白はだれに対して語っているのだろうか?自分? はたしてそうだろうか?
〇男女が理解しあうとはどういうことか。
〇私の独白(口外されない思考の言葉)は自分の外側の世界に対して、影響を与えているか?
〇謝罪(会見)において絶対的に必要な要件とは何か?
〇ジェンダーを超えて理解し合うための最適な方法はなんだろう?
〇理解しあえたと感じられるポイントはどこ?
〇主観(内的な思い)から生じる幸福と不幸の岐路は?
★入り口の問い
◎理解しあえたと感じられるポイントはどこ?
★対話(後半の一部を記録)
〇話をしていて「わかるわかる」と相槌をされた時。内容を理解していないが共感の「わかる」の場合がある。共感と理解の違いやポイントはどういう所だろうか。
〇人が泣いているのを見ているだけでも悲しくなるのが共感。理由を聞いて腹落ちするのが理解ではないか。
〇共感や理解をする為には対象についての知識が必要。知識がないと何故そう思うのか理解ができなかったり、感情についても共感が出来ない。
〇話を聞いて、思考を経なくても涙を流している行為。または、結果として自分の思っていた事と違っても理解しようと思考している行為、対人関係においてどちらを尊重するのかがポイントではないか。
〇理解し合えたと思えるのは「コントロール欲求」が満たされた時なのか。
〇シンパシーとエンパシーのどちらも共感と訳される。
〇そもそも、どうすればお互いに理解し合えるのだろうか。共感、理解共に「相手を大切にしたいと思っている事」が大事なのではないか。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第416回記録】人生カフェ【夜開催】・テーマ「趣味」オンライン
・2024年5月29日(水)20:00~22:00
・参加11名(進行役:たからん・本間正己)
・オンラインZoomにて実施
<PRの際のリード文>
今回のテーマは、人生カフェにご参加くださった方からリクエストをいただきました。
「趣味は何ですか?」
新年度も早2ヶ月。新しい顔合わせの場面などで、聞いた・答えた方もいらっしゃるかも知れませんね。
関係構築の入り口、面接、合コン、お見合い、マッチングアプリの入力……
決まった答えがある方もいるでしょう。特になくていつも困るという方も。
または、複数の趣味を場に応じて答え分けているというお話を聞いた事も有ります。
趣味って
「訊き方」「答え方」「内容」によっては、コミュニケーションツールになる?
または、印象操作につながる場合も?
「うーん。好きな事はあるけど趣味とまで言えるかなぁ」という声もききます。
趣味に、「内容」「期間」「頻度」「深まり」など定義はないはずなのに、「趣味って言える…?」と迷う時、心の中で何が引っかかっているのでしょうか。
もちろん、趣味がないという方のご参加も大歓迎です。
一緒に色々考えてみませんか。
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
ご自身の「趣味」や「好きなこと」をチャットに書いていただき、30秒~1分程で話してもらった。
〇「学校」や「学び場」に参加すること。
〇打楽器(和太鼓→フレームドラム)
〇①読書、②英語、③筋トレ、ストレッチ、エクササイズ、ウォーキング、④瞑想
〇ロードバイク 旅行 サブスク映画
〇ウクレレひき語り
〇歌を歌う カラオサークルで
〇ピアノ、(小説を書くこと)。
〇ラーメン、映画、哲学・対話の本
〇街歩き、ベリーダンス、マンガ、英語の絵本
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めた。
例)…
・好きな事と趣味はどう違うのだろうか?
・趣味が収入に繋がり、生活の糧としている場合も「趣味」といえるのだろうか?
・趣味を明かしたくないのはどんな時だろうか?
〇人生そのものが趣味なのだろうか?
〇「何か趣味を持ちたい」という人がいるが、これは奇妙ではないか?どんな心持ちから出ているのだろうか?
〇「趣味がいい」とか「趣味が悪い」とかいうのは、どういうことなのか?
〇人にとって趣味とは?
〇脊柱管狭窄症を克服をしたい。
〇哲学対話は趣味と人に言える?
〇リタイヤ生活と趣味の関係は?
〇似たような趣味を持っている人と付き合うのが幸せか?
〇楽しさ以外に趣味に必要なもの(要素)はあるのか?
★入口の問い
◎「何か趣味を持ちたい」という人がいるが、これは奇妙ではないか?どんな心持ちから出ているのだろうか?
★対話(一部のみ記録)
〇趣味がない、持ちたいという人も「好きなこと」はあるように思う。お酒を飲む事やテレビを見るのが好きな人は、それを趣味と認識していないのか。人には言えないと思っているのか。その人にとって「趣味はこういうもの」という定義があるのか。または、他の可能性についても考えてみたい。
〇趣味には、楽しさや好きなものとは別の要素があるのではないか。それは何か?
〇趣味は「私が何を面白がる人なのか?」というアイデンティティ、自分表現が含まれる。面白がるは、「いつも」や「永遠に」でもない。それを趣味といってはいけないように思っている人もいるのではないか。
〇続かなくていい。自分は、今、集中して楽しめれば趣味と言っていいと思う。言えない人は重く捉えているのではないか。
〇趣味と言いにくいのは能動性が足りないと思っている場合もあるのではないか。映画を観るのは趣味と言えても、テレビを趣味と言えない場合は、能動的に見ていないからではないか。例えば読んだ本が「増える」とか、何か「上達する」などの、能動性がないと趣味とは言いにくいのかも知れない。
〇趣味に対し、プライドのバイアスがかかっている事が多いのではないか。
〇社会的評価というのは大きいのではないか。ピアノ、映画鑑賞、読書などはそれなりの評価が得られる。
〇ハイヒールを集めている若い人がいて、理由を聞くと「美しいから」と言っていた。趣味はその人の感性が現れる。
〇「読書が好き」というのを面倒くさくて最近言わなくなった。何故ならジャンルが細かすぎて伝わりにくく話が広がりにくいと感じたから。自分の趣味を振り返ると、形を変えて同じような事をしていると思う。読書、映画、街歩きが好きというのは、「色んなストーリーに出会うのが好き」という所で繋がっている。
〇カラオケBOXが好きで1人で2時間以上歌う。誰も知らないマイナーなアニソンを歌う。「カラオケが趣味」と人に言うとしても、誰も知らない曲名は言えない。みんなと一緒に行く時はみんなが知っている歌を歌う。趣味は、ある程度人に紹介できるものと、人に言う必要ない自分だけの独自路線でいくものと2通りあると思った。
〇カラオケが好きな仲間複数で行っていた。10年近くかけて以前は考えられなかったグループになった。好きなジャンルにドンドン枝分かれしていき今がある。人も内容も変化していった。
〇趣味には社会階層が反映される面がある。「この趣味を言ったら階層が下に見られてしまうのではないか」というプライドも出てくる。また、その社会階層の面から「趣味が良い・悪い」「上品な趣味・下品な趣味」という見方・評価に繋がる場合もあるのではないか。
〇趣味の延長線には「教養」がある。人によって「趣味」「教養」、捉え方にかなりグラデーションがある。
〇その人が、今「どのような立場」にあるかも大きい。仕事面など、競争の場にいる人はSNSで高尚な趣味をアピールする場合もある。承認欲求を満たす為や、対・誰かを意識して公表することもある。
〇趣味を持ちたい人は、娯楽が欲しいのではないか。それは、ただの娯楽ではなく手応えがありながら、仕事のような明確な目標目的を作らなくてよいものを求めているように思う。また、責任があると趣味と言いにくい。
〇仕事も含め、本当にやりたい事は趣味と言っても良いのではないか。逡巡せずやりたい事はやって良い。
〇趣味を持ちたいという人は、趣味を通しての人間関係を持ちたいという面もあるのではないか。
〇趣味と生きがいは違うのだろうか。
〇趣味を持ちたい場合、入りやすいのは「推し活」ではないか。誰か人を推すだけではなく、「コンテンツを推す」でいいのでは。色々聞いていて、やはり趣味のある人生は豊かだと思う。
〇以前、病気を持っている方から聞いた、「生きがいの定義は『痛み止め』である」という言葉が印象に残っている。退屈も含め苦痛を伴うものには、能動性のある濃密なものがあると痛み止め・生きがいになるのか。それが仕事だったり趣味だったり。どちらもが被っている場合があったり濃淡の違いもあるだろうが役割は大きいように思う。
〇推し活は、場合によっては人を推す・コンテンツを推す……が横並びになりマーケットになる場合もあり、ビジネス化しやすい。また、生きがいにもなりやすい。
〇ハイヒールを集めるのはフェティシズム?コレクション?趣味と言える?
⇒趣味と言えるのではないか。趣味は多様化し表現も様々に変化している。例えば、盛らない自分を投稿する若者文化、SNSのビーリアルなどもそうだと思う。
〇趣味の展開は多様だと思う。好きが高じ模倣したり、関連のものは何でも集めたくなるなど色々な趣味のかたちがあると思う。昔から、コレクションは趣味の王道。知り合いの先生で、駅弁の包み紙の収集が趣味の方が居て、家族が困るほどの数を集めていた。
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【記録】第415 回人生カフェ・年間テーマ「人生」・5月「人生にとって重要なこととは何か?」オンライン
第415回目の人生カフェは、令和6年5月23日(木)午前10時~12時30分、16名で、オンラインで実施された。(進行役:本間正己)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
5月の問い:人生にとって重要なこととは何か?
私の人生にとって重要なことを誰か他人から押し付けられるのは嫌ですよね。
誰にとっても共通で客観的に重要なことなどない気もします。
でも重要なことが人それぞれで、全て主観的に決まるというのにも肯けないものが残ります。
大体が「重要」とはどういうことだろう?
誰にとって重要なのか?
何のために重要なのか?
このような観点からアプローチするのもあるかもしれません。
いずれにせよ、ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなた自身が、人生にとって重要なことと思っていることを3つ挙げてください。
(例) 愛、幸福、実践
(例) 自分が本当にやりたいことをやる、何かしらの社会貢献をする、人との人間関係を育む・楽しむ
話をしたい人のみ、チャットに書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
話をしたい人のみ、1~2分くらいで話していただきます。
*①自分への受容・肯定②相手への笑い起こし③なんでも言えるアウトプット
*つながり・感謝・ワクワク
*1.行動 2.本を読むこと 3.社会のしくみを知ること
*お金、約束の実行、健康の三つです。
*手応え。
*学び 悟り 愛
*健康 笑い あたたかさ
*①運命(生まれた時代 国 家庭) ② 自分らしく生きる ③親しい人の存在(心の深いところで繋がっている人の存在と関係性の維持)
*1、よりどころ(その時々で違う) 2、喜怒哀楽を大事に 3、余白、変化を妨げない
*本当の自分に目ざめて生きる=幸福。(本当の自分)=(今の自分のこころ)ー(ネガティビティ)の」認識のもと心の掃除をする(心の5S)
*1.愛情、2.人生観、3.コミュニケーション
*愛は何かを学ぶ
*①いろいろな考え方・文化にふれる…多様性? ②ぼーっとする時間(余白?)…自由? ③本音?
*夢を持つ事 行動する事 心許せる友
〇対話のルール説明
〇今回はすでに問いが決まっていますので、問い出し・問い決めは行いません。
○休憩
〇対話
「問い:人生にとって重要なこととは何か?」について、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●人生にとって重要なこととは、守りたいこと、手離したくないこと、こだわりぬきたいことなどである。
●人生において、他人との関わりは避けられないことであり、重要なことである。
●健康とお金、当たり前のことと言えるかもしれないが、改めて人生にとって重要なことと思える。
●置かれた環境によって、重要なことが変わっていくのは自然であり、その環境の中で最適を目指すということが大切である。
●愛は人生にとって重要なことである。
●「愛は地球を救う」というスローガンがありますが、とても違和感があります。
●愛は広すぎる…。「愛」は、その人がどんな文脈で使っているのか、とても気になります。きっとそこに、その人にとっての大事な「愛」があると思っています。
●重要なこと・ものをなくすという方に目を向けて見る。なくした時にその重要さが分かる?
●重要なものをなくしたとき…どうするか?選択肢?
●「寂しさ」を感じる。人生にとって重要なこととどう関係するか?寂しさとは、人生を何かで埋め合わせたい心性か?
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*改めて幸せであること、不要なものがあることを素直に認めて肯定して認めることで初めて心の掃除ができることを家訓としました!
*寂しさを持っていたというお話から、私の場合は10代に頃から「人類は破滅に向かっている」思っていたことを思い出しました。それは今も変わりません。
*一番重要なことは健康だと齢を重ねてやっと気付きました。
*日本では愛よりは情の方がぴったりくる言葉? 愛ということで、人との関係に注目したい。相手を大事に思う心。それを一応愛と呼びたい。
*何が正解、何が不正解でなく、いかに相手の考えを理解しようとできるかが生き辛さを解消できると感じています。0-100でなく、車のブレーキの遊びのように余白を作ることが大切ということにも気づきました。文章でも段落を作り、余白が必要ですから(^_-)-☆
*大事なものを失くしても、イエスと言いたい気持ちはありますが…。
*寂しさをどうやって乗り越えていくか?が人生の本当の主題だと思います
*愛とは。
*人生にとって重要なのは、夢、愛情、ユーモアの心
*人生にとって大事なものでしたね。また考え続けます。
*人生における重要なことが人によってこれだけ違うことに新鮮な驚き 優先順位はこれまでの人生経験によって違うんだ
*愛とは、寂しさとは、どう生きるか/どう生きたかとか。今日もとても楽しかったです。ありがとうございました。
*自分の発言への反省?です 他に行きたくなるのは、ずっと一か所にいると、相手の嫌な所がたくさん見えてくることが怖い という恐怖感がありました。
寂しさ(せつなさ、分かり合えない)は人生の根底に常にあります。
ここ半年で、今まで大切だったことができなくなることが続きました。その時や、過去苦しかった時に自分が楽になったのは、自分以外の見方や価値観にふれることでした。
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録:本間正己)
【第414回記録】第414回人生カフェ・オフライン・「参加者で問いを決める」
第414回目の人生カフェは、2024年5月19日(日)13時半~16時、都内の新宿消費生活センター分館において、10名の参加者のもと実施された。(進行役:羽田美里、本間正己)
〇テーマ
今回のテーマは「参加者で問いを決める」だった。
PRの際のリード文は以下の通り。
今回は、テーマを特に設けず、当日の参加者で問いを決める形にしたいと思います(プレーン・バニラとも呼ばれます)。
最近考えているモヤモヤや、気になっている疑問、心に引っかかったことなどを、問いの形で皆さんに共有してくださると嬉しいです。当日の参加者から出てきた問いについて、一緒に考えてみましょう!
〇導入のプログラム
まずは、導入のプログラムとして、1人ずつ自己紹介とともに今の気持ちを話してもらった。
〇問い出しと問い決め
次に、参加者から自由に問い出しをしてもらった。出された問いは次の通り。
例)コロナ禍とは何だったのか?
・人生においてどうでもいいこととは何か?
・誠実さとは何か?
・友とは何なのか?
・「かたい」ってどういうこと?
・とうといってどういう事だろう?
・不幸とは何か?
・皆さんはどれ位縁起の恩恵にあずかっていますか?
・雑談と言われたときにいったいどこまでを捉えているのか(雑談とは何か?)。
この中から話し合いと投票で入口の問いを選び、後半の対話の問いは「人生においてどうでもいいこととは何か?」が選ばれた。
〇対話
その後、フリーに対話が行われた。(記録者の記憶に残った一部を抜粋)
・「どうでもいいこと」の裏返しに「もっと大事なこと」がある。
・過去・現在・未来で事例を考えてはどうか。過去にやってしまった、現在やめられない、未来にやりそうな、それぞれの「どうでもいいこと」について。
・1つの例に「出世」がある。過去の時点ではそれなりに気にして努力もしていたが、今振り返ると「どうでもいいこと」だと思う。
・「結婚」もある。自分にとっては「どうでもいいこと」だが、社会や周囲の人は「どうでもいいこと」とみなしてくれない。
・人からの「早く結婚したら」という忠告は雑談ならぬ雑音でしかない。
・例えば式典における来賓の長い挨拶などは「どうでもいい」と感じてしまう。
・主観による「どうでもいい」と、客観による「どうでもいい」のギャップが大きいことがある。
・過去・現在・未来における出来事に対して、それをいつ「どうでもいい」と評価するかという、評価軸の過去・現在・未来もあると思う。
・自分にとって「どうでもいい」かどうかは、過去の自分や周囲など、比較対象があると自覚できる。
・そもそも「どうでもいいこと」は記憶にも残らないのではないか?記憶に残っていることは「どうでもよくないこと」ではないか。
・自分の中で自分を評価する「どうでもいい」、自分が世間の出来事について評価する「どうでもいい」、世間が自分の出来事について評価する「どうでもいい」の矢印がある。
・人生にとって本当に「どうでもいいこと」はあるのだろうか?人生にとって全て無駄なものはないともいえる。
・人生にとって「どうでもよくないこと」は生きること。それは食べることにもつながるが、食にこだわりがない人もいる。
・自分が何かに夢中になっているとき、ハングリーな状態のときは、それ以外は見えなくなり「どうでもいい」。それが手に入って満たされたら、余裕が出てきて周囲が目に入り「どうでもよくなくなる」。
・何かに夢中になってがむしゃらになっている時は、それ以外「どうでもいい」状態でも、本人は幸せなのではないか。
・欲求と「どうでもいい」が関わっているように思える。欲求が満たされたら余裕が出て「どうでもいい」ものが減っていく。
・「どうでもいい」に種類があるのでは。何かに夢中になっているときは視野狭窄になっており、周囲が目に入らない、無意識の「どうでもいい」状態。それとは別に、周囲の意見などをいったん受け入れつつも、自分で吟味したうえであえて手放す、選択的「どうでもいい」もあると思う。
・自分軸、自分の価値観が確立している人は周囲と折り合いをつけながら自分にとっての「どうでもいい」を選択していると思う。
・自分にとっての「どうでもいい」と、世間の「どうでもいい」の評価・価値観が著しく異なる場合はどうするのか?
・自分軸にも、「本音の自分軸」と、「世間との折り合いをつける自分軸」の2つがあるのではないか。
・自分の考えは本当に自分だけのものなのか?「どうでもいい」の基準には時代や地域の考え方、ルール、許容量などが含まれているように、自分の中にも世間の評価・価値観が含まれているのではないか。
〇振り返り
最後に対話を通しての新たな気づき、新たな問い、感想等を述べてもらった。
・自分(我)は自分で?客観的には捉えられない。
・人生「どうでもいいこと」はひとつもないのか?すべて何もかもが「どうでもいいこと」なのか?私は後者寄り?でありながら…何か見つけたい(意味づけ)。と思った。
・「自分」と「世間」。(自分が)強い人と弱い人がいる。世間が広い・狭い…、強い・弱い…がある。「世間」とは何か?「社会」ではない。
・どうでもよいことが増えていく今の自分は「やさぐれて」いってるのか「円熟」していってるのか、どちらか?わからない…。
・今日こうやって哲学カフェに参加したこともやがてどうでもいいことになるかもしれない?と思うと、少しさびしい気もしますね。
・雑談はどうでもいいけど尊い。
・どうでもいいことがない=全てが是・善にならないか?また、年を取るとともに自分軸ができあがる&拡大していく?
・「どうでもいい」と「めんどうくさい」。
・沢山してきたどうでもいい事こそが人生の〝糧〟になっているのではないだろうか?(パタパタ、余白、遊び?)
〇放課後タイム
会の終了後、30分ほど自由に雑談をした。
(記録:羽田美里)
【第413回記録】人生カフェ・【土曜日午後】「山頂から〇〇~!と叫ぶ」・オンライン
第413回目の人生カフェは、2024年5月11日(土)13:00~15:30
9名の参加者のもとオンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん・本間正己)
<PRの際のリード文>
山頂から「〇〇~!」って叫んでみたい事、ありますか?
イメージは……
「大声コンテスト」で聞いた事があるような10秒程度のメッセージです。
例として、身近な友人・ネット・雑誌から集めてみました。
〇「我が子たち~!
可愛すぎ~~♡毎日、仕事に行く活力源だよ~!」
〇「お母さん~!
美味しいごはんいつもありがとう。美味しすぎてダイエットできないよ~!」
〇「家族~!
靴下は、裏返しのまま洗濯カゴに入れないで~!」
〇「新入社員~!
たまには飲みニケーションつきあってくれよ~!」
〇「推しの〇〇~!
結婚発表、悔しいぞ~。だけどやっぱり大好きだよ~!」
……こんな風に、日頃のモヤモヤ、感謝、要望などを山頂から叫ぶような形で言語化してみませんか?
当日、チャットに書いていただき、発表をお願いします。
自分やお互いの発表からの「気づき」「疑問」「違い」「本音」などから問いを立て、対話に繋げていきたいと思います。
<内 容>
★導入のプログラム
呼ばれたい名前と共に、「山頂から叫びたい事」を1つチャットに記入後、発表してもらった。
例)…
・1年前、名古屋で食べたひつまぶし~!めっちゃ美味しかったなぁ。また食べたいぞ~!
〇お金が欲しい!
〇不出来な弟ですみませんでした!
〇ホテルのルームサービスの価格は絶対おかしいだろ!!
〇気持ちがいい。
〇やっほーーーー!
〇最善最適、必要必然! 手放す! なんでもできる/なんにでもなれる/どこへも行ける!
〇結婚記念日くらい贅沢したい!
二人で5000円ちょいのランチにけちをつけられて哀しい
虫がでる民宿に泊まるの嫌です
〇弱みをさらけだしたーーーい💛💛💛武装解除したーーーい❤️❤️❤️
〇英語いくらやってもしゃべられへんーー(/ω\)
★問い出し&問い決め
お互いの発表からインスパイアされた問いや、ご自身が発表した内容から、皆さんと一緒に考えたい事を出してもらい、投票で1つにしぼった。
例)…
・諦めることは、もったいない事なのだろうか?
・味わうとはどういう事だろうか?
〇弱みをさらけ出せないのはなぜだろう?
〇自己愛と利己愛(≒エゴイズム)との境目とは?(例えば、武装解除できるのが、(健全な)自己愛??)
〇気持ちいいとはどういうことか。
〇叫びたいこととはどういうことか
〇心から魔を払い、魔を寄せ付けず、盤面の黒を白に反転させる言葉を何かお持ちですか?
〇味のある(深い)人の条件(要素)には何が必要か?
〇英語を話せるとは どんな状態か?
〇なぜ人は叫びたくなるのか?
〇死は後に何を残すのか?
★選ばれた問い
◎弱みをさらけ出せないのはなぜだろう?
★対話(一部のみ記録)
〇弱みをさらけ出せないのは、良くないもの、ネガティブなものという刷り込みがあるからではないか。泣きたい、叫びたい、わかってよと言いたいのにしてはいけない固定観念がある。
〇他人にさらけ出す前に、先ずは自分の特性について素直に客観的に訴状に上げるように眺めてみる
〇一時の恥、恥を忍んで表出することで長期的に考えると上手くいくことに繋がるかも知れない。
〇病気、病は隠したくなる場合もある。病気は弱みなのだろうか。
⇒メリットとしては、よく言われる「疾病利得」か。デメリットとしては健康至上主義、ヘルシズムではないか。人は健康であるという前提があり、そうでなければ社会から引きずり降ろされる場合もある。病気はダブルスタンダード、強みとも弱みとも言える。
〇子どもは弱い。弱いから強い。
〇老いは弱みなのだろうか。
〇人に出す前に、自分で自分を客観視・研究し自分にさらけ出し認める事が大事。それは人と関わり、きょうどうで何かをすることによりわかる、できること。それをしないと同じ失敗を繰り返すことになる。
〇上の意見を聞いて、確かに、自分にさらけ出し認めれば、場合によっては人に出さなくても良い場合もあるのではないかと思った。
〇自分ではどうしようもない弱みはさらけ出せない場合もある。
〇自分に向き合う、一歩踏み出す為にはその時の「環境」がどうであるかという要素は大きい。さらけ出す為には、またその後に「希望」が見いだせるかどうかかも知れない。
〇薄々気づいている事は得てして核心をついている場合が多いのかも知れない。核心を真正面から見つめるのがイヤで避け、他の人に対する怒りなど別の事に目を向けていた。
先に出た意見のように「訴状に上げて眺める」ができていれば楽だっただろうと思う。
〇「希望」と聞いて、それプレス自分の場合は「危機感」があった。「ここで変わらなきゃ人生終わる」という危機感を持った瞬間に出せるようになった。自分で「認める」ことが出来たから変わる事ができたと思う。
〇弱みをさらけ出すことによって、周りの雰囲気を悪くしてしまうのではないかとか、露悪的な感じ、弱みを利用しているように思われるのではないかなどの心理で躊躇する。
〇弱み出さない時は、自分で何とか出来ると思っているから出さないのではないか。
〇「受援力」という言葉を思い出した。援助を授かる力があると困った時にSOSサインが出せ、受け取った側は協力できることで関係構築にも繋がり、問題もミニマムにおさまるのではないか。
〇似た者同士、ちょっとした違いの相手であればあるほど、優劣の感情が激化してしまう。
そういう相手にはSOSを出したり、弱みをさらけ出すのは難しいのかも知れない。
〇さらけ出した相手が元々持っていた印象や受け止め方で後の流れは変わるのでは。高校の先生に「球技が苦手」と相談したところ、ボールがバットに当たっただけで褒められた。「お酒が飲めない」という話をしたら評価が下がった事もある。
〇弱みをさらけ出すメリットは何だろう。カウンセリングだと自分を見つめる事ができる。
〇弱みを出し、不幸自慢での周りをコントロールできる事はある。カウンセリングだとリソースが得られる事がメリットではないか。
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇まずは弱みに気づく事。自分との対話が大事だと思いました。
〇無意識化にあるもの、潜在意識化にあるものを俎上にあげて整理しよう!
〇社会学用語の「弱者嫌悪」を思い出しました。主語は社会ですが、その社会による刷り込みが大きいかなあと。
〇弱味をさらけだすのは気持ちがいいか…。
〇SOSを出すためにもいうことが必要な弱みはしっかりと話しておくこと
弱みをさらけ出すことに必要なのは希望
〇カウンセリングで弱みをさらけ出した後に、しばらく実生活の場面で自分の弱みと付き合いやすくなった経験が20代の頃にあった。
〇弱みをさらけ出すにあたっての何かしらの価値基準のようなものがある、あるいは働くものがあるということが改めてわかった。
〇自分にとって近しい人(大切な人)に弱みをみせて、否定されるとショックが大きいですね。近しい人だからこそ、さらけだしたい気持ちと、出さなくてもいいかとのせめぎ合い?
〇小出しにするのなら相手の反応を見ながらになりそうだが、さらけ出すというのは、何でも受け入れられるという前提がないとやりにくい。個人情報を保護するのも、なぜ保護するのかと思いました。
〇弱み一つの話でも視点を変えれば得になったり損になったり変化するのだなと感じました。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第412回記録】人生カフェ【女性編Ⅱ】・テーマ「母」・オンライン
第412回目の人生カフェは、2024年5月6日(木)10:00~12:30
4名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん)
<PRの際のリード文>
5月の第2日曜日は、母の日。
今年は、12日(日)です。
誰しもが「母」から生まれてきました。
大人になった私たちは、今、母をどう見ているのでしょうか。
また、自身が母という属性かどうかに関わらず、周りには「母」になった友人や同僚が居るという場合もあるでしょう。
母親世代と自分達、また子・孫の世代。
「母」という属性や立場において変わってきたもの・変わらないものは何でしょうか。
母を取り巻く人間関係も年月と共に変化がありそうです。
その変化が、周りに与えた影響はあったでしょうか。
母のパートナー、兄弟姉妹、両親、子、祖父母、友人……母という一人称にこだわらず、色んな角度からの関係性も含め、考えてみたいと思います。
尚、家族間のお悩み相談の場ではありません。
意見や体験を話していただく際には、お互いへの配慮と敬意をもって語り、そしてゆっくり聴く場にしたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。
私たちがこの世に誕生した奇跡を思い、送り出してくれた母への感謝を込めて。
「母」について語り合ってみませんか?
<内 容>
★自己紹介とアイスブレイク
・呼ばれたい名前と一緒に、「母」「母の日」「自分と子ども」などテーマにまつわるエピソードを1つ話してもらった。
例)…
いつ頃からだろう。母と自分の立ち位置が逆転した。
今は、完全に、母が私を頼り甘える形になっている。
〇父亡き後、母はパートナーと仲良く幸せそうで良かったと思っている。ただ、絶対に言葉にはしないが複雑な思いはある。
〇母は、子供に依存している。姉と母は、共依存
〇母親も誰かの娘、姉妹、妻、女性 と複雑な存在。
〇幼いころから母との関係が希薄で、現在はかなり改善してきたが、まだ他人のように感じるところはある
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めた。
例)…
・母に、「〇〇してくれてありがとう」を伝えるとしたら、〇〇に入る言葉はどんな言葉があるだろうか?
・「子離れをする」という言葉があるが、何をする(しない)事が子離れだろうか?
〇母とは何か?
〇母と娘の境界線とは? ずれた境界線は調整できる?
〇母の日とは何のためにあるのだろうか? 当たり前すぎて忘れてしまう感謝を思い出すため?
〇母からの自立とは?
〇母親と父親の違いは何か?
★入り口の問い
◎母親と父親の違いは何か?
★対話
今回、記録は残しません。
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇母に、色々期待してしまうのは何故だろう
〇今日はじっくりと各人の体験や考えを伺えて、とても良い会に参加させて頂きました。
どうもありがとうございました。
〇少人数でゆっくりお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。
〇人間だから、得意不得意があるんだな〜
母を敵にすることで、自分の弱さを見せないようにしている自分に気がつきました。
〇母親がほんとは皆好きなんだろうと思った
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第411回記録】人生カフェ【女性編】・テーマ「当たり前」・オンライン
第411回目の人生カフェは、2024年5月2日(木)10:00~12:30
7名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん)
<PRの際のリード文>
哲学カフェ・対話では、自分が持っている「当たり前」に気づき、より自由に考えられることを楽しむ……と、よく言われます。
当たり前は「当然」の同義語で「そうする事が普通」を意味します。
ただ、「当然」は義務のニュアンスが強く、「当たり前」は常識のニュアンスが強いという違いがあります。またごく自然なことという意味合いもあり、色んな場面に私たちの「当たり前」が見え隠れしていそうです。
生活習慣、マナー、しきたり、概念……
自分の「当たり前」が、他の人の「当たり前」と違う事は多々あります。
・温泉など共同浴場で、自分の思っているマナーとは違う人にびっくり。
・映画館で、エンドロールが流れている時、スマホを見る人にモヤッ。
・漢字や言葉の覚え違い。後から知って赤面。
・哲学対話で、自分が持っていた概念や刷り込みに気づき、気持ちいい驚き。
他にも、「当たり前」にまつわる違和感、不思議、可笑しみ、衝撃など、それぞれの経験を持ち寄ってみませんか。
新たな「当たり前」の違いに気づけるかも?
自分や他の方の「当たり前」を眺めながら、色々語り合いましょう。
<内 容>
★自己紹介とアイスブレイク
・呼ばれたい名前と一緒に、ご自身の「当たり前」にまつわるエピソードを1つ話してもらった。
例)…
・幼い頃、女性は結婚すると夫の姓になるのが「当たり前」と思っていた。小学校高学年でどちらの姓でも良い事を知った時は驚いた。
・最近、「おばさん(おじさん)構文」という言葉を知り、「私が、普段から当たり前に送るLINEがそれだ~」と苦笑した。
〇電気、水道、ガスが使えるのは当たり前だが、災害やトラブルで使えなくなることもある。
〇私はずっとトイレットペーパーの無駄使いをしていた…。
〇大阪でロイヤルファミリーと言えば
〇幸せになるためには苦労するのは当たり前と思っていた。
〇「当たり前」と言われるとき、いや~な思いを感じます。
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、話し合いにより「対話の入口となる問い」を決めた。
例)…
・自分の当たり前は、人と違うと困るのだろうか?
・「当たり前」とされている事が、変わっていくのはどのような時だろうか?
〇当たり前を外す方法はあるのか?
〇「当たり前」がなくなったら、どうなるのか?
〇人から「当たり前」と言われた時、どう対応するとお互いにとっていいのか?
★入り口の問い
前半◎当たり前を外す方法はあるのか?
後半◎「当たり前」がなくなったら、どうなるのか?
★対話(一部のみ記録)
<前半>
◎当たり前を外す方法はあるのか?
〇相手が「当たり前」と決めつけてくる事に困った経験がある。言葉で説得するのは無理だった。そういう相手とは離れるしかないのだろうか。
〇人って意外と理解して聞けていないのではないかと思う。例えば、相手が「こういう話だな」とカチッと思い込んでしまった場合。その後いくら説明しても、情報が聞こえてこなくなる場合もあるのではないか。
〇「フォーカシング」という自己対話を実践している。その時に同じ気持ちになるのではなく、「あなたはこう思うんだね」「私はこう思う」をお互いに言っていく。距離をとる事で当たり前の押し付けにならないようにしている。
〇選択的夫婦別姓制度について、反対ではないけど賛成でもない。パートナーと新しい自分達らしい姓を名乗りたい。その為、どちらかを選択ということには賛成ではない。だが、フェミニズムの勉強会など参加すると、「あなたはどう考えますか?」と聞かれる事もなく、「賛成で当たり前」という感じを押し付けられる。
〇「こういうものだ」と決めつけをしてくる人に変わってもらう事は無理だと思っている。仕事で、表面上は仲良くしていかなくてはいけない場合、それも辛い場面がある。ただ、長くおつき合いをしていく内に、相手の意見が変わっていく事はある。
〇相手をコントロールできるものではないが、証拠を見せる事で変わる場合もある。例えば、△△国産のものを嫌っていたパートナーに、企業などにより品質管理がしっかりなされた△△国産の良い物を、何点も見て貰う事で意見が変わった。
〇昔は、怪我をすると消毒液を使うのが当たり前だったのが変わってきている。エビデンスがしっかりしているものは浸透していく。ただ、自分にとっての当たり前が今は違うと知った時に混乱する事もあった。過去の自分への否定に繋がるようでショックを受ける事もある。
〇白人社会では、仕事の上でアジア人女性が言っても聞いてもらえない場面が沢山有った。「この人の話なら話を聞いてもらえる」という人に代わりに言って貰ったこともある。その事情を理解して引き受けてくれている。何かを動かす時に、状況や影響力のある人の情報を入手し、そこに働きかけるという方法はあると思う。
〇社会的な当たり前と個人の当たり前の話を色々聞いていて、当たり前があると安心するのかも知れないと思った。白黒ハッキリさせたいとかハッキリさせた方が楽という場面がある。ただ、ハッキリさせない事やグレーもあってもいいんじゃなかいかと思う。
〇自分の中に、親からの刷り込み「当たり前」がある事に気づき「あー。影響を受けているなぁ」と思う時がある。
<後半>
◎「当たり前」がなくなったら、どうなるのか?
〇この問いを出した時に2つの事を思った。
・当たり前と思っている社会インフラが無くなったらどうなるのか。
・父や夫が『当たり前だろ』というのがイヤだと思う時がある。ただ、それらの『当たり前』は長年彼らを支えてきた信念のようなもの。それが無くなったらどうなるのか。
〇日々の当たり前が無くなったら「気づき」しかない。気づきだらけなのだと思う。
〇「当たり前」に囲まれて暮らしているおかげで、考えなくてすんでいる事が沢山ある。それらが無くなったら脳のリソースがいっぱい使われ、もっと睡眠を取らなくてはいけなくなるだろう。
〇「当たり前」には、感謝できるものと、決めつけや信念などの両方がある。
〇ジェンダーへのこだわりが強くそれが原因で亡くなった人の話を聞いた。男性で、男らしさ・稼いで当たり前という考え方から、周りに助けを求める事が難しい人がいる。その当たり前を外すのは難しいことで場合によっては生死に影響する場合もある。
〇「当たり前」は、教育なのだろうか。
〇日本は、学校で掃除の時間がある為か、公共の場をきれいにする事が「当たり前」になっている気がする。学校教育は大きいのではないか。
〇「当たり前がなくなったら……」、最初の方にでた意見について。父親・夫という男性にとっての「男性特権」がなくなったら、「昔は良かったな」という事になるのではないか。
〇当たり前と思っている自分に気づく事が大事なのかもしれない。昨日、きれいな女性が運転するベンツのスポーツカーを見た。近づいてくる前は、男性が運転していると思っていた。女性が運転しても全然いいはずなのに、自分の中に「ベンツのスポーツカーを運転するのは男性」という当たり前が有ったんだと気づいた。
〇「当たり前」を更新していく事が大事。友人と話をしていて、相手は、服にお金をかける文化が大事だと言い、自分はファストファッションが好きだと話した。それぞれの価値観を述べ合う事が出来た。お互いの「当たり前」を認め合う事も大事。
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇当たり前にあることは
時代の変化に乗れてないことなのかもしれませんね〜
〇当たり前かも知れないけど(笑)……「当たり前」と思っている事に気づく事。それをお互いに尊重する事が大事だと思いました。
〇当たり前をうまく使いこなせる人になりたいと思いました
〇当たり前に固執しない姿勢と、当たり前を尊重することが大事だと思いました。ありがとうございました。
〇この問題でこんなに話し合えるなんてすばらしいです。
〇自分の価値観が問われるテーマでした。
〇当たり前を、そういうものだからと
さらりと思える 部分も自分の中に育てたい
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【番外編記録】人生カフェ・朝ドラ【虎に翼】ファン集合!・テーマ「スンッ」オンライン
今回の番外編人生カフェは、2024年4月30日(火)20:00~22:00
9名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん・本間正己)
<PRの際のリード文>
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」を視聴されていて、テーマにご興味を持ってくださった方、是非ご参加ください。
実は、ドラマ開始直後から、「いずれ、人生カフェ女性編で『スンッ』をテーマにしたい」と思っておりました。
それが。
4/23(木)放送では、男性の「スンッ」がえがかれ、急遽この会を思いつきました。
年齢・性別に関係なく、ドラマへのリスペクトを込めて、お互いの「スンッ」への思い・体験を問い合ってみませんか?
<内 容>
★導入のプログラム
ご自身の「スンッ」体験を1つチャットに書いていただき、1~2分で話してもらった。
例)…
昔、親戚が集まった時に子沢山の従姉と比較され、「スンッ」となりました。
〇自分のスンッ体験は、学校のグループワークで出された課題を、基本全て自分だけがやったのに、グループ全体の評価になってしまったときに、「スンッ」となりました。
〇大学時代に、大会社の社長の息子、有名学者の息子などに囲まれた時
〇大昔の就職活動の時(大卒女子の就職氷河期)など、どこに行ってもパワハラ面接でした…「スンッ」しかない時代でしたね。
〇ネットで調べると「冷めて真顔になること」と書いてありました。それだと納得なのですが、ドラマの場面だと「スン」という表現がピンときていません
〇職場であれ、哲学カフェの最中であれ、「ムッ」としたときに、敢えて無表情というか無反応になるようです。他人からも言われます。
〇急に横から声をかけられた時。
〇派遣で働いていた頃、社員の方から、派遣社員全員が女子トイレに呼び出され、派遣社員に対するお叱り?を受けた時は、スンッをしてしまいました。
〇会いたくない場所で遠くに見かけたとき すんっと
〇旦那の家族付き合い・友人の集まりへの参加時
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めた。
例)…
・「スンッ」は、スルースキルと言えるのだろうか?
・令和の「スンッ」は、ドラマと同様の場面が多いのか、変わってきているのだろうか?
〇ドラマに出てきた男性のスンッと女性のスンッは同じものなのだろうか?
〇「スンッ」は主人公が思っているほど良くないものなのだろうか?
〇スンがあるとき、何が起きているのか?
〇スンは武器になりえるだろうか?
〇スンッの心は?
〇スンッの別な表現は何だろう…。
〇「スンッ」できるのは、一種の美徳ともいえないだろうか?
〇(ジェンダー間のすんっ) 女のすんっに男はどれくらい気づくものだろうか?
〇「スンッ」は有効な態度か?
★入口の問い
◎スンがあるとき、何が起きているのか?
★対話(一部のみ記録)
〇例えば職場では「やり過ごす」という感じのスンッがある。意図的に「同調しませんよ」という表情を表出する場合もあるし、無意識の場合もある。そうしないとやっていけない時の自己防衛がある。ただ、その人がどうしてスンッとなっているのかは、外見・表情からはわからないのではないか。
〇心が悟られたくない時のスンッと、ツンデレのように悟られたくないようで悟って欲しい時があるのではないか。これから先の時代、「スンリテラシー」という感じで、使い分けられるようになっていくかもしれない。
〇スンッは基本的には「なってしまう状態」だと思っている。その反面、意思表示として出す場合や、「なってはいけない」と意識する時もある。無意識にスンッとなれるのは無防備な時・安心な場合なのかもしれない。
〇ドラマの中では愛想笑いしているスンッもあった。「一緒にこの場を楽しんでいます」と意識的に表出していても、内心はシラケているとうシーン。かなり高度なスンッもありそう。
〇女性がみんな笑っているけど心の中はスンッっていう場面が1番共感できた。自分の体験から。男性陣がお酒を飲み騒いで、女性陣は様子を見ながら給仕する……というのが当然のような地域にいた為、女性たちが笑っていながらも内心「あぁ」となっている場面を見てきたので共感した。
〇妹が、絵文字・スタンプで「スンッ」を送ってくる事がある。会社や上司との間でイヤな事があった時に直接抗議はできないけど、スンッとする事でささやかな抗議を示している……という文脈で使われているように思う。
〇笑う事によって人に感情を読み取られないようにすることがある。笑うスンッは、相手に不快な思いをさせないように自分を守る為のものではないか。
〇自分がスンッしている時に、よく観察している人は「怒っていましたね」「ムッとされていましたね」と気づく。あ、見抜かれていたと思う。その場の空気を壊したくない時、思いやりでスンッとする。
〇子ども時代、いじめられていた時に悲しい顔をすると相手に達成感を与えるので表情に出さなかった。自分を守るために表出している事と内心は分離している事がある。
〇スンッには、内面と外面があるのではないか。一般的にはスンッは無表情で外面の事がだが、笑っていてもスンっていう内面の事もある。内面・外面両方に貫いているのは諦め、諦念ではないか。その時点ではどうしようもなくての「諦め」ではないか。
〇ドラマでは、劣等感の問題がもろに出ているのは男性。優劣が明らかにある時。ただ、それだけではなく不合理な場合に諦めとしてスンッが出るのではないか。
〇「態度保留」という事がある。上下関係・階層の差など社会的にこうだというような行動を、「したくはない。でも、今はひっくり返す場ではない。もう少し考えて、効果的に後でひっくり返したい」という時に「態度保留」としてスンッしている。
〇その場に賛同しないという意味でスンッしたとして、誰も気付かなければその場に賛同しているように受け取られる可能性がある。やはり反対しないと損をする場面もあるのではないか。
〇ドラマの中で1番共感したのは、弁護士の妻が学生たちの前で「うちの愚妻が」と屈辱的な事を言われスンっとしたシーン。単に不快ではなく超・屈辱的な身の固くなるような不愉快さ。そこから身を守る為の女性の「スンッ」がかつての時代に有ったのだと実感した。
確かに態度保留。弁護士の妻も、離婚を決意していたが今は事を荒立てない。それでも唇をかみしめるような表情になっていた。スンッは軽いものだけではないと思った。
〇無意識に表情が止まる……それだけをスンッと思っていたが話を聞いて広いものだと思った。社会生活の中では、感情そのままを出せない場が沢山ある。そういう感情コントロールを「たぬき」と呼んでいた。
〇寅子は「はて?」を使う。「スンッ」との対比も考えてみたい。
〇問いの「何が起きているのか?」を、スンッする人だけではなく、受け手や周りに何が起きているのかという事も考えてみたい。自分は相手が「スンッ」としていたら、何か良くない事を言ったかと気になり「どう思った?」など質問をする。スンッとした時に周りの反応がなくて良かった・嬉しかったなどがあるのか意見も聞いてみたい。
〇違和感を覚えた人が「スンッ」とする態度を、周りが気づく・気づかないは大事だと思う。ドラマを観て「こういう時スンッとなるのは自分だけじゃない」とか「こういうスンッもある」など、共感や、固定観念や思い込みに気づいたり、変えていくきっかけになっていくのではないか。スンッは1人でしている時はささやかな抵抗だが、誰かに気づいてもらえた時には繋がりになる。
〇女性のスンッに男性は気づいていない事が多い。女性は気づいて貰いたいのか、お互いに気づかない方が幸せなのかどちらだろうか?
⇒気づいて欲しいか欲しくないかという事だが。そもそも「スンッ」になるような状態をつくらないで欲しいと思う。
〇虐待のサバイバーの方を複数見てきた。子どもの頃スンッとすれば殴られるなど、スンッとなれない環境もあるのではないか。
〇社会生活ではスンッとしていて、SNSでは書きたい放題という一面もあるのではないか。社会生活の中でスンッとせずにもっと意思表示をするにはどうしたら良いのか。相手の感情を受け止めながら話し合っていく事か。スンッで済ませない理想形は何だろうと考えていきたい。
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【第410回記録】人生カフェ【平日午後】・「おススメの本から問いを決める」・オンライン
第410回目の人生カフェは、2024年4月25日(木)13:00~15:30
9名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん・本間正己)
<PRの際のリード文>
今回、2回目の試みです。
まず皆さんに「おススメの本」を、順番にご紹介していただきます。
その後、「紹介された本の中から問いを立てる」……という哲学対話を開催します。
本の紹介をする・しないは自由。聴くだけ参加もOKです。
但し、1人でも多くの方から「おススメしたい本!」をご紹介いただけると嬉しいです。
出来れば問い出しに結び付きそうな本を1冊ご用意ください。
本のジャンルは問いません。
シリーズ物の一部、絵本やコミックなど何でもOKです。
<内 容>
★チェックイン
・呼ばれたい名前と今の気持ちや体調など一言話してもらった。
★各自の本の紹介
・チャットにタイトル・著者など紹介本について記入
・お1人5分以内で、内容や感想・気づき・疑問などを語ってもらった。
(下記は、チャットに記載いただいた内容を転記)
〇『幸福について 人生論』 ショーペンハウアー(新潮文庫)
〇「死ぬまで生きる日記」 土門蘭
〇書籍「三月のライオン」 著者「羽海野チカ」
〇「不揃いな身体でアフリカを生きる」 仲尾友貴恵著 世界思想社
https://amzn.asia/d/6iuSyXG
〇「もっと知りたい『イサム・ノグチ』」 新見隆
〇『強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す』
原著名:the power of character strengths
ライアン・ニーミック・マクグラス (松村亜里 監修) WAVE出版
原著:2019出版
訳書:2021出版
<比較参考文献>
『さあ、自分 才能に目覚めよう あなたの5つの強みを見い出す、活かす』
原著名:now、discover your strengths
マッカース・バッキンガム ドナルド・クリフトン (田口俊樹 訳)日本経済新聞出版社
原著:1999出版
訳書:2001出版 2012時点で44刷
〇「ケアの倫理 副題ーフェミニズムの政治思想」 岡野八代著、岩波新書
★問い出し&問い決め
紹介された本からインスパイアされた問いや、ご自身が紹介した本について疑問に思っている事など、皆さんと一緒に考えたい事を出してもらい、投票で1つにしぼった。
〇外部に何も必要としない人は本当に幸福か?
〇死にたいって、どういう感情なのか?
〇日本人はなぜこんなに人助け意識が低くなってしまったのか?
〇ケアとは何だろう?
〇男女の役割が平等になる日は来るのか?
〇社会の全体性と個人の当事者性は、どうしたら両立できるのか?
〇キラキラした、でも、ノイズィな、でもやっぱりキラキラした外発的な動機付け(≒世俗的な価値?)と、どう「お」付き合いしたら、よいか?
★入り口の問い
◎外部に何も必要としない人は本当に幸福か?
★対話(一部のみ記録)
〇自分がなりたい自分になれればそれで良いのだろうか。ナルシスティックな感じがする。物も人との繋がりもなくなったら自分にとって何が幸せなのだろうと思った。
〇フィジーでは、人同士の境界線が殆どない。困ったら助け合えばいいという社会。1人で居ると平和ではあるが幸福とは言えない。
〇他人軸と利他的という言葉が浮かんだ。自助と共助と公助のバランスが取れる事が大事で、それは、問いとは別の紹介本「ケアの倫理」にも繋がるかも知れない。
〇自分にとって転換点となったのは、本や人との出会いだった。それらも外部と考えると自分にとっては、外部は不可欠なものだった。
〇外部とは「重要な他者」と考えられるのではないか。内発的な価値観を与えてくれる人。アドラーの共同体感覚でいうと、自然・空間・宇宙・過去・未来まで広げて考えられるのではないか。
〇「孤独がいい」と言える人は本当の孤独を知らないのではないか。
〇本の中に「輸入の必要が殆どない・全くない国が幸福であるのと同様に、内面の富を充分にもち自分を慰めるのに外部から殆ど或いは全く必要としない人間が1番幸福である」とあるように、ショーペンハウアーは何かによって充たされている。西洋占星術の軸の話や天体の話が出てくる。目に見えないもの神秘的な英知を信じ充たされていたのではないか。
〇例え、カラ元気であっても、強がりたい時に読むと元気づけられそうな考えだという気ががしている。
〇内側だけで完結するというのは、山に籠っての修行や瞑想により外部を遮断して満足しているような東洋的イメージがある。キリスト教は「隣人を愛せ」が基本。東洋的なものは修行して自分を高めていく感じがある。ただ、日本でも災害があるとボランティア意識が高まっている気がする。
〇ボランティアの話から思い出した事。日本の大学で、社会福祉系専攻は、仏教系とミッション系にはあるが、神道系にはない事に驚いた。
〇周りの目を気にする恥の文化ということでいうと、日本人には対人恐怖がある。ただ、家族など親しい人や逆に通りすがりなど赤の他人には対人恐怖には感じない。地域の人など半見知りには、対人恐怖を感じやすくそれだけに困った人が居ても助けにくい。全く知らない離れた地域の人に対してはボランティアに行きやすい面があるのかも知れない。
〇外部に幸せを求めるのはキリがないアンコントロールの部分。だから外部に求めないというのはわかる。ただ、自分1人だと静寂や平和を感じるが幸福と結びつかない。嬉しいとか楽しいはわかるが幸せとは違う気がしている。
〇幸福とは解釈ではないか。子どもの頃のことなどその時にわからないが大人になってから「幸福だったんだなぁ」と解釈する事がある。
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第409 回記録】人生カフェ・年間テーマ「人生」・4月「決断と人生」オンライン
第409回目の人生カフェは、令和6年4月18日(木)午前10時~12時30分、15名で、オンラインで実施された。(進行役:本間正己)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はオンラインで開催します。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
4月テーマ:決断と人生
大きな決断と小さな決断があるとは思います。
小さな決断とはちょっとした選択のようなものであり、毎日、頻繁に行っています。
何を食べようか?次に何をしようか?掃除をしようか、しまいか?………
しかしながら、今回はどちらかというと我が人生を左右した大きな決断の方に焦点を当てていきたいと思います。
この大きな決断によって、その後の我が人生は彩られてきました。
そのような大きな決断をなぜ私はしてしまったのだろうか?
それは運命ともいうべきものなのでしょうか?
人生の節目となった決断について、ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたが今までの人生で決断したことのエピソードをひとつだけお話しください。
(例)大学時代に理系から文系(教育学部)へ転部したこと
話をしたい人のみ、チャットに書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
話をしたい人のみ、1分くらいで話していただきます。
*就職で実家を離れて寮生活
*会社員時代に、上司のセクハラを告発した時。
*プロジェクトを計画する上で自己の意志にこだわらない。
*二十代の時、転職したことです。
*大学、企業まで理系だったが、28歳で国文科に入り直して文系の職をつづけた。
*結婚
*高校を中退したこと
*高校から大学への進学の悩みの末、経済的困窮から東京に出て印刷工場で働く。家庭内が混乱していたため。
*入社時からの最大の希望:海外赴任し生活することを目標に頑張ったが、親の病気入院で仕事か生活かの選択をせまられた。
*仕事のこと、お金のこと、結婚のこと、進学のこと
*都会から田舎へ移住したことへの恨み、後悔。
*転職
*40代で短大に入学
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(1人ひとつ、全体で10個くらいの問いが出ることを想定しています)。
(例)私の決断は偶然か?必然か?
(例)決断を後悔することに意味はあるのか?
話をしたい人のみ、チャットに書き込んでください。(チャットの内容は後日、匿名の上、記録として公開します。)
その問いの背景、理由等について1分くらいで話していただきます。
*決められないときにはどうしたらいいか
*未来の決断と過去の決断の違いは何か?
*決断を納得するとはどういうことか?
*決断するとはどういうことか?
*決断をした時の基準は何か?
*決断と成り行きは区別できるのか?
*決断に際して重要な点はなんなのだろうか?
*決断する勇気は人生にとって大事なのか?
*決断した、しないでは人生はどう違うのか?
*決断と判断(選択)の境目とは?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを投票により一つに絞ります。
「決断を納得するとはどういうことか?」
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(50分くらい)。
(記録は一部のみ)
●決断には、選び取るという面だけでなく、断つ・捨てるという面がある。
●決断は瞬間的に行われるかもしれないが、自らの人生の過去や未来と繋がっている。
●自分ひとりだけということではなくて、他人・周囲の人たちとの関係において、決断はなされる。
●納得するか、後悔するか。動物にはなく、人間だけが持っている。失敗を繰り返さないため、自分自身を知るために、備わっているのか?
●AIも結論・回答は示すけれども、納得や後悔はしない。
●内発的な納得と外発的な説得?
●決断には、時には生死を賭けるような、岸壁に立たされているような迫りくるイメージがある。そこには勇気が必要か?
●選択肢が全くない場合は決断とは言えないだろう。
●未来へ向けて希望や楽しみがあるポジティブな決断と、仕方なく決めざるを得ないようなネガティブな決断がある。
●決断を迫られた時に、楽な道を選ぶか、あえて困難な道を選ぶか?
●決断した後でもやり直しができるかどうか、戻れるかどうか。
●決断に不安や恐怖は付き物である。最適・最善を目指して選択していくしかないのではないか。
●相手にボールを投げる時(決断する時)、ボールが離れた後にボールがどのように相手に届くのかはコントロールできないし、不安である。
●決断、納得、後悔がたくさん詰まっている自分の人生の物語(ナラティブ)を自らがどのように捉えているか。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*最後にきて、「決められないときにはどうしたらいいか?」、決断の前段階を問いとして考えていきたいです。
*決断することによって学習できたことの大きさが改めて確認できたように思います。哲学上の決断につながります
*人は、一瞬の決断に一生の納得を求める。生きやすい物語になればいいですね。
*大きな決断(一人暮らし)を何となくやってしまうことと、小さな決断(バーゲン品の買いそびれ)に大後悔する自分が分からない。
*人生は大小の決断の連続でできていて、いつでも今この時からやり直せばいい(実際にしている)のではないかなと思いました。
*決められないときには、他者や世界とどういう関係をもちたいかを考えたいのかな
*未来の決断をするのは、今の自分に納得していないのだなl〜と気づきました。
*決断も納得も積極的に意識している、意識して行っていることが大事かな。
*人生の多様性を認め共感できる社会でありたい。女性の決断には、社会的制約などの男性がわからない面が多くあること。チャレンジは結果を問わない。
*失敗に学ぶというのが人間の特性と考えれば、心理学的には、刺激と反応と結果で考えています。いろいろな発言の中に学べることがたくさんありました。ありがとうございました。
*情況は変化するので、どんな決断をしても100%納得することはないことを事前に覚悟しておく必要がある。
*過去への捉え方は、日々変わっていくと思います。その変化を楽しめるようになりたいです。後悔している決断も、どう変わっていくか…
*アドラーの「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」と関連するかもですが。決断というリリースポイントを離れた後の対人関係でのハレーションに「びびって」いる自分がいます。
〇終了後に放課後タイム(30分)
(記録:本間正己)
【第408回記録】人生カフェ【男性限定】・オンライン・テーマ「挑戦」
第408回目の人生カフェは、令和6年4月14日(日)午後3時~5時半、12名(男性11名・女性進行役1名)の参加者のもと、オンラインで実施された。(進行役:羽田美里、本間正己)
〇テーマ
今回のテーマは「挑戦」であった(PRの際のリード文は以下の通り)。
桜彩る春がやってきました。学校や官庁をはじめ、多くの組織で年度が改まるこの季節は、進学や異動、入退社など環境の変化が起こりやすく、新しいことに対峙する方も多いのではないでしょうか。
「当たって砕けろ」「叩けよさらば開かれん」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」…など、チャレンジ精神を表すことわざも様々ありますが、皆さんは「挑戦」の言葉から、どんなイメージを持たれますか?また、ご自分を鑑みた時、これまでどんな挑戦をしてきて、これからどんなチャレンジをしてみたいでしょうか。
この季節に始まりやすい、「挑戦」について、皆さんとともに考えてみたいと思います。
〇導入のプログラム
まずは、導入のプログラムとして、1人ずつ自己紹介とともに、最近トライした初めてのことについて、または今後やってみたい初めてのことについて、エピソードをお話してもらった。
例)先日、インド映画ダンスを体験しました。激しい動きについていくのがやっとでしたが、緩急ついた独特のインド音楽に体をのせるのが心地良く、インド映画の楽しさを体から味わえたような気持ちになりました。
例)今後やってみたい初めてのことは、スカイダイビングやバンジージャンプ、宇宙旅行など。「飛ぶ体験」をしてみたいです。
・健康麻雀。
・オンライン開設の取り組み。アート系です。
・人生カフェに初参加ですので、人生カフェに参加したことがチャレンジになります。
・相撲観戦。
・読書。「銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイアモンド著を読んでいます。
・zoomを有料にして、自分のグループをとりあえず作った(だけ)。
・やってみたいことは、仕事以外で、人と交流する機会が減っているので、増やしたい。
・2020年からアイドルの推し活を始めました。4年も続いていて自分でも驚いています。そのお陰か、円形脱毛症がよくなりました。もう一つはつい先週からトライしたのですが、「テキストマイニング」というインタビューなどで集めたコメントからよく使われる言葉を取り出す手法に挑戦をはじめました。
・zoomのホストとして、居ながらにして対面できる同級会の開催に挑戦したいと思っています。
・自分+1~2人の小さな読書会を少しずつ複数立ち上げ中であること。
・ラテン語、ハングル語を習得したいです。チェロも習ってみたいです。
・お笑いの舞台に出てみました。
〇問い出しと問い決め
次に、テーマについて自由に問い出しをしてもらった。出された問いは次の通り。
例)挑戦と無謀の違いとは?
・挑戦していくための仲間集めをどうする?
・挑戦する気持ちは加齢と共に減退するのか?
・過去やってうまくいかなかったことに再度挑戦するためにはどうしたらいいか?
・「しなかった後悔」より「した後悔」とよく言われたりするが本当か?
・挑戦の絶対的な条件・要素とは何か?
・挑戦を楽しくするにはどうすればいいのか?
・無謀と分かっていても挑戦すべきだと判断して、挑戦し続ける場合はどんな状況か?
・チャレンジの失敗は、即、不幸なのか?
・挑戦と実現の可能性に関わりはあるのか?
・挑戦している男はなぜモテるのか?
この中から投票で入口の問いを選び、後半の対話の問いは「挑戦を楽しくするにはどうすればいいのか?」が選ばれた。
〇対話
その後、フリーに対話が行われた。(一部のみ記録)
・挑戦・チャレンジには「戦いに挑む」「生死をかける」ようなネガティブなイメージがある。怖い、避けたい、勇気がいるイメージがあるが、これは思い込みや偏見だろうか。挑戦に怯えていると成長・進歩は得られない。挑戦を面白がるにはどうするべきか。
・挑戦を楽しくするには応援してくれる人を見つけるといいのでは。
・挑戦をして失敗することをポジティブに捉える国・地域と、ネガティブに捉える国・地域があるように思う。
・挑戦は成功者が振り返って成功要因の1つとして語ることが多いが、成功者だけのものではないと思う。
・挑戦には成功・失敗ありきだと思われがちだが、例えば「推し活」への挑戦では失敗はない。
・「行動を選択すること」と「挑戦」はどう違うのか?
・挑戦には新しいこと・未知のものに挑むイメージ。それには不安や困難がつきもので、今までやってきたことや予測できることを行うのは挑戦ではないのでは。そう考えると挑戦は本来楽しくないものなのではないか。
・失敗しても大丈夫であるとともに、ちょうどいい難度の挑戦が楽しいのでは。ゲームに例えると、すぐクリアできる簡単すぎるゲームや、どうしてもクリアできない超難度のゲームは「クソゲー」とされる。
・クリアできなくても面白い、過程を楽しめる挑戦もあるのではないか。プロセスに意義を感じられるなら、先が分からないことも楽しめる。
・挑戦にはいろいろな種類があり、同じことを繰り返しているとしても、「今」を継続し続けていることも挑戦になるのではないか。
・挑戦を楽しむ方法として、新しいことやハラハラドキドキするスリルに楽しみ・喜びを見出せるようになる性格が大事であり、そうした性格を作っていくこともできるのでは。
・性格を作ることができるのはその通りだと思う。元々内気な性格だったが、仕事を通して成功体験を積み、挑戦をポジティブに捉えられるようになった。失敗しない方法が分かったことも大きく、関わる人皆で緻密な計画とシミュレーションをすることが重要だと判明した。
・挑戦にもグラデーションがあると思う。ハードルの低い推し活のようなものから、失敗したらセカンドチャンスがないもの、生死に関わる人生の戦いに挑むものまで。ハラハラドキドキにも幅がある。
・挑戦には未来をより良くするために、今を我慢したり犠牲にするものもあると思う。でも明るい未来をご褒美だと考えれば、我慢の時期も楽しめるかもしれない。
・生死に関わらずとも、その人にとっては大変な恐怖を感じたりどうしても難しい挑戦もあると思う。人によっては「大勢の前での発表」などもそれにあたるかもしれない。
・挑戦している人は挑戦の自覚がなく、他者からみた評価のこともある。または、自身が後から振り返ってあれは挑戦だったと思うこともあり、客観的な挑戦ともいえる。
・挑戦の動機付けに内発的(自発的)動機と外発的動機がある。自発的動機をベースにすると楽しめるのではないか。
・自発的動機で挑戦をしている人は、本人にとってはただ好きなことをしているだけかもしれない。
・チャレンジの要素に変化や不確実性があると思う。挑戦する男性はかっこいいが、あまりに無謀な挑戦だとその評価が反転する。
・挑戦することが嫌いな人もいるように思う。
・挑戦することをサポートしてくれる応援者や援助者、仲間がいると楽しめる。そうした応援者は過去の人でも構わない。心の中にいればよい。成功体験を積むことによって、心の中に自分の応援者を構築していけるのではないか。
〇振り返り
最後に対話を通しての新たな気づき、新たな問い、感想等を述べてもらった。
・自分があまりに好きなように生きてきて、失敗も成功もわからない状態でいたことに、あらためて気づきました。
・挑戦を深く考えていなかったなーという反省。応援者にもサポーターや協力者という解釈もあるのだな。もっと細分化するとしたら?。人生軽く考えていました。
・挑戦はしたほうがいいのか。
・自分の心のなかに、よい応援者がいてくれたら、それはどんな挑戦でも、挑戦そのものが楽しくなるよね。
・チャレンジするということは大変なこと、という思い込みがあるのですが、「何かを積み重ねること」もチャレンジの一つということは新たな気付きでした。
・久しぶりに哲学カフェに参加しました。私は考えているだけで時間が過ぎていくのに、考えつつ発言出来る皆さんは頭の回転がとても早い方々と感じました。
・真?の「挑戦」に関して、『老人と海』を思い出しました。また、本日出たご意見、コメントもこの作品と通じるところがありました。余談的ですが、なぜ、この作品が評価されているのかも。
・人は、若い時など体力が有り余る時に、ワクワク・ハラハラが大好きな時に。
・積極的に挑戦してトライ&エラーを繰り返して、成功した時に成功体験を積んでいく。それが、自信を形成していき、大人になるのに必要な自己肯定感を育てられるので、もし「挑戦することの意味」が問われれば、その1つは自信を作り自己肯定感を育てることだと思いました。
・挑戦している男はもてる? 新たに気づきました。。
・好き 内発的動機、元々楽しい
↑ 社会的評価は別
↓
嫌い 外発的動機、勇気が必要
「挑戦」意識が強い
+応援、仲間でハードル下がる
社会的評価、モテる
「好き」と社会的評価がつながる部分がみつかれば、楽しく生きられてモテるかも?
・一人一人の人生観で「挑戦という捉え方」が異なります。ちょっと話の内容に幅が大きくて難しかったですね。私は挑戦することに生きがいを感じる者です。
・「失敗の自分の人生は、やはり、不幸なのか?」とまだモヤモヤしているところもありますが、そう思ってしまうのは、内在化してくれた応援者達の不幸につながるかもと(汗)。逆に内在化した応援者を、もっと意識上で前景化できれば、挑戦が楽しくなるのかなあと(願)。そうすると、モテるのかも(笑)。内在化≒内「声」化、応援者からの「声」援。
(記録:羽田美里)
【第406回記録】人生カフェ【女性編】・テーマ「嘘とか偽りとかフェイクとか…」・オンライン
第406回目の人生カフェは、2024年4月4日(木)10:00~12:30
7名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん)
<PRの際のリード文>
4月1日はエイプリルフール。
近しい間柄で、嘘をついたりつかれたり。
色々な企業が、クスッと笑える冗談ネタ広告を打って出す事も。
また、悪質なフェイクニュースが増えてきた近年は、今まで以上に受け手側にリテラシーが求められる気がします。
「嘘」や、「偽り」
どんな事、どこまで、どんな場合……冗談と笑えたり、OKだと思えるのでしょうか。
私たちはどんな場面で嘘をつくのでしょうか。
「嘘」と「信用」はどう関係するのでしょうか。
時と場合によって、「嘘をついて欲しかった」という事もあるかも知れません。
「悪気のない嘘」「ホンの冗談での嘘」「傷つけない為の嘘」「フェイクの小物やアクセサリー」
ん?「寄せて上げるブラ」は嘘?
別人のように仕上げるメイク上手は?
ハイヒールや厚底靴の脚長効果は?
嘘・偽り・ごまかし・フェイクなど。
色々出し合い、嘘についてあれこれ考えてみませんか?
<内 容>
★自己紹介とアイスブレイク
・呼ばれたい名前と一緒に、「エイプリルフール」や「嘘」「フェイク」にまつわるエピソードを1つお話しください。
例)…
友人のブランドバッグを見て、別の友人が「本物?フェイク?」と尋ねた。
良い関係性だから聞ける事だと思った(因みに本物でした)
〇Zoomを始めてから、画面のフェイクを使うようになりました。
〇上司とセクキャバに行ったことがバレた夫。
行ったのは「2回だけ」と言うけれど、私がある質問をしたことから嘘がバレました…
〇朝取れのとうもろこし
〇「真実」は面白くないかも。
〇中条きよしの歌おもいだします。
せつない 問いではありませんが
〇JAROってなんじゃろう?
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めました。
例)…
・嘘は、誰の為・何の為につくのだろうか?
・考えや気持ちが変化する事は、嘘をついたことになるのだろうか?
・ついても良い嘘と悪い嘘はどう違う?
〇真実ってなんだろう?
〇嘘への考え方が違う人と良い関係は築ける?
〇嘘をつくのが上手い人と下手な人がいるとしたら、その差はなんだろう?
〇うそ 真実 変わりますね? 変わらない真実 うそってありますか?
〇嘘が本当になる時は、あると言えるかないと言えるか?
★入り口の問い
◎真実ってなんだろう?
★対話(一部のみ記録)
〇「まさかこの人が……」という有名人や肩書がある人が言う「大きい嘘」ほど、人は見抜けないのかもしれない。
〇事実と違う事であったとしても、語る本人が「絶対にこうだ」と思っている事は「真実」と言えるのではないか。
〇ガリレオの話を思い出した。時代によって真実がかわっていく事もあるのでは。
〇日常には、許される嘘と許されない嘘があるのではないか。
〇ニックネームの由来について、「アイドルの名前」と答えている。そのアイドルは既にやめていて、更に限定的な場面でのみ使っていた名前。相手にとっては「どうでも良い事だろうし長々話すのもなぁ」と思い、ちょっと嘘をついてしまったような感覚になる。
〇明らかに、保身の為、計画的に長期的につく嘘がある。裏金の問題がそうだと思う。公的な場で堂々と嘘をつけるマインドってどういうものなのだろう。
〇嘘は、時にはお互いを守っている感じがする。
〇「正直な男より誠実な男の方がモテる」と聞いた事がある。馬鹿正直に人を傷つけるのが良いとは限らない。
〇中条きよし「嘘」の歌詞で、エプロン姿が似合うとか、爪も染めないで欲しいとか、それはその時には本当に思っていた事実?真実?なのではないか。真実はその瞬間瞬間で変わっていくものだと思う。
〇結婚式での誓い。「その時に誓った思いは事実だがそれが変わる事もある」という意見を聞いた事がある。そのレベルで約束されたら困るが世の中にはそういう意見もあるのだなぁと思った。
〇フェイクニュースがAIなどで巧妙につくられるようになってきている。振込詐欺もどんどん巧妙化していて、どうすれば見抜く事ができるかが重要になってきている。
〇嘘・真実には、自分が信じたい思いがくっついているのではないか。「こうだったらいいな」と、期待や面白がる気持ちもあるような気がする。
〇人は信じたいものを信じる。(野球賭博に対して)大谷選手を「信じたい」気持ちがはたらいている人が多いのだと思う。芸能人の不倫は、イメージが良い人ほどダメージが大きい。信じていた相手の嘘は「かわいさ余って……」みたいなところがあるのではないか。
〇真実は、人が決める・社会が決める・時代が決めるところがあると思う。今はフェイク動画を含め、色々な事が巧妙で真実に辿りつく事が難しくなっている。それでも声を上げる事が大切。ただ、その声を封じ込めようとする動きを感じる事がある。
〇真実と事実の違いは、主観的か客観的か。
〇真実は、事実を見てどう解釈するかではないか。だとすると、無数にある。そして、その時、その時の真実がある。中条きよしの「嘘」に戻るが、男性の真実は「点」で、女性は継続的に捉え、そこに誠実さを求めて齟齬がうまれるのかも知れない。
〇知人が学歴詐称をしていた事がわかり、その後はその人の事を信じられなくなってしまった。何かを守ろうとしていたのだろうかと思う。
〇映画で同じストーリーを男性側・女性側それぞれから描いた作品があり、客観的に作品を見ている自分達はズレがわかる。でも当事者にとってはこんな風にストーリーが違うものなのだろうなと思った。
〇「死」以外に確実と言える真実はあるのだろうか。
〇新たな問いとして。ある事実を見た世界中の人が、1つの共通の真実しか持てなかったらどうなるのだろう。そうなると、全然面白くないんじゃないかと話してみたくなった。
〇薬師丸ひろ子の「メインテーマ」をアンサーソングのように南佳孝が男性目線で歌っている曲(「スタンダードナンバー」)があり、それぞれの視点が面白い。
★振り返り
(対話後の感想・気づき・新たな問い)
〇小説家は嘘つきが上手いのかもしれません
〇建前は、「あなたにとっての事実が私のと違っていてもいい」
〇人の数だけ真実が有ることで、世の中って面白いのかも知れない?
〇「木綿のハンカチーフ」も男女それぞれ目線の真実。
〇このテーマでこんなに話せるのって素晴らしいです。有難うございました。
〇世界中の人が1つの共通の真実しか持たなかったら世界はどうなるか
〇真実と事実の違いについて考えたことがなかったので、もっと深掘りしていきたいと思いました。
〇嘘はつらいのか、つらくないのか?
〇真実は一つだけなのか?byコナン
★放課後タイム
約30分、自由に話をした。
(記録:たからん)
【第405回記録】人生カフェ・【日曜開催】・テーマ「靴」・オンライン
第405回目の人生カフェは、2024年3月31日(日)13:00~15:00
10名の参加者のもと、オンライン(Zoom)で実施された。
(進行役:たからん・本間正己)
<PRの際のリード文>
年度替わりのこの時期。
靴を新調される方も多いのではないでしょうか。
そう言えば。
靴(履物)にまつわる物語や名言は、世界各地に沢山ありますね。
「たけくらべ」は、雨の中で下駄の鼻緒をすげようとする場面が印象的でした。ガラスの靴の「シンデレラ」、子どもの頃には「長靴をはいたネコ」も読みました。
また、昔から
「二足の草鞋を履く」「金(かね)の草鞋を履いてでも……」と、言ったりします。2019年に起きた「KuToo(クーツー)運動」以後、ハイヒールやパンプスの義務付けを見直す企業も。
「エンパシー」の意味や概念については、「他者の靴を履く」という表現もあります。
日々の生活に欠かせない靴。
TPOで思う事、保管やお手入れ方法、選ぶ時のこだわりなど……
靴(履物)にまつわる色々を語り合ってみませんか?
<内 容>
★自己紹介&アイスブレイク
呼ばれたい名前と共に、「靴」にまつわるエピソードを話してもらった。
例)…
お葬式会場で、「靴」崩壊多発!
葬儀司会の仕事をしている友人から聞いた話。お通夜・告別式では、まさに「崩壊」という感じで靴がボロボロに壊れる場面をよく見るそうです。壊れた合皮靴の残骸は会場の床ににコールタールのようにくっついて困るとの事。滅多に履かない靴を履くとそんな事もあるんだなぁとびっくりしました。
〇全く同じ黒の編み上げ式ウォーキングシューズを3足持っていた。
〇女子学生がだんだん裸足になっていくゼミ。
〇美術館は軽登山靴が便利
〇合う靴がなかなかなくて通販で買えない。
〇靴において重視するのはすぐ走れる靴かどうか
〇改めて下肢の筋力低下。
〇小学生の頃スケート場で父にスピードスケートを履かされて全っ然滑れなかった
〇腰痛持ち、足の形が日本人に少ない形らしく、靴探しは大騒動。
紐がないプレーンパンプス指定の職場は働けません…
〇足元を見られる!と社会人1年目に教えられて…
〇寂しさの象徴。
〇パンプスの言葉を始めて知りました…。
★問い出し&問い決め
みんなで考えたいと思う、テーマに沿った「問い」を出してもらい、投票により「対話の入口となる問い」を決めました。
例)…
「足元を見る」というのは、靴を見ることなのだろうか?
〇足元を見るとはどういうことか…。
〇私たちの靴に対する考え方はどのように変わってきたか?今後どう変わるだろうか?(例、1960年代、1980年代、2020年代の変化。オフィシャルとプライベート。生活の文化の変化)
〇他人の心も、住居も「土足で踏み込まない」という意識はどのくらい大切にすべきなのか?
〇どうして人間だけ「靴」を履くのか?
〇靴をファッションとして捉える人と機能として捉える人の違いは何か?
〇見た目と実用性のバランスはどのくらいとるべきか?
〇オフィシャルな場面では、なぜ革靴(男性)、パンプス(女性)が求められるのか?
★入り口の問い
◎足元を見るとはどういうことか?
★対話(一部のみ記録)
〇自分の足元を考えた。自分の立ち位置がわかる。健康面重視か礼儀かファッション性か。年齢と共に靴の選び方が変わった。若い頃は「どんな靴を選ぶか」は自分の主張だと思っていた。その後、公の場で受け入れられるよう足元をキチっとしなければと考えるようになった。今はそれらが全部すっとんで、体調・健康の為に選んでいる為、スニーカー一択。自分の立ち位置が年齢によって変化してきたことを、まじまじと思い知らされるのが靴。「自分の足元を見る」ということは、自分がどういう立ち位置にいるのかがわかる事だと思う。
〇その場を「どう見ているのか・どう見ていると思われたいのか」が靴にあらわれる。
また、それは自然条件・社会条件の影響もある。子どもの頃、舗装されている道は殆どなく草原、ぬかるみ、畑が多かった為、長靴やゴム草履だった。今は、社会的な立場によって使い分け、更に、「自分がどう見ていると人に思われたいか」という事がある。自分は気にしていないと思われたいか、気を配っていると思われたいか……靴があらわしていると思う。
〇他人の足元を見るというのは、若い頃は相手がどれ位お金を持っているか、靴を見ればわかるという目安になっていた。服にお金をかけていても、靴にお金をかけていない人はお金を持っていないという「社会的地位や経済力を足元で判断する」というのはあった。その象徴は、最近は「腕時計」になっているようだ。今、人々は上半身で生きているのではないか。かつては全身を見られていたから靴がステイタスだった。変わってきたのは、リモートの影響が大きいように思う。
〇今の時代、靴や時計で単純にその人の資産状況は把握できない気がする。意外とお金をもっている人がみすぼらしい恰好をしていたりする。見た目では、はかれなくなってきている気がする。
〇元々は、「足元を見る」は、弱点をつくといった広い意味だった。靴を見て、高価なものか安物か……他に尺度がなくて見ていたのか。今は、時計が尺度だとすると、足元を見るから「手元を見る」に変わっていく……?
〇先程、靴は寂しさの象徴という意見があり、かつてのイメルダ夫人を思い出した。美術品のような靴を沢山持ち富の象徴のようにしていたが、虚しさ寂しさを感じていたのだろうと思う。当時は日本もバブル期で、どれくらいお金を使ってくれるかを売る側も見抜く必要があり、営業マンは客の靴を見ていた時代。今回のテーマによって思い出が色々蘇る。時代背景が今とは全く違っていたのだと思う。
〇自分の足元を見る……立ち位置を確認する為に大事だと思う。何かを始める時に、立ち位置により「前提とする事」が変わってくる。それを見極める為に大切な事だと思う。
〇社会状況や相手を慮っているかどうかが靴に出るのではないか。他のパーツはちょっとした工夫で代替えできても、靴は履いて出たら替えがきかない。その靴をセレクトしたというごまかしがきかない。靴は、その人が考えている事が出るものだと思う。
〇足元・靴をかえると人生が変わるのだろうか?
〇変わると思う。ヒールの高さが5センチ違っただけで見える景色も変わる。「あしもと」と聞いて足の裏を想像した。涅槃像の足の裏には、釈迦の教えが描かれているという。良い靴を履いていると地に足がついていて軸がある感じがする。靴によって意識や自己肯定感が上がることも有りそうな気がする。
〇ドラえもんは浮いていて地に足がついていないらしい。
〇最近の富裕層はラフな格好をしている人が多い。YouTubeなどを見ていると足元はスリッパだったりする。自分をどう見せるか演出としての靴の役割が変わってきて反転している。昔からの見栄をはる役割は、上半身の役割で腕時計になったのではないか。
足元、靴よりも上半身で勝負する時代になったのかと思う。
○Zoomでは足元(靴)は見えないがどのような影響があるのか?
〇今は、上半身のみと全身と、二重生活で生きている。
かつては、髪型から足元まで整えて全身で向き合っていたオフィシャルがあった。今はデュアルな演じ方で生きている。コロナ禍の影響は大きかったと思う。
〇上半身で……との意見があるが、健康の為に大切なのは腰から下。頭寒足熱も大事で露天風呂で実感する。他人の足元を見るというのは悪い表現で使われる事が多いが、良い表現で相手を慮るのが「エンパシー」だと思った。
〇エンパシーが「他者の靴をはく」と表現されたことについて考えてみた。靴は少しサイズが違ったり些細なことで歩きにくさがあったり微妙な感じがする。そういった相手の繊細なところをわかろうとするという事から、服ではなく靴なのだろうと思った。
〇他の人の靴をはく……それは、はき心地だけではなくて「歩いてきた道のり・生き様」を知ろうとすることだと思う。だからやっぱり「服」ではなく「靴」なのだろうと思う。
★放課後タイム
振り返りも兼ね、約30分自由に話をした。
(記録:たからん)
【第403回記録】人生カフェ・【男性限定】オンライン・テーマ「男のホンネ」
第403回目の人生カフェは、令和6年3月23日(土)午後2時~4時30分、7名で、zoomを使って、オンラインで実施された。(進行役:本間正己)
※男性限定のオンライン哲学対話を開催いたします。
お互いの心理的安心の為、原則カメラオンでの参加をお願いしています。
ご事情によりカメラをオフにされる場合も、1回は顔出しまたは声出しをお願いします。
ここはお悩み相談、カウンセリングの場ではありません。他の人へのアドバイスをする場でもありません。ディベートの場でもありません。
話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。録音、録画、写真撮影は禁止です。この場で話されたことは他の場では話したりSNSに投稿したりしないでください。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。
テーマ:男のホンネ
男性共通のホンネなどはあるのだろうか?
それぞれの人のホンネがあるだけではないだろうか?
例えば、女性を下に見る発言は本当に男のホンネと言えるのだろうか?
ホンネらしき発言が必ずしも現代社会に適合していないことはしばしば生じる(ポリティカル・コレクトネス的に)。これが様々な問題を生んでいる。
ホンネとは一体何だろう?
内 容:
〇対話のルール説明
〇導入のプログラム
あなたがあまり人に話したことがないホンネについてのエピソードがあればお話しください。
(例)この私の言動がジェンダー差別に当たるかどうかが分からない!
話をしたい人のみ、1~2分くらいでエピソードを話していただきます。
チャットに話のタイトル等を書き込んでください。(今回はチャットの内容を記録には残しません。)
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いをひとつ考えておいてください。
(例)ホンネとタテマエの区別はつくのだろうか?
(例)男と女のホンネの違いなどあるのだろうか?
チャットに書き込んでください。(今回はチャットの内容を記録には残しません。)
その問いの背景、理由等について1~2分で話していただきます。
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを一つまたは二つに絞ります。
今回、後半の対話へ向けて選ばれた問いは以下のものです。
「本音で喋ることは本当に良いことなのか?」
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(今回は対話の内容を記録には残しません。)
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1~2分くらいで)。
(例)ホンネを内に溜め込み過ぎるとストレスになる。タテマエだけでも息が詰まる。
自分のことを大事にするか、相手を大事にするか。この座標軸がホンネとタテマエを考えていく上で、どうしても絡んでくる。
ホンネとタテマエをうまく使い分けられないのは大人ではないということか?
〇終了後に放課後タイムも行いました。(30分)
(記録者:本間正己)
【第402回記録】人生カフェ・【対面】・「参加者で問いを決める」オフライン
第402回目の人生カフェは、2024年3月20日(水祝)13時~15時30分
10名の参加者のもと、オフライン(会場:新宿消費生活センター分館)で実施された。
(進行役:たからん・本間正己)
<PRの際のリード文>
テーマは設けず、自由に問いを出し合います。
今回は、「西国分寺・クルミドコーヒー」、「国分寺・胡桃堂」で行われている「クルミド/胡桃堂の朝モヤ」をリスペクトした方法にします。
下記は「クルミドの朝モヤ」ブログからの引用です。
*****
「正解」のない問いについて、自分や他人の声に耳を傾け、言葉を交わし合う場です。
会が終わった後も、そこでのやりとりについて考え続けてしまったり
何かふとした瞬間に、「はっ!そういえばあれってこれと関係あるかも…」などとひらめいたり。
会の最中もその後も「モヤモヤ」するということで、
いつの頃からか「クルミドの朝」改め「クルミドの朝モヤ」と呼ばれるようになりました。
*****
そんなモヤモヤを、人生カフェ参加の皆さんと一緒に楽しみたいと思います。
<内 容>
★チェックイン
呼ばれたい名前と、今の気分・体調などをひとこと話してもらった。
★問い出し
問いの背景、理由等について1~3分程度で話してもらい、お互いの問いをじっくり聴いて、考える時間とした。
例)…
・頭が良いと賢いとは違うのか?
・色気があるってどういう事か?
・謙虚は美徳と言えるだろうか?
〇なぜ悪役はいつも笑っているのか?
〇オーラってなんなの?ある人ない人あるの?みんなあるの?
〇「他人の考えをわかる」ってどういうこと?
〇コンピュータは人の生活を幸せにしますか?
〇“モヤモヤ” “イライラ”は、どこまで許容すべき?
〇心の平安とは?
〇ワークライフバランスとは?
〇幸福になるには?
〇世の中に“完全”を目指す意味とは?
〇「自己主張」と「自己表現」の違いは何だろう?
〇人生にとって重要なこととは何か?
〇今の心境ってきかれて「普通です」ってどんな状態をいうの?
〇お供えと食べ物の境目はどこなのか?
〇どんな風に考えていますか?
〇「今、ここ」とは?
★問い決め
全ての問いの中から、全員で対話したい『推し問い』を考えていただき、お互いに意見を出し合いながら最終的に1つに絞った。
<問い>
◎世の中に“完全”を目指す意味とは?
★対話(一部を記録)
〇「完全」の例はどんなものがあるのか。
⇒例えば、平和な世界、身近なところでは夫婦間・職場など円満な関係、会話ができる関係構築などが、完全な社会・コミュニティだと考えている。
〇完全とは何だろう。また不完全とは何だろう。
〇人によって国によって文化によって「完全」の定義がかわってくる。別の言葉は何かと考えた時、「存在」ということが浮かんできた。「存在」と言いかえて考えてみる。例えば戦争。戦争を平和ではない不完全なものとして否定し思考の外に出さず「存在」と置きかえ、戦争の意味を考えられる。現にある。何故それがあるのかと考えられる。
〇世の中に……という言葉に前に、自分や個人個人の意識があるとしたら、完全を目指す意味は心の中の「満ち足り」みたいなものではないか。完全に満ち足りていたら「不完全」はないのではないか。「今日は天気がいいなぁ」というような小さなことで足るを知ることが出来る。「満ち足り」は毎日良い気持ちでいきいきと過ごしていこうというイメージがある。
〇問いは大きくて、小さな日常的な事の方が考えやすいとは思うが、例えば戦争の最中には、「今日は気持ちいい」とは思えない。近所で空き巣が頻発していれば満ち足りては暮らせない。世の中の事と個人の事とはリンクしているものだと思う。ただ、それを不完全としてしまうと地球上に完璧な所はなく、どこにでも、完全・不完全のどちらもあるということではないか。
〇「不完全を目指す」という表現はないのだろうか。
〇以前は、「完璧でありたい」とか「白黒つけたい」と思っていた。最近は「グレーでもいいや」「出来なくてもいいや」と、出来ない自分に満足できるようになった。これは、不完全を目指している事になるのだろうか。
〇自分は日々の生活で完全を目指してはいない。現状より一歩一歩、その先の「良さ」を目指している。
〇足るを知る事だと思う。100点満点の100点を目指していて、到達できないと残念に思っていたのが、40点満点の40点を目指すという風になるのが完全ではないか。足るを知る事により満たされる。
〇「不完全を目指す」と聞いて、「敢えて破壊しようとする」という事もあるのではと思った。武道など「道」の世界では「守破離」といって、先ずは型を完璧に覚えるが一定のところまで行くとそれを破りたくなる。その上で自分なりの武道を身に付ける。「不完全」とは、そんなイメージだろうか。
⇒そういう意味で話したのではないが、発想は面白い。
〇完全は良くて、不完全は良くないという評価・概念があると思うが、本当に不完全って良くないのだろうか?
〇「完全」にも色々な段階があるというのが見えてきた。世界が完全になると平和になる。社会が完全になると国が安定して経済的にも豊かになる。個人や家族の場合には、人格が完全になっていく事を目指す。そのような段階・レベルがある。自分は個人の人格の問題と捉えている。
〇人格の完成を目指した先にある世界とは?
⇒中世までは神が完璧と信じられていた。それが信じられなくなってきた時代では、個人・社会の中で見つけようしてもわからず混沌としている状態。先に出た意見の「存在」というのが気になっている。
〇ここでいう「存在」ってなに?「ある」っていうことだろうか?
⇒名前、色、形などの「属性があるもの」とはまた違う、もっと大切ないいもの……というイメージだが、言語化が難しい。質問の中の「ある」っていうことが「単なる属性を超えたもの」という意味が込められているのであればかなり近いものだと思う。
〇自分にとっての「完全」を考えるということは、自分にとって、快適なこと・不快なことなど、考え方の取捨選択のきっかけになる。「完全を目指す意味」があるのではないか。
〇V・Eフランクルの「それでも人生にイエスと言う」という本を思い出した。完全を目指す意味は、人生を肯定する事ではないだろうか。
〇問いの主語が大切だと思う。世界の完全は難しいが、個人の完全を目指すとしたら目的を持つ。評価基準はどんどん変わる。体操でも基準が変わり、昔の体操選手コマネチのように10点10点……という満点は難しい。完全は難しくても努力や研鑽を積むことは意味のあることだと思う。
〇「完全」というのは結果主義で、目指している間は過程であるが、幸福は結果にあるのか?過程にあるのか?昔は結果主義だった。今はどうだろう。
〇結果、過程の分け方にプラスして考えたいこと。個人なのか、他者を含んだ完璧なのか。家庭、国によっての貧富の差がある。また、世の中の為に仕事をしている人が家族に負担をかけている場合など、完璧を目指すのは難しいが諦めたくない自分も居る。
★放課後タイム
約1時間、振り返りも兼ね自由に話をした。
(記録:たからん)
【記録】第401回人生カフェ・年間テーマ「人生」・3月「快・不快と人生」リアル・オフライン(13:30開始)
第401回目の人生カフェは、令和6年3月14日(木)13時30分~16時00分、6名で、新宿消費生活センター分館にて、オフライン・リアルで実施された。(進行役:本間正己)
(PRの際のリード文)
今年の1年間は随時「人生」について考えていきます。
上から目線の人生論を語るわけではありません。主に各人の経験から一人称で考えるようにします。
様々な視点から各月のテーマを設定していきます。
例えば、「子ども時代と人生」「青年期と人生」「成人期と人生」「高齢期と人生」「死と人生」「喜怒哀楽と人生」「愛と人生」「幸福と人生」「親・きょうだいと人生」「学校と人生」「仕事と人生」「お金と人生」………。
ご一緒に人生とはそもそも何なのかについて考えていきましょう。
今回はリアル・オフラインで、午後に開催します。
(話をする・しないは自由です。参加者のプライバシー保護をお互いに大事にします。場を荒らす人には退出をお願いします。安全・安心な場になることを大切にします。)
3月テーマ:快・不快と人生
結局は快楽原則に基づいて、快楽を求めて歩んでいくのが人生なのでしょうか?
マズローの欲求5段階説に則って、より高次の欲求を実現させ、より大きな快楽を享受しようとしているだけなのでしょうか?
苦労するのも、我慢するのも、その後に待っている快楽を望んでいるから?
善悪の善(例えば道徳といったもの)は現代ではあまり価値はないのでしょうか?
生きることを駆動させ、人生を大きく左右もさせる快・不快というものに焦点を当てて考えてみましょう。
ご一緒にいろいろ考えてみましょう。
内 容:
〇導入のプログラム
あなたが自分にとって快だと感じているものを3つ以内でお話しください。
(例)ラーメン、映画、哲学
話したい人のみ、1~2分くらいで体験・エピソードを話していただきます。
*お風呂、ほめられたこと、謎がとけたこと
*おフロ、日差し
*スイミン、美味、単独行動
*花、映画のせりふ、子どもたち
*おいしいもの、お風呂、主治医のことば(又来年も元気で会いましょう)
〇対話のルール説明
〇問い出し
参加者の皆さんには、テーマに関する自らの問いを考えておいてください(ひとつまたはふたつ)。
(例)快楽だけを求めて動いていると、現実から遊離した人生になってしまうのか?
(例)快・不快だけだと、動物的(人間的ではない)になってしまうのか?
その問いの背景、理由等について1~2分くらいで話していただきます。
*不快ってダメですか?
*「不快」に意味(価値)は何かあるか?
*人間にとって快以上に重視される事はどんな事か?
*(人生は一度きり。) 快を求める人生のどこがいけないのだろうか?
*うれしいと快楽(快適)はどう違うのか?
*快い人生と満足する人生は同じことだといえるのか?
*身体的快・不快。精神的快・不快。あなたはその時どうする?
〇問い決め
参加者から出された問いから、入り口の問いを一つまたは二つに絞ります(15分くらい)。
話し合いの結果、今回は以下のとおりに対話を進めることとした。
〈対話の入り口・前半〉
不快について(*不快ってダメですか? *「不快」に意味(価値)は何かあるか?)
〈対話の後半〉
快以上(快以外)の価値について(*人間にとって快以上に重視される事はどんな事か? *(人生は一度きり。) 快を求める人生のどこがいけないのだろうか?)
○休憩
〇対話
入り口の問いから、みんなで対話(フリートーク)をします(1時間くらい)。
(記録は一部のみ)
●快・不快とは感覚レベルのことであり、瞬間的・短期的なことを指していることが多い。喜怒哀楽とは感情レベルのことであり、快・不快と比較すると中・長期的なことが多い。
〈不快について〉
●快はアクセル、不快はブレーキ。両方がないと人生を歩んでいくことはできない。安全運転ができない。
●不快の代表例は「痛み」である。痛みがないと身体を維持していくことは困難である。痛みによって、身体を保存、継続できている。
●しかしながら、過度の痛み(例えば癌による激痛)は軽減してほしい。
●不快がその後の喜びをもたらすことがある。例えば、苦労を重ねた後の達成感は格別である。
●不快がその人の人格を磨く? 「艱難汝を玉にす」 修行といったこと。快だけだと人格や人間性は育たない?我儘になるだけか?
〈快以上(快以外)の価値について〉
●自由、善悪の善(道徳)……?
●過去の出来事、人物、他国の歴史などから自分の人生にとって励みになること
●誇り、尊厳(dignity)……
●快・不快は個人レベル的である。社会的レベルの価値はどうか? 他者との関係についての価値とは?
●快を最上位の価値に位置づける人の人生を動物的だと言って貶めることはできない。
〇最後の20分くらい、振り返りの時間を設けます(ひとり1分くらいで)。
*快・不快(快楽原則・現実原則)で、しばらく生きて、動物になって死んでいくのか?
*人生における賢者タイムの意義とは何か?
*快・不快⇒尊厳
スペースは出来たのか?
*①快・不快の話はけっこう楽しかった。
②人間は社会にとってどう生きたら喜ばれるか。
③少人数で良かった。
*・「快」を3つだけでなく、いくつも書ける気がしたのは、今、幸せなことだと思い、うれしい気持ちになりました。
・さまざまな「哲学対話」は小さな「不快」を消してくれる。
*日々の小さい不快は受け入れつつ、大きい不快は小さくするように工夫する。
〇終了後に放課後タイムを取りました。(30分)
(記録者:本間正己)